第3試合は内藤哲也(3勝3敗)&鷹木信悟(2勝4敗)&BUSHIvsタイチ(2勝4敗)&鈴木みのる&金丸義信。明日の8.4大阪のメインでは、Bブロック公式戦として内藤と鷹木のL・I・J同門対決が実現。初の一騎打ちを前にタッグを組む両者が、鈴木軍を相手にどんな動きを見せるのか、注目が集まる。
鈴木軍はユニットのテーマ曲で入場。タイチはコールされると、尾崎リングアナに喉輪を仕掛けて威嚇。L・I・Jはそれぞれの入場テーマで登場し、ステージ上で揃ってから花道を進む。内藤は手にIWGPインターコンチネンタルのベルトをぶら下げている。
ゴング前に鈴木軍が襲いかかって開戦。タイチは内藤、金丸は鷹木を場外に連れ出す。リング上では鈴木がBUSHIをスリーパーで捕獲。そのまま場外になだれ込むと、鈴木はBUSHIを鉄柵に叩きつける。さらに観客席にBUSHIを放り投げ、イスや鉄柵を投げつける。
BUSHIはカウント17でリングに生還。金丸はBUSHIの左腕にエルボー、そしてストンピングを連発。さらに左足を痛めつけ、鈴木とスイッチ。鈴木はBUSHIの左足にアキレス腱固め。BUSHIはロープに手を伸ばすも、タイチが妨害。だが、佐藤レフェリーが阻止し、BUSHIはロープエスケープ。
鈴木はBUSHIの左足を捕らえるが、BUSHIはスピンキックで脱出。続いて内藤とタイチのマッチアップ。内藤はタイチにティヘラ。飛び出してきた金丸には、後頭部への低空ドロップキックをお見舞い。
さらに内藤はタイチにジャンピングキックを決め、腕を突き上げてポーズ。さらにスウィンギングネックブリーカーを狙うが、タイチは切り抜けてキック。さらに内藤の串刺し攻撃をかわしてジャンピングキックを決めると、タイチはパンタロンを脱ぎ去る。
タイチはバズソーキックを繰り出すが、内藤はかわす。しかし、タイチはソバットを決め、掟破りのデスティーノを狙うが、内藤は脱出。続いてジャンピングエルボーを食らわせ、鷹木とスイッチ。
鷹木はタイチに串刺しラリアット。だが、タイチはトラースキックを決め、金丸にスイッチ。金丸は鷹木に低空ドロップキック、さらに旋回式のDDTを炸裂。
続いて鈴木と金丸が鷹木にトレイン攻撃、キックのサンドイッチ攻撃とたたみかける。
金丸はとどめとばかりに鷹木にディープインパクトを仕掛けるも、鷹木は飛び込んできた金丸を受け止めて回避。そしてポップアップ式のデスバレーボムを決め、パンピングボンバーをヒット。続いて鷹木はメイド・イン・ジャパンを炸裂し、金丸から3カウントを奪取。L・I・Jに凱歌が上がった。
鷹木「見ての通りだ。まあ連敗続きかもしれないが、調子はいい。鷹木信悟、調子はいいよ。いよいよ明日はな内藤との初対戦、初シングルだ。俺は嬉しいんだよ。内藤と(アニマル)浜口道場以来、16年ぶりに戦えることがな。そして遠慮なくぶつかれることが、だよな。この『G1 CLIMAX』は、俺は、個人闘争だと思ってる。ということはユニットの絆は、関係ない。可能性はまだ俺も、完全には消えてないんだ。最後まで何が起こるかわからん。もう1敗すら、できねーんだ。明日は容赦なくいかしてもらう。潰し合いじゃねーぞ! 俺が一方的に内藤を潰してやるよ」
内藤「鷹木と初めて出会ったのは、おたがい高校3年生の時、場所はアニマル浜口ジム。その時から彼は常に俺より前を走っていましたよ。俺にとって彼は嫉妬の対象。常に悔しい思いをさせられてきた。でもいつしか、自分に自信ができ、そしてこうして我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに彼を招き入れた訳ですけど。今日久々に向かい合ってみて、昔の気持ちが蘇ってきたというか、相変わらず憎たらしい顔してるね。あの頃、約束した『いつかプロのリングで試合しようぜ』って。それがこの『G1 CLIMAX』大阪2連戦2日目のメインイベント。いやぁ最高の舞台でしょう。その最高の舞台で鷹木信悟の『G1 CLIMAX』を俺が終わらせてやるぜ、カブロン!」
※BUSHIはノーコメント
タイチ「内藤と鷹木ブーと、(彼らとの公式戦は)終わったんじゃなかったっけ? ああ、そうか。次の俺の相手はBUSHIか。BUSHIか、明日は。やらせろよ、次のヤツとよ。調子狂っちまうじゃねえかよ。また元に戻ったみたいだ。誰だっけ? あれか? なにも中身ねえくせによ、色気にばっかり走るあいつ。誰だったけ? でけえヤツな。はあ、なんも中身はないよ、あいつは。ただただチャラチャラして。そういうことじゃないんだよな。教えてやるよ、俺が先輩として。ああいうヤツ、一番なにもわかってない。そうすれば、かっこいいだとか、人気出てるとか、勘違いしてるだけだ。なんだっけ、明日のヤツ? なんとかかんとか……そいつだ。なんも中身ねえよ。中身ねえから、俺も言うことねえよ、バカ。(※いったん控室に戻りかけて、引き返してくる)おっ、大事なこと忘れてた。4敗だな。今、4敗、俺はしたかもしんないけど、聞くとこによると、可能性ゼロじゃないらしいじゃないか。みんな負けてっからよ。3敗多いんだろ? まだまだらしいじゃないか。それもそうだけど、まあ、大事なのは5敗しねえことだ。5敗イコール負け越し。俺みたいなよ、関取はよ、負け越しは許さねえ。負け越すと番付が下がっちまうからな。負け越しだけは許されない……」
※鈴木、金丸はノーコメント