FIGHTING SPIRIT UNLEASHED

日時: 2019年9月28日(土) 開場　19:00開始
会場: アメリカ・Manhattan Center Hammerstein Ballroom（ニューヨーク州ニューヨーク）
観衆: 1,776人（札止め）

第1試合 20分1本勝負

境界線

レフェリー｜ジェレミー・マーカス

MATCH REPORT

　オープニングマッチでは、LA道場での修行が発表された成田蓮が、2000年代に存在したLA道場の道場生だったTJPとシングルマッチ。元WWEクルーザー級王者の猛者を相手に、成田が番狂わせを狙う。
　成田はLA道場勢のテーマ曲、そしてLA道場のTシャツ姿で登場。TJPはブーイングの中、ふてぶてしくリングイン。

　まずはリストの取り合いから、ともにドロップキックを放つが、これは互いにかわす。続いて、TJPはコークスクリューシザースを見せるが、成田もTJPの頭部をカニバサミで捕獲。だが、TJPは倒立して脱出。そして、またもドロップキックを互いにかわしあう。
　TJPは成田のリストをつかんでロープに押し込むと、離れ際にエルボー。すると、成田は胸板に強烈な張り手。そして雄叫びを上げる。
　じじでTJPはオープンフィンガーグッローブを外し、成田が差し出す胸板にチョップと見せかけ、不意打ちのドロップキック。
　さらにTJPは変形のアームバー。続いてボディスラムからセントーン・アトミコ。ペースをつかんだTJPは変形のサーフボードストレッチ。そしてエルボーを成田の頭部に落とす。
　ここからエルボー合戦に突入し、競り勝った成田はドロップキック。だが、TJPはエプロンに出て回避。続いてブレーンバスター、バックドロップとたたみかける。場内はブーイングが発生。
　TJPはトップロープからスワントーンボムを放つが、成田はかわし、フロントスープレックスで反撃。さらに串刺しエルボー、ブレーンバスターと一気呵成に攻め込む。
　成田はフロントスープレックスを狙うが、TJPはこらえる。すると成田は成田スペシャル3号をリング中央で決める。だが、TJPは必死にロープエスケープ。
　成田はもう一度フロントスープレックスの体勢に入るも、TJPはヘッドバットで脱出。そしてスキをついてコブラツイストで捕獲。そのままグラウンドコブラに持ち込むが、成田はカウント2でキックアウト。
　するとここでTJPはピノイストレッチ。だが、成田はロープに逃げる。するとTJPはアームブリーカー。しかし、成田もエルボーを返していく。
　だが、TJPはキックで動きを止め、両肩に担ぎ上げるが、成田は回避してドロップキック。そしてフロントスープレックスを狙うも、切り抜けてTJPはヒザ十字固めで捕獲。しかし、成田は切り抜けて丸め込み。これを返したTJPはデトネーション・キックを決めてフォールへ。これはカウント2でキックアウトするも、最後はTJPがピノイストレッチでギブアップ勝ちを収めた。

COMMENT

TJP「どれだけ立ち上がって、そしてどれだけ進めばいいのか。お前はそれが、それがまだ足りない。全然足りない。俺は心の中で、お前が怯えずに突き進んで……（※と歌っていたが）あ、悪い悪い。つい、上機嫌になってカラオケで歌ってしまったよ。今夜、つかみ取ったこの勝利は、大きいと思っている。大都市、ビッグアップルで、みんな絶え間なく変化している中、俺も変わったところを見せていかなければならなかった。彼も同じ思いでこの街にやってきたんだろう。ヤングライオンの闘う精神は大きなものだ。だが、まだちょっと時間が足りないかな。彼に必要なのは、状況判断をして頭を使うことだな。レンにその能力が備わったら、さらに素晴らしくなるよ。すでに彼は、とても、とても、とても、とても素晴らしいヤングライオンだ。それは否定しない。だけど俺はもうすぐ（ニュージャパンの）、クルーザー級に、ジュニアヘビー級に、飛び込んでいく。『SUPER Jr. TAG LEAGUE』が、待ち受けてるよな。俺にとっては特別な舞台だ。ナリタ以外のLA DOJOのヤングライオンたちに、先輩としての俺を見せてやる」

※成田はノーコメント