9.15別府で行われるIWGPタッグ戦タマ＆タンガvs石井＆YOSHI-HASHIの前哨対決。両チームはかねてから因縁があり、前日の6人タッグ戦でも試合後に乱闘を展開。石井＆YOSHI-HASHIがタマ＆タンガを痛めつけて同王座に挑戦表明し、今大会の数時間前に正式決定となった。

　BULLET CLUBがゴングを待たずに襲い掛かり、いきなり大乱闘で試合がスタート。そんな中、YOSHI-HASHIがタンガのスローイングを利用し、場外の邪道へスライディングキックを見舞う。
　しかし、邪道が竹刀攻撃でYOSHI-HASHIのロープワークを妨害し、タマ＆タンガが捕まえる。そこへ石井が飛び込み、タンガにショルダータックルをお見舞い。そして、YOSHI-HASHIがタマに串刺しラリアット、ショルダータックルを食らわせた。
　ヘナーレ対オーエンズとなり、ヘナーレがカウンタージャンピングショルダータックル。だが、追撃から逃れたオーエンズがヘナーレを場外へ落とし、ロープの間からドロップキックを浴びせる。
　これでヘナーレは孤立してしまい、タンガがトップロープ越えのセントーンアトミコ、タマがトップロープ越えのジャンピングエルボードロップなどで追撃。
　たまらず石井がリングへ入り、タマとエルボー合戦を繰り広げる。それをタマがドロップキックで蹴散らすも、直後にヘナーレがバックフリップで叩きつけた。
　YOSHI-HASHI対タマとなり、YOSHI-HASHIがヘッドハンター、串刺し逆水平チョップ、フェイント式バックキック、トップロープを利用した低空ドロップキックと得意技を連発。
　続いて石井対タマとなり、石井がYOSHI-HASHIと連携攻撃を仕掛ける。しかし、タマがロープワークでフェイントをかけ、タンガがダブルハンドラリアットで2人の後頭部を殴る。
　その直後、タマ＆タンガが石井に波状攻撃を敢行し、替わったオーエンズが変型鎌固めで追撃。すると、ヘナーレがスピアーでタマ＆タンガを吹き飛ばすが、オーエンズがファイナルカットで黙らせる。
　続いてオーエンズは石井に打撃コンビネーションを繰り出し、首固めで奇襲。さらに、逆さ押さえ込みの体勢から低空ニーアタックを放つ。
　これを石井が受け止めると、オーエンズはその場飛びジャンピングニーアタック、低空ランニングニーアタックをお見舞い。
　次にオーエンズはパッケージドライバーの体勢に入るが、YOSHI-HASHIがカットに入り、カウンターラリアットで吹き飛ばす。そして最後は、石井が垂直落下式ブレーンバスターでオーエンズを葬った。

石井「決まったな、オイ。YOSHI-HASHI、３年前を忘れてねぇよな？」
YOSHI-HASHI「もちろん！　大阪府立、俺たち、石井さんと挑戦して、あの時負けてっから、今回は必ず、石井さんとベルト、キッチリ獲ってやる」
石井「カマしてやれ！（※と、一人で控室へ）」
YOSHI-HASHI「OK！（※一人残って）邪道がいても誰がいても、勝つのは俺たちだ！」
ヘナーレ「昨日、言い訳はしないと言った。だから今日は何も言わない。だが、チェーズ・オーエンズ！　オマエとはまたやるぞ！　オマエのパッケージ・ドライバーなんて何度でも受けてやる！　もう一回オマエとやりたいんだ！」
　
チェーズ「クッソー！　自分の思うポジションにイシイを持ち込むことができたのにもう少しのところでYOSHI-HASHIの野郎にやられてしまった。ワン・ツーまでいったはずなのに……YOSHI-HASHIの野郎！　また痛い目に遭えばいい」
タマ「俺たちの目の前には2人の男がいる。1人は老いぼれて身体もボロボロ。もう1人も身体はボロボロ。あんな奴らは俺が引退に追い込んでやるよ。タイトルマッチがしたいとか言ってるけど、タイトルマッチじゃない。お前たちの引退試合の相手を俺がしてやる！」
※タンガはノーコメント