HEIWA Presents G1 CLIMAX 29

日時: 2019年8月1日(木) 17:00開場　18:30開始
会場: 福岡・福岡市民体育館
放送
観衆: 3,758人（札止め）

第1試合 20分1本勝負

カール・フレドリックス
チェーズ・オーエンズ

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　オープニングマッチは8.3大阪のAブロック公式戦の前哨戦、KENTA（4勝2敗）&クラーク・コナーズ&カール・フレドリックスvsバッドラック・ファレ（1勝5敗）&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ。
　KENTAはリングインすると、着用していたTシャツを客席に放り投げる。

　先発はコナーズと裕二郎。コナーズはグラウンドに持ち込み、リストを捕獲。そしてフライングメイヤーからスリーパーに捕らえるが、裕二郎もすばやく切り抜ける。
　裕二郎はキックとエルボー、さらに張り手を連発。だが、コナーズはショルダータックル、ボディスラム。さらにヒップトスからカバーに入るも、これはカウント2。
　勢いに乗るコナーズはブレーンバスターを狙うも、裕二郎は噛み付き攻撃。そしてコナーズのドロップキックをかわし、低空ドロップキックをヒット。これを合図にBULLET CLUBはKENTA組を場外戦に持ち込む。ファレはマイクコードでKENTAを締め上げる。オーエンズと裕二郎はコナーズに二人がかりで攻撃。
　オーエンズはサードロープにコナーズのノド元を打ち付ける。コナーズも逆水平チョップで応戦するが、オーエンズは片足を奪ってダウンさせ、BULLET CLUBは3人がかりで踏み潰す拷問攻撃。
　ファレはコナーズに両腕を振り回して強烈なハンマーパンチ。次は裕二郎が小馬鹿にするように張り手。怒りのコナーズは打点の高いドロップキックをヒット。そして、ようやくKENTAとスイッチ。
　KENTAは裕二郎にフライングラリアット。さらにファレに突っかかるが、ファレは微動だにせず。するとKENTAは同士打ちを誘い、裕二郎にはフィッシャーマンズバスター。さらにパワースラムを決めると、ファレがエルボードロップを繰り出すが、KENTAはかわして裕二郎に誤爆。
　KENTAはファレを相手にgo 2 sleepを狙うが、これは持ち上がらず。ファレはグラネードを仕掛けるも、KENTAはドロップキックで場外に排除。
　KENTAは裕二郎に鋭いキックを連発。だが、KENTAは蹴り足を捕らえてダウンさせると低空ドロップキックをヒット。
　次はフレドリックスとオーエンズのマッチアップ。打撃の応酬からオーエンズがロープに走るも、フレドリックスはドロップキック。さらに串刺しボディプレスから高さのあるエルボードロップ。続いて逆片エビ固めを狙うも、裕二郎がカット。だが、フレドリックスはカウンターのスパインバスター。
　フレドリックスの一瞬のスキをついてオーエンズは丸め込み。さらにジュエルヘイストを決めてフォールに入るも、これはコナーズがカット。コナーズはオーエンズにエルボー連発。だが、裕二郎がカウンターのラリアット。
　続いてオーエンズがフレドリックスパッケージドライバーを狙うも、これはフレドリックスが脱出。だが、最後はオーエンズがパッケージドライバーを決めて3カウントを奪取。BULLET CLUBが勝利を収めた。

　試合後、ファレは背中をへし折るジェスチャーでKENTAを挑発。だが、KENTAもgo 2 sleep予告で火花を散らす。

COMMENT

オーエンズ「ユージロー、PIETERは？（※頭部に巻いたヘアバンドを指して）これは幸運を呼ぶヘアバンドだ。で、PIETERはどうした？毎晩勝つには、俺にはふたつのものが必要なんだよ。PIETERと、この俺の幸運を呼ぶヘアバンドさ。わかるか？もしそれがなかったら……思い通りにはいかないんだ」
ファレ「KENTAよ、最初に言っておくぞ。お前がどのような考えで（日本に）戻ってきたかなんて知ったこっちゃない。とりあえず、ニュージャパンに来たことは歓迎しておこう。だが、それは俺にやられるためにだがな。オーサカで捨て去られるのさ。グチャグチャに潰してやる」
オーエンズ「この“ジェネラル”（ファレ）はお前を日本のプロレス界から叩き出すことができることを歓迎してるのさ。お前にはほかのところがお似合いだ。それが一番の目的。オーサカでどちらがここにふさわしいかを教えてもらえ。9月にお前がいる場所を探しておくことだな。なんならエリア51が見つけておいてやろうか」
ファレ「さて、嵐が吹き荒れるぞ……」
　
KENTA「（※英語で）ファレ、明日、お前にgo to sleepを決めてやる」
※コナーズ＆フレドリックスはノーコメント