IWGP IC王者の内藤が、9.22神戸で行われる防衛戦の相手であるジェイと前哨マッチで激突。

　ゴング前から大「内藤」コールが起きる中、ジェイ＆オーエンズの奇襲で試合がスタート。しかし、孤立したEVILがトレイン攻撃から逃れ、2人をショルダータックルで次々に倒した。
　これでオーエンズが孤立するも、控えのジェイがEVILを場外へ引き込む。そして、EVILを羽交い絞めにすると、オーエンズがロープの間からドロップキックを食らわせる。
　たちまち場外乱闘が巻き起こり、オーエンズがEVIL、ジェイが内藤を痛めつける。これで今度はEVILが孤立し、ジェイがブレーンバスター、スリーパーホールド、オーエンズがバックブリーカー、顔面攻撃などで集中砲火を浴びせる。
　それでもEVILはオーエンズの脚を海野レフェリーに持たせ、トラースキックを発射。ところが、オーエンズが受け止め、ローリングバックエルボーを浴びせる。だが、EVILはフィッシャーマンバスターでオーエンズを叩きつけ、ようやく脱出に成功。
　内藤対ジェイとなり、ロープをまたいだ内藤をジェイが急襲。すると、内藤はツバを吐いて挑発し、ヘッドシザースホイップで場外へ落とす。そして、鉄柵攻撃をお見舞い。
　これで内藤のペースとなり、ドラゴンスリーパー式バックブリーカー、後頭部への低空ドロップキック、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキック、スイングネックブリーカードロップなどで一方的に攻め立てる。だが、次のジャンピングエルボーアタックはジェイが回避し、DDTで逆転した。
　内藤対オーエンズとなり、トレイン攻撃からジェイがブレードバスター、オーエンズが低空ランニングニーアタック、ジュエルハイスト。
　続いてオーエンズはパッケージドライバーを狙うが、EVILがカットし、ダークネスフォールズでジェイを戦闘不能にする。
　さらにEVILはオーエンズの低空ニーアタックを受け止め、ローリングエルボーをお見舞い。さらに、内藤がシャイニング延髄斬り、EVILがラリアットで追撃し、内藤がジャックナイフ式エビ固めで押さえ込む。
　それでもオーエンズが肩を上げると、最後は内藤がデスティーノで葬った。

　試合終了後、内藤はリングへ寝転びアブレ・ロス・オホスポーズでジェイを挑発。そして、場外へ降りると、セコンドの外道を激しく痛めつける。
　その乱闘へジェイとEVILも加わり、場内は大混乱。そこから内藤はリング中央に寝そべり、さらにジェイを挑発。するとジェイも腹這いで内藤に急接近し、両者が不敵な笑みを浮かべてお互いを挑発した…。

EVIL「何度でも言ってやるよ。IWGPヘビーを一番欲してるのは、この俺だ。誰に何を言われようと、関係ねえんだよ。この俺が、一番IWGPヘビーを欲してるんだ。よく覚えとけ」
内藤「楽しい時間ていうのは、やはりアッという間に過ぎてしまうもんだね。ジェイ・ホワイトとの前哨戦、やっぱ楽しいからさ、自然と笑顔が出ちゃうよ。残り、（※指を立てながら）鹿児島、松江、鳥取、京都。あと４回、前哨戦があるのか。そして、その次には神戸ワールド記念ホール。Dia Del Destino（ディア・デル・デスティーノ）、運命の日まであと７日。それから、それから、俺は昔言ったことをなかったことにはしたくないんでね。かつて、ここ別府ビーコンプラザで、『いつかLOS INGOBERNABLES de JAPONで、この会場を超満員にしてみせる』と、宣言したことがあったっけね。今日も随分たくさんのお客様が、この別府ビーコンプラザに駆けつけてくださいましたよ。でも、上の方はね、まだ開放してないわけで、まだまだ、お客様を入れるスペースがあるわけですよ。悔しくないわけないでしょ。俺は過去の発言をなかったことにはしないから。我々、LOS INGOBERNABLES de JAPONの力で、ここ別府ビーコンプラザを近い将来、超満員にしてみせますよ。というわけで、じゃあ明日は、鹿児島で行われるビッグマッチで、またお会いしましょう。アスタ・マニャーナ、アディオス」

オーエンズ「大丈夫だ。まだこのツアー、5大会が残っている。それから…ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアで『FIGHTING SPIRIT UNLEASHED』だ。ザ・ロックンロール・エクスプレスが参戦するらしいな。リッキー・モートンはいつも俺のスポットライトを横取りしようとしてくる。すべてを自分の手柄にするつもりだ。いやいや、俺は自分の実力だけでここまで来たんだ。リッキー・モートン、 ロバート・ギブソン、俺もパートナーを連れて来るから、覚悟しとけよ」
ジェイ「チェーズ 、大丈夫か？ 氷を取ってこいよ。なんで内藤は外道に手を出すんだ。許されない行為だ。だが、最後に笑うのは俺たち2人だ。内藤、今はやりたい放題やってろよ。俺でも外道でも好きに手を出せばいい。だが、外道は天才だ。彼には先の未来が見える。だが内藤、お前は自分の目の前で起こってることしか見えていない。それから…今日お前とEVILが睨み合ってたな。最近バックステージのコメントをチェックしてるが、EVILはIWGPのベルトを狙ってるらしい。そして、内藤お前は2冠王を目指している。つまりお前たち2人が闘う日も近いだろう。EVILのことが気になるだろうが、今は数日後に迫った俺との試合に向けて気を抜くなよ。『G1（CLIMAX）』で俺に1度負けてるんだからな。俺は今まで何度も見過ごされてきた。BULLET CLUBの連中と内輪でゴタゴタ揉めてたケニー・オメガの隙を突いて倒したのは、俺だ。去年の『G1』で髪を真っ赤に染め、風船を振り回しておかしくなってたオカダは俺に負けた。そして、東京ドームでファンの反応にばかり気を取られていたあいつをこの俺がまた倒した。棚橋…お前が俺に敗れ、“スイッチブレードショック”なんて呼ばれたが、サプライズでも何でもない。コンディションが悪化していくあいつをこの俺が倒し、IWGP王者になっただけだ。内藤、お前も『G1』で俺に対して無関心だった。お前の頭は飯伏と2冠王のことでいっぱいだった。そして俺に負けた。今度もまたユニット内の抗争に気を取られている。だが、今お前の目の前に立っているのはこの俺だ。俺はお前の”デスティーノ”だ。運命からは逃げられないぞ。俺の”デスティーノ”が導くのは史上初のICとIWGPの2冠同時戴冠だ。お前の”デスティーノ”は…スイッチブレードと呼吸…それまでヘラヘラ笑ってるがいい」