大田区総合体育館大会2連戦の2日目として開催される『G1 CLIMAX 29』第3戦。
オープニングマッチは、翌日(7月15日)の札幌大会で行われる『G1』Bブロック公式戦ジュースvs後藤の前哨対決。
辻と上村の同期対決で試合が始まり、エルボーと逆水平チョップを打ち合う。そこから辻が、チョップ連打、ショルダータックルを食らわせた。
ヘナーレ対本間となり、本間が追走式バックエルボー、ショルダータックル。そして、ボディスラムから小こけしを放つも、ヘナーレが身をかわす。
これで本間の動きが止まり、辻がエルボー連打、ランニングドロップキックで追撃。だが、本間は替わったジュースにカウンターバックエルボーを浴びせ、小こけしを命中させた。
後藤対ジュースとなり、両者が同時に放ったラリアットが相打ちになる。そこからジュースが顔面パンチ連打を繰り出すも、後藤が締めの左ストレートをブロックし、ミドルキックをお見舞い。その後、再びラリアットが相打ちになり、両者ともにダウンした。
ヘナーレ対上村となり、上村がエルボー連打、カウンタードロップキック、串刺しドロップキック。だが、次に仕掛けたかんぬきスープレックスはヘナーレが抵抗する。
ここから上村は串刺し攻撃に行くが、ヘナーレがカウンタータックルでなぎ倒す。すると、後藤がロープ際のラリアットでジュースを場外へ追い出す。
続いてヘナーレが上村に打撃コンビネーションを浴びせ、強烈なヘッドバットで追い討ち。そして最後は、TOAボトムからの片エビ固めで3カウントを奪取した。
本間「俺は昨日の試合を解説させてもらって、誰が優勝するか分かったよ。後藤洋央紀、洋央紀しかいないっしょ! あの試合を見て、俺は確信した。でも、洋央紀が優勝、そんなことより、俺は、俺自身、今日から始まった『G1 CLIMAX』Cブロック! 俺と誰だ? ヘナーレ? もっといっぱいいるよ! 俺は誰にも負けねぇ! 俺はデカい夢を持って生きてっから! 夢をなくしたら、新日本プロレスのレスラー、いやプロレスラー、いや人生が終わりだから。俺は絶対諦めねぇ! 来年、『G1 CLIMAX』、4年ぶり4度目の出場、いってやるから! 何、『G1の人数が多くなった』? そんなの、クソ食らえだよ! 俺がいってやるから! あと一つ、『G1 CLIMAX』の優勝は、洋央紀だ!」
後藤「(※本間に)ありがとうございます。(※頭に手をやりながら)昨日のジェイ戦のダメージなのか、さっきのジュースのクローズラインなのか、頭がガンガンしてしょうがねぇ。まぁ『G1 CLIMAX』、過酷なのは分かってたから。そんなことは分かりきってたことだから。とにかく明日、ジュースに勝ちます。そこに臨むだけです」
※上村はノーコメント
辻「最近、LA道場のヤングライオンが日本に来てるけど、正直言ってどうでもいい。俺はオマエらに興味なんてない。俺の目標は東京ドームの第1試合。もしオマエらがその道のりに立ちはだかるなら、オマエらを踏み台にさせてもらうだけだ。それよりも、日本のヤングライオン、オマエたちに言いたいことがある。オマエら最近、色気づいてスープレックスとか使ってるけど、ヤングライオンとしてのプライドをしっかり持ってるのか? ヤングライオンは船であり、鎖なのかもしれない。だが、俺はヤングライオンの誇りを胸に、オマエたちと戦っていく!」
ヘナーレ「これだよ! これだよ! また今年も、誰かが俺を『G1 CLIMAX』のリストに俺を入れなかったかもしれないが、俺はここにいるぞというのを、この試合で見せることができた。対戦する相手が誰であれ、俺はこうして戦い抜くだけだ。俺にできるのはそれだけだし、それを続けていくだけだ。(両手で頭を叩きながら)誰が相手でも、このヘッドバットをたたき込んでやるだけだ。
そして次の試合、ジュースvs後藤が待っている。ジュースは誰よりも速く駆け上がった新日本の外国人スターだ。アイツは必ずやってくれると信じている」
※ジュースはノーコメント。