試合開始前、8月1日(現地時間)に亡くなられたハーリー・レイスさん(享年76)の追悼セレモニーが行なわれた。
レイスさんは1958年にデビューしたアメリカマット界のスーパースターで、NWA世界ヘビー級王座を8度も戴冠。“ミスタープロレス”や“美獣”という異名で人気を博した。
1968年2月に日本プロレスへ初参戦したのち、1970年代は全日本プロレスで活躍。ジャイアント馬場やジャンボ鶴田らと好勝負を繰り広げ、ファンを熱狂させた。
2014年1月4日には、新日本プロレスの東京ドーム大会に登場。NWA世界ヘビー級選手権試合ロブ・コンウェイvs小島聡の立会人を務め、オールドファンを喜ばせた。また、同年11月にはレイスさん主催の『WLW Wrestling Camp 2014』に新日本プロレスの選手たちが参加したこともあった。
セレモニーには、選手たちのほか、坂口征二取締役、菅林直樹会長も参列。タイガー服部レフェリーがレイスさんの遺影を持ってリングに立ち、テンカウントゴングの中で黙とうがささげられた。