ジュース&ヘナーレvsモクスリー&海野のタッグマッチ。モクスリーは、6.5両国国技館でジュースからIWGP US王座を奪取。一方、昨日の『G1』Bブロック公式戦では、ジュースが勝利している。
モクスリーがゴングを待たずにジュースを襲撃し、そのまま試合がスタート。そして、モクスリー&海野がジュースにダブルバックエルボーを食らわせ、海野が低空ドロップキック、モクスリーがエルボードロップで追い討ちをかける。
これでジュースは動きが止まってしまい、海野がインディアンデスロック、モクスリーが逆片エビ固めなどで攻め立てる。だが、ジュースはプリンスズスロウンでモクスリーに逆襲し、赤コーナーへ帰還。
ヘナーレ対海野となり、海野がカウンターランニングエルボー、串刺しバックエルボー、ブレーンバスター。しかし、ヘナーレが逆水平チョップ連打を浴びせ、ブレーンバスターで叩きつける。
続いて海野&モクスリーは合体ラリアットを仕掛けるが、ジュースがモクスリーにスピアーを見舞ってカット。さらに、プランチャで分断する。
一方、ヘナーレはショートレンジラリアットで海野を吹き飛ばし、ランニングヌカドーラで追撃。そして、TOAボトムの体勢に入るが、海野が抵抗し、ジャーマンスープレックスホールドで巻き返す。
次に海野はフィッシャーマンズスープレックスを狙うが、ヘナーレがヘッドバットを見舞って黙らせる。そして最後は、TOAボトムからのエビ固めで3カウントを奪った。
ジュース「(※両肩を担がれたままで立ち止まり)俺はアイツのベルトを獲りに行くって言っただろ? アイツだって、タイトルを懸けてやろうと言ってたはずだ。まぁ、アイツらはやりたい放題にやるだけだろうから、俺は戦うのみだ。あのベルトは俺の元に戻ってくる!」
ヘナーレ「ジュースは大丈夫かなぁ? あんまり見てなかったから、何が起こったのか分からないが、トーア・ヘナーレ的には武道館3デイズを3勝で終わることができた。ジュースとジョンの関係はよく分からないが、ジュースは絶対に諦めないし、追いかけ続けるだろう。ジュースは、俺が知る中でも誰よりも速く外国人スターの座に上り詰めた男だ。だからアイツは戦い抜くに違いない。そして俺の戦いは続いていく。どんな挑戦が来ても、それを受けるだけだ。『G1』最終戦は終わった。もう何も言うことはない。だが来年の『G1 CLIMAX 30』には、俺は必ず出場して戦ってみせる。『G1』に出場することができなければ、それは“死”を意味する!」
モクスリー「(※足を引きずり、満面つらそうな表情でインタビュースペースへ。海野は後から来て床に倒れ込む)イテテテテ! 何だったんだ! このシリーズも終わったが、今はクソみたいな気分だし、俺の体もクソみたいな状態だ。まぁこれが、5週間日本で戦い抜いた証ということなんだろう。実際、俺も精根使い果たした気分だ。初めて紙にハサミを入れるような気分なんだが、ジュース、オマエはまたやってくるんだろう? だがオマエには、また俺に挑戦するチャンスはないということだけは言っておこう。(※と言って一人で立ち去る……が、また戻ってきて)いやいや、ちょっと待てよ。ハッキリさせときたいことがある。ジュース、俺にとっては、オマエに休みを与えることすら気に食わねぇ。だから、これでやろうじゃねぇか。ノーDQマッチだ! 翔太、帰るぞ!」
海野「(※モクスリーのコメントの間ずっと倒れ込んでいたが、モクスリーについて控室に向かう途中に)絶対諦めない。無駄にはしないからね」