第5試合は、新日本プロレスの“エース”棚橋弘至と、世界的な“レジェンドタッグチーム”ロックンロール・エクスプレスがニューヨークで夢のトリオ結成。内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと対戦する6人タッグマッチが実現。
試合前に場内暗転。タイガー服部レフェリーが登場すると、会場の大声援に迎え入れられて、「サンキュー、タイガー」コールが巻き起こった。
L・I・Jはいつもの通り一人づつの入場。BUSHI、鷹木信悟、そして内藤哲也はテーマ曲がかかったとたんに「ナイトー!」コールが大爆発。内藤はスーツ&マント姿の“正装”で花道に登場した。
代わって登場したのは、ロックンロール・エクスプレス。リッキー・モートンと、ロバート・ギブソンの二人が大声援の中で登場。さらに、棚橋が登場するとまたまた会場は大声援。さらに棚橋のヒザにはロックンロール・エクスプレス調のバンダナも巻かれている。
L・I・Jはいつものように拳を突き合わせる。先発は、棚橋と鷹木の対戦。ショルダータックルとぶちかまし合い。鷹木はコーナーラリアットからショルダータックル。「シンゴ」コールも発生する。
ここで鷹木は棚橋とのエルボー合戦。棚橋はふりむきざまのボディアタックからエアギターポーズ。さらに代わったモートンが棚橋と軽快なコンビネーションを見せる。
続いてギブソンとダブルのバックエルボー。棚橋が駆け込んでのセントーンから、3人でのトリプルエアギターを見せる。
しかし試合は、L・I・Jが場外へ引きずりこんでのダーティー殺法。鷹木がモートンを捕獲すれば、内藤はモートンとチョップ合戦。さらにモートンにツバを履いての低空ドロップキックでアピール。内藤は服部レフェリーにもツバをはきかける悪行三昧。
さらにBUSHIはブラインドをついてモートンをTシャツで締め上げる反則殺法からトンピング。鷹木もモートンを痛めつけるが場内は「ロックンロール」コール。しかし、鷹木はボディスラム、さらにモートンの腹に乗って挑発。
しかしセントーン攻撃をかわしたモートン。ここから代わったギブソンが大活躍。鷹木をショルダースルー、ラリアットでなぎ倒す。
続いてギブソンはローリングタッチで、棚橋と交代。前日のボストンで内藤から勝利した棚橋が内藤が向き合う。二人の意地が激しく交錯。張り手にエルボー合戦を見せるが、内藤はネックブリーカーから激しいストンピングを棚橋に連射。コーナーのロックンロール・エクスプレスに拳を上げて挑発していく。
内藤は棚橋に対して、マンハッタンドロップから得意のコーナーミサイル。続いて、BUSHIが棚橋に低空ドロップキックからDDT、さらにミサイルキック を決めて、体を回転させながら立ち上がる得意ムーブ。
BUSHIは鷹木とのツープラトンから、内藤とダブルの低空ドロップキックを棚橋に発射。しかし、棚橋もツイスト&シャウトでBUSHIに反撃、そこからテキサスクローバーホールドの態勢へ入るもこれは内藤がカット。
ここから棚橋、モートン、ギブソンがトリプルドロップキック! さらにギブソンと棚橋がロープを開けたところにモートンが決死の場外トペ!
場内は凄まじい「ロックンロール」コール炸裂。勝機と見た棚橋はBUSHIにカウンターのスリングブレイド。さらに得意のハイフライフローをBUSHIに発射。これを服部レフェリーがシッカリと3カウント。夢トリオが見事に勝利を奪ってみせた。
最後は、3人揃って勝利をアピール。3人とも服部レフェリーとガッチリ握手を交わしたあとに、服部レフェリーも加わっての勝ち名乗りを上げた。