第2試合は7.27愛知のAブロック公式戦で対峙するEVIL(2勝2敗)とザック・セイバーJr.(1勝3敗)が最終前哨戦として、それぞれSANADA(1勝3敗)&BUSHI、ランス・アーチャー(2勝2敗)&鈴木みのるとトリオを結成して対峙。
鈴木軍はユニットのテーマ曲で入場。ザックの腰にはブリティッシュヘビーのベルトが輝く。L・I・JはBUSHI、SANADA、EVILの順にそれぞれのテーマ曲で順に登場。
鈴木軍はゴング前に奇襲攻撃。ザックはEVILをコーナーに追い込み、顔面を踏みつける。EVILは立ち上がるとエルボーで応戦。続いてショルダータックルでザックを吹き飛ばし咆哮。
勢いに乗るEVILはSCORPION DEATHLOCKを狙うが、ザックは切り抜けるとEVILの左腕にオーバーヘッドキック。そしてEVILを場外に連れ出し、左腕を鉄柵を用いてひねり上げる。さらにコブラツイストで痛みつけてからリングへ。鈴木は鉄柵を持ち上げ、BUSHIに叩きつける。
リング上ではアーチャーがEVILの首を締め上げて高笑い。EVILは逆水平チョップを返していくが、アーチャーはエルボー一発でダウンを奪う。
次は鈴木がEVILにストンピング、さらにいたぶるようにキックを連発。EVILはエルボー連発で反撃するが、鈴木は強烈なエルボー一発でダウンをさせる。
スイッチしたザックはEVILの頭部を挑発するように蹴りつける。そしてザックは飛びつきフロントネックロックに捕らえるも、EVILは力任せにブレーンバスターで返す。
次はSANADAとアーチャーのマッチアップ。SANADAはドロップキック二連発。アーチャーが倒れないと見ると低空ドロップキックを食らわせ、パラダイスロックへ。だが、アーチャーはキックで跳ね返す。
SANADAはセカンドロープからトンボを切るも、アーチャーはエルボー。だが、アーチャーが突進してきたところをSANADAはフランケンシュタイナー。続いてTKOを狙うが、切り抜けたアーチャーはSANADAに豪快なスクラップバスター。
タッチした鈴木はSANADAに串刺しフロントキックからサッカーボールキック。しかし、SANADAは蹴り足をつかんでドラゴンスクリュー。
次はBUSHIが鈴木にミサイルキック。そしてEVILとともにトレイン攻撃。さらにBUSHI&SANADAが鈴木を低空ドロップキックでサンドイッチ。
ここでBUSHIはMXを鈴木に狙うが、アーチャーがEBDクローで捕獲。SANADAがカットに入るが、アーチャーはSANADAにもEBDクロー。
BUSHIは鈴木に延髄斬り。そしてロープに走るも、鈴木は追走しスリーパーで捕らえ、最後はゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪取。鈴木軍に凱歌が上がった。
鈴木「(※しばらく無言でビデオカメラを一つずつ睨みつけてから)新日本プロレスよ……(※小声で)おぼえとけよ」
アーチャー「(※ビテオカメラを睨みつけながら)これまで何度となくSANADA、EVILがいるリングに上がっていった。だけど今回は、これまでと状況が違う。同じだと勘違いするなよ。まったく違う俺がリングに上がってるんだ。それを思い知らせてやる。お前の頭ガイ骨を握り潰してやる。そうなってから、やっと気づくんだ。でも、それでは手遅れさ。俺は誰が相手だろうと痛めつけるだけだ。それこそが俺の闘いさ。次、お前らはBUSHIと同じ目に遭うのだ。大やけどすることになるんだ。チョークスラムでリングに叩きつけられ、頭をグチャグチャにされ、顔を変形させられるんだ。みんな、死に追いやってやる」
ザック「次はEVILだよな。だけど俺には、『はい、ザック、ハロウィーンジャックは見つかったかい?』って言ってるようにしか見えない。そんなことにムダなエネルギーを使って。成長してないな。お前の中身は毎日がハロウィーンだ。俺の子供に話せば喜ぶ程度の三文小説でしかない。何がしたいのかね? 何も得るものはないぞ。もしお前が『G1』で俺に勝ったら、バカ騒ぎだな。でも、そんなことはあり得ない。わからせてやるから、かかってきなさい。もうお前のストーリーに付け足していくページなんてないのさ。まあ、俺のことなんて気にせず勝手にやってな」
EVIL「ザックには、今までの分、もろもろ全部、全部、名古屋で清算してやるよ! それと、それと、オマエが持ってるそのベルト、(※手でベルトのジェスチャーをしながら)俺が勝ったら懸けてもらってもいいんだぜ、この野郎! まぁ別に、懸けなくてもいいけどな。どちらでもいいよ。とにかく、『G1 CLIMAX』で勝ちをブンどってやるからな、よく、覚えとけ!」
※SANADA&BUSHIはノーコメント