9.16鹿児島で行われる「YL杯」公式戦・上村vsコナーズの前哨対決。なお、翌日(9月13日)の山口大会では、海野と上村、コナーズとリチャーズが公式戦で当たる。
天山対小島で試合がスタートし、チョップの打ち合いから天山が顔面攻撃。すると、小島がカウンタータックルでなぎ倒すが、天山も負けずにモンゴリアンチョップ3連発で巻き返した。
上村対コナーズとなり、見応えのあるグラウンドレスリングを展開。そこから上村がヘッドシザースを繰り出すと、コナーズも切り返して同じ技を返す。
その後、コナーズが強烈な逆水平チョップを食らわせるが、上村がボディスラムで報復。これでコナーズは赤コーナーへ連れ込まれてしまい、天山&上村もダブルタックルで吹き飛ばされる。
コナーズの劣勢は続き、天山が急所攻撃、顔面攻撃で痛めつける。だが、カウンタードロップキックで海野に逆襲し、ようやく小島と替わる。
その小島は海野に対し、逆水平チョップ乱打、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップ、エルボー連打、ローリングエルボー、DDTと得意技を連発。続いてブレーンバスターの体勢に入るが、海野が反対に投げ捨てる。
これで天山が登場し、小島にモンゴリアンチョップ連打を浴びせて行く。しかし、小島が3発目をブロックしてモンゴリアンチョップを返し、コジコジカッターで逆転した。
天山対リチャーズとなり、小島が串刺しバックエルボー、リチャーズが串刺しジャンピングボディアタック、リチャーズがカウンターラリアット。
続いてリチャーズはエルボー連打からロープへ走るが、天山がカウンターラリアットでなぎ倒す。そして、アナコンダスラムからのアナコンダバイスでギブアップを奪った。
試合後、上村とコナーズが乱闘を展開し、ゴングが激しく打ち鳴らされる。一方、天山と小島は握手で互いの健闘を称えた。
天山「OK。大阪、しっかりと。まあ今シリーズ、(自分の試合は)今日の大阪が最後なんでね、ビシッと……。今シリーズずっと、ヤングライオン絡めてテンコジ対決やってるわけで。コジとやってみてね、いつも組んでるからわかんない部分あったけど、やっぱり、こうやってお互いぶつかってやると、それはそれで気持ちいいし、俺ら組んでも闘っても、どっちにせよテンコジはテンコジで変わりないっていう、そういう自信やないけどね、確固たるモン持ってますから。しっかりと……。あとはもうヤングライオンが、イキが良すぎてね、試合終わってからもああやって掴みかかっていくっていうのは、すごくいいことですけど、やるんだったらリング上でもっとガンガンやり合えって。次の明日、あさって、シングルマッチあんのか知らないですけど、しっかりと、そのシングルでお互い意地と意地ぶつけあって闘っていけっていう話よ。試合終わってから、あれ以上やる必要ない。今日で自分はいったん(東京に)帰りますけど、次の試合の時はね、また改めて天山広吉、また一段とすごくなって帰って来るから。そういうことです。OK、カモン!」
海野「まずは明日。明日。大事なのは明日。明日、試合なくて移動日だけだけど、しっかり体のコンディション整えて、あさっての上村戦、必ず勝ってみせます」
上村「とりあえず、俺が今見てるのは海野翔太だ。クラーク(・コナーズ)、邪魔すんなよ」
小島「さあ、これで今回、自分の出番は終わりかな? たださ、今日の試合見てもらってもわかるけど、いつでもどこでも試合できるから。いつでも呼んでくれよ、新日本プロレス。この俺が必要な時、あったらでいいけど、ないかもしんないけど、いやあるよ、きっと。俺みたいな人間は、自画自賛だけど、絶対にどっかで必要とされてるから。そう思って、また明日から、元気よく頑張りたいと思います。ありがとうございました」
コナーズ「マイケル(・リチャーズ)、負けてしまったな。ちょっと負け過ぎだぞ。次はやり返すぞ。ウミノ、お前は何を考えてるんだ。お前との公式戦はもう終わっただろ」
リチャーズ「(※後ろ側の首筋を冷やしながら)今夜もまた、昨日に続いてテンザンサンにやられてしまった。でも、勝利に浸っていられるのは一瞬だけだ。本気で言ってるんだからな。明日は試合はない。回復に努めて、土曜日(9.14山口)のコナーズ戦に備える。俺がお前に、ファレ道場がどういうものかを叩きこんでやる」