HEIWA Presents G1 CLIMAX 29

日時: 2019年8月4日(日) 13:30開場　15:00開始
会場: 大阪・大阪府立体育会館（エディオンアリーナ大阪）
放送
観衆: 5,555人（札止め）

第1試合 20分1本勝負

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　ヘナーレと3人のヤングライオンたちによるフレッシュな第1試合はタッグマッチ。

　先発はヘナーレと成田。まずは成田が片足タックル。しかし、ヘナーレもテイクダウンを許さない。そして「カモン！」と成田を挑発。成田はそれに応えてチョップを打っていく。ヘナーレも打ち返しチョップ合戦になるが、成田はエルボー、ガットショットでヘナーレを押し込んでいく。
　そしてコーナーに押し込みエルボーを連打した成田。しかし、ヘナーレはショルダータックルで反撃すると逆に成田をコーナーに押し込んでエルボー連打のお返し。逆水平チョップ、ダブルチョップで成田をダウンさせてみせる。
　続いて上村が登場。成田の左足にストンピングを加え、グラウンドのドラゴンスクリューのようなレッグブリーカー。さらにアキレス腱固めで成田の左足をいためつけていく。そして再びヘナーレ登場。ヘナーレは倒れている成田にストンピングを叩き込んでいく。
　そして成田をコーナーに振ったヘナーレ。成田が返ってきたところをファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げるが、成田も着地して阻止。ヘナーレのバックを奪う。ヘナーレはバックエルボーでこれを振りほどきロープに走る。だが、成田はカウンターで捕まえてフロントスープレックスで投げ飛ばしてみせた。
　ここで両陣営、上村と海野にタッチ。上村は海野の出鼻をくじくようにエルボーを炸裂させ、続けて串刺し式のドロップキックを胸板に叩き込む。そして、ショルダータックルでふっ飛ばしてから、逆エビ固めに捕獲だ。
　ここは成田がカット。その成田をヘナーレがチョップを打ち込み場外に排除。立ち上がった上村は海野の両腕を自分の脇に挟んでカンヌキスープレックスの体勢に。海野のニーリフトを食らって振りほどかれてしまうが、上村はすぐさまエルボーと逆水平チョップで追撃だ。
　しかし、海野もすぐさまバックエルボーでやり返し、上村が倒れたところで低空のドロップキックを発射。その顔面を打ち抜いてみせる。そして成田が入ってきてトレイン攻撃。成田のフロントキックに続き、海野がコーナートップからミサイルキックを炸裂させる。
　続けてフィッシャーマンズスープレックスの体勢に入った海野。しかし、これを上村はスモールパッケージで切り返す。だが、立ち上がった上村が突っ込んできたところを海野はキャッチ。スパインバスターで叩きつけると、最後はフィッシャーマンズスープレックスホールドで3カウントを奪ったのだった。

COMMENT

海野「必ず、新日本のトップに立ってやるから。そして、『G1』に出て、大阪のメインイベント、締めてやる。必ず強くなって、もっと大きくなって、新日本の台風の目になってやるからな」
※成田はノーコメント

ヘナーレ「俺のヤング・ボーイ、パートナーをあいつら倒したな。でも、今日は悪い事ばかりじゃない、良い点もあった。このツアーに関してだけでも俺は常に上を見上げてる。過去よりも確実に俺は強くなっている。より良い選手になっているんだ。もうかつてのような負け方はしない。俺は肉体も精神も以前より強くなっているし、魂はよりハングリーになっている。もっと俺はファイトがしたいんだ。『G1』だろうが『タッグリーグ』だろうが何であろうが俺はベストなものを見せていく。世界で最高のヘビー級のレスラーであることをどんどんどんどん成長して証明していく。成田、翔太、俺はお前たちの未来で待っているぞ」
※上村はノーコメント