NJPW Royal Quest

日時
2019年9月1日(日)   15:00開場 17:30開始
会場
イギリス・ロンドン・ザ・カッパー ボックス
観衆
6,119人(満員)

第8試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合

  • <第69代チャンピオン>

  • <チャレンジャー>

VS

  • ※3度目の防衛戦

境界線

※オカダが3度目の防衛に成功

MATCH REPORT

 メインではIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカに鈴木みのるが挑戦。8.12日本武道館の『G1 CLIMAX 29』最終戦で行なわれたタッグマッチで、鈴木はオカダをゴッチ式パイルドライバーでピンフォール。そして、試合後に『G1』不出場の鬱憤を爆発させるように「そのIWGPヘビーのベルト、俺によこせ!」と宣戦布告し、イギリスの地で両者が雌雄を決することに。
 前日、イギリスRPWによるYork Hall大会『SUMMER SIZZLER』では前哨戦としてオカダ&棚橋弘至vs鈴木&ザック・セイバーJr.が行なわれ、ザックが棚橋に丸め込みで勝利。その試合後、鈴木は「アイアム・ニュー・IWGPチャンピオン!」と堂々のアピールを繰り広げた。
 オカダはIWGPヘビーのベルトを腰に花道を進み、リング手前で鈴木とにらみ合いを展開。
 
 開始のゴング、両者は相手の様子を伺う。そして、距離を詰めた鈴木がローキックを繰り出す。続いて手四つで組み合うと、オカダがリストを捕獲。場内は「オカダ!」と「スズキ!」コールが交錯。
 鈴木もリストを奪い返し、オカダをねじ伏せる。そして腕固めを狙うが、オカダは脱出し、すばやく立ち上がる。
 鈴木は再びリストを捕らえるが、オカダはグラウンドに持ち込んで左足をレッグロックで捕獲。鈴木は腕ひしぎ逆十字で切り返し、さらに三角締めに移行。オカダはすかさずロープエスケープ。
 両者はリング中央でにらみ合い。鈴木は不敵な笑みと共にエルボーを打ってこいと挑発。ここからエルボー合戦に突入し、続いてオカダは低空ドロップキック。
 さらにオカダはエルボーを連発するが、鈴木はロープ際でぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字。
 そのまま場外戦に持ち込んだ鈴木は、オカダを鉄柵に叩きつけ、イスを手にする。だが、これは海野レフェリーが注意。
 スキをついてオカダが鈴木を捕獲し、花道でのツームストンパイルドライバーを狙う。だが、鈴木が脱出し、逆にゴッチ式パイルドライバーの体勢に。オカダがこらえると、鈴木はパンチで動きを止める。そして、花道を疾走してオカダの胸板にサッカーボールキックをお見舞い。
 鈴木はもう一度イスを手にし、リングに投げ入れる。そして、イスにふんぞり返ってオカダを挑発。
 オカダがリングに戻ると、鈴木はストンピング。オカダもエルボーの連発で反撃するが、鈴木は高笑い。そして、エルボー一発でダウンを奪う。
 続いて鈴木はオカダの両腕を捕獲し、逆片エビ固め。さらにSTF、レッグロックとダメージを蓄積させる。
 鈴木は自ら技を解くと、場内を煽ってからオカダの胸板にサッカーボールキック。だが、オカダは立ち上がり、両者は打撃合戦を展開。
 オカダはランニングエルボーでダウンを奪い、ネックスプリングで起き上がると串刺しエルボー。さらにDDTを決てフォール。カウント2でキックアウトした鈴木は、場外にエスケープ。
 するとオカダはプランチャを見舞い、雄叫びを上げる。オカダは鈴木をリングに戻し、リバースネックブリーカーを狙う。
 だが、こらえた鈴木は串刺しフロントキック、サッカーボールキック。さらにオカダのエルボーをかわして脇固めに捕らえる。オカダは必死にロープエスケープ。
 鈴木はオカダにキックを連発。オカダはエルボーを返すが、鈴木はオカダの右腕を捕らえ、そこにエルボーを落とす。
 そして、尻餅状態のオカダにランニングしてのフロントキックを叩き込む。
 ここを勝機と見た鈴木はゴッチ式パイルドライバーを狙うも、オカダはリバース。そして、鈴木にダイブしてヨーロピアンアッパーカットを叩き込む。
 オカダはショットガンドロップキックを炸裂。そしてヘビーレインを決めてフォールに入るも、カウントは2。
 ならばとオカダはボディスラムを見舞い、トップロープからダイビングエルボーを投下。
 オカダがレインメーカーポーズを見せると、鈴木は怒りの形相で張り手。ここからエルボー合戦に突入し、鈴木は不敵な笑み。そして、強烈なエルボーを叩き込むと、オカダはふらつきながらも気合を入れてエルボーで応戦。
 ここで鈴木は手をうしろに組んで「来い、オカダ!」と咆哮。オカダが渾身の一撃を叩き込むと、鈴木は後退。すると、今度はオカダがうしろに手を組んで挑発。鈴木が強烈なエルボーでダウンを奪うと、場内はどよめきに包まれる。さらに鈴木はオカダの後頭部にエルボー。
 ここで一気に鈴木はゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るも、オカダは足をバタつかせてこらえ、逆にリバースネックブリーカーを炸裂。
 ここから両者はヒザ立ち状態でエルボー合戦。そのまま立ち上がってもエルボーの応酬を繰り広げ、オカダが競り勝つ。
 すると鈴木は一本足頭突き。しかし、オカダもドロップキックで反撃。そして、相手のお株を奪うスリーパーを決める。
 鈴木がヒザをつくと、オカダはエルボー。そしてロープに走るが、鈴木は追走してドロップキックをヒット。
 今度は鈴木がスリーパーを決めるが、オカダはロープエスケープ。すると鈴木はスリーパーから逆落とし。そのまま手を離さずスリーパーで締め上げると、オカダの動きが止まる。
 レフェリーがオカダの腕を上げて状態を確認すると、オカダはスキをついて、鈴木にショートレンジのラリアットを炸裂。さらにもう一度ショートレンジラリアットを見舞い、雄叫びを上げる。
 そしてレインメーカーを狙うが、切り抜けた鈴木は張り手一閃。そして打撃のコンビネーションでオカダをサンドバッグ状態にし、ダウンを奪う。
 鈴木はスリーパーを決め、ゴッチ式パイルドライバーの体勢へ。だが、オカダはこらえ、鈴木の右足を捕らえる。鈴木はヘッドバットを見舞うが、オカダはその足を振り回し、鈴木の背中にドロップキック。
 さらに正調のドロップキックを決め、レインメーカーの体勢に。しかし、鈴木は切り抜けてスリーパー。続くゴッチ式パイルドライバーはオカダがこらえるも、鈴木はラ・ミスティカを狙う。しかし、オカダは鈴木を空中で捕らえて、ひねりを加えたツームストンパイルドライバー。そして最後はレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪い、死闘に終止符を打った。

COMMENT

オカダ「簡単に言って、驚きました。鈴木さん、『G1』出てないってことじゃないよ。51歳があそこまでの動き、あそこまでの闘いをできるってことに、本当に驚かせてもらいました。本当にロンドンで鈴木さんと闘えて良かったと思います。
正直、日本では、あんな鈴木コールが起きることはないでしょうし。最初はあんなにもオカダコールで始まったのに、最後あんなにも鈴木コールに変わったことにビックリしましたし、本当に良かった。もちろんこんな闘いができるのであれば、まだまだ鈴木さんとやる機会あると思うし。52歳になっても、53歳になっても、ひとり65歳になってもオカダ・カズチカに挑んできた人を知ってるので。別に15年後、鈴木さんとやってもいいんじゃないかなと思いました。
そして本当に日本だけじゃなく、アメリカもそうだし、こうやってイギリスでもIWGPのベルトを懸けてやって、これだけのお客さんを入れて、本当にまた胸を張って帰りたいなと思います。まだ海外の大会はありますけども、MSGもやって、ダラスもやって、ここでカッパーボックスでもやって、やっぱり新日本プロレスはオレしかいないなと、あらためて思いました。
だいぶ昔のような気もしますけど、『DOMINION』でもふがいない姿を見せて、『G1』でも優勝できなくて。久しぶりにこうやって、勝って、胸を張って帰れるので。でもこれで終わりじゃなく、つぎSANADAさんが出て来たので。今年、何回もやってますけど、やっぱりライバルっていうのは何回もやる使命だと思いますし、つぎ正式に決まれば、つぎも勝って、またそのつぎに向かっていきたいと思います」
――イギリス特有のものを感じることはあった?
オカダ「スゴいそこまでなにかを感じたっていうのはないですね。やっぱりやってることは、ボクらはリング上で闘っているだけなので。そこを応援する、それが今日の鈴木コールにつながったと思いますし。なにかスゴい変わるっていうわけじゃないですけど、こういうのをしっかり積み重ねていって、どんどんどんどん上を目指していきたいですし。こうやって海外、いろんなとこ入っていても、肝心の日本がダメじゃんなんて言われたくないので。世界中のプロレスを盛り上げていきたいなと思いますね」
――中盤のエルボー合戦が印象的だったが、どういう気持ちで?
オカダ「あれは正直、51歳のエルボーじゃないですよ。それこそ、プロレス界でいちばん強いエルボーなんじゃないかなと。最強のエルボーだと思いますし。でもチャンピオンとして、あれは絶対よけるわけにはいかないですし、必ず歯を食いしばって、立ち上がろうと思いましたし。本当にああいうのって日本のプロレスでしか見ることができないものだと思いますし。キツいっすよ。でもエルボー合戦では正直、上を行ったとは思ってないですけど、試合としては勝てたので、また今日の経験値を得て、また強くなれたんじゃないかなと思いますね」

※鈴木はノーコメント

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