HEIWA Presents G1 CLIMAX 29

日時: 2019年7月6日(土) 15:30開場　17:00開始
会場: アメリカ・アメリカン・エアラインズ・センター
放送
観衆: 4,846人

第1試合 20分1本勝負

YOH
タマ・トンガ

境界線

6分42秒　スーパーパワーボム→体固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　史上初の海外で開幕戦を迎える『G1』ダラス大会のオープニングはROPPONGI 3Kと現IWGPタッグ王者のG.O.Dが登場。ジュニアとヘビーのタッグ対決によってダラス大会の幕を開ける。

　タマとタンガは入場ゲートから姿

を現すとステージ上でコスチュームを脱いでそのままリングに突撃。先に入場していた3Kにいきなり奇襲を仕掛ける。だが、これを読んでいたSHO＆YOHはうまくさばいて場外に2人を追いやると、2人揃ってトペ・コンヒーロだ。
　これで先制した3K。しかし、タマが囮になって2人の注意を引き付けると、背後からタンガが襲撃。ラリアットでSHOとYOHをなぎ倒す。そしてタマがYOHを場外で鉄柵に叩きつけている間に、タンガはSHOにアバランシュホールド。そして連携攻撃から、タマのリバース式のガンスタン、タンガのレッグドロップが連続で炸裂する。
　続いて試合権利を持つタマが打撃でいためつけ、タッチを受けたタンガがセントーン・アトミコ。さらに自身の腕をSHOの顔面にぶつけていくと、タマもセントーン・アトミコで続く。だが、SHOはタマとタンガのブレーンバスターを連続でかわし、タマにはスピアーを食らわせてYOHにタッチだ。
　代わったYOHは勢いよくリングインし、タマにエルボーアタック。さらに串刺し式エルボーアタックからハーフハッチで追撃だ。だが、タマは続くYOHのトラースキックをキャッチすると旋回式のバックドロップで反撃。さらにサモアンドロップの体勢に入る。しかし、YOHも阻止。ガンスタンも踏ん張って阻止するとトラースキックだ。
　さらにSHOも入ってきてタマにダブルのニーアタック。続けてタンガにもダブルのニーアタックを食らわせて場外に排除すると、SHOのバッククラッカーがタマに炸裂。続けてYOHが正面からのドロップキックで打ち抜き、トドメの3Kの体勢だ。
　だが、その瞬間にタマが突然SHOに飛びつきガンスタン。そしてタンガが入ってきてYOHをスピアーでコーナーに叩きつけると間髪入れずにG.O.Dの合体技・スーパーパワーボム。YOHをしたたかにリングに叩きつけ、3カウントを奪ったのだった。

COMMENT

タンガ「俺たちがタッグチャンピオンになっているのは、ちゃんと理由があるんだよ。みんな、高いカネを払って俺たちの試合を観に来たと思う。今日は第1試合だったけど、シッカリ結果を見せてやったろう？」
タマ「BULLET CLUB てのは、たとえばビーチでビーチボールしたり、歌を唄ったり、ビーチで命、人生を謳歌しているんだ。それは、神から与えられた命なんだ。俺たちは、会場で一生懸命試合をして、会場を沸かせて、それでカネをもらっている。それが俺たちのやっている仕事なんだよ。みんなトップガイ、トップガイと言って、トップの選手ばかりに注目しているけど、俺たちはトップガイじゃないぞ。俺たちはまごうことなき“トップ”なんだ。
それはこの3年間、シッカリと証明してきている。日本語には『ゼッコウチョウ』という言葉があるけど、それは世界の頂点にいるという意味であり、まさに俺たちのことなんだ。いいか？　けして大勢の中の一人じゃないぞ？　俺たちタッグチームこそがホントのトップなんだ。俺たちは、ROHやCMLLでも闘ってきていて、実績を重ねてきた。だからこそ、いまダブルチャンピオンなんだ！　いいか？　小さなニワトリ小屋でちまちまやっているんじゃないぞ？　毎日、俺たちがトップだということを証明してきているんだ。……ああ、なんだかすがすがしい空気だなあ」
タンガ「ああ、そうだなクリーンな空気だ（ニヤリ）」

SHO「……今日、アイツら、G.o.D、アイツらに負けたこと忘れねーぞ？　ああ。必ず、必ず、俺とYOHでリベンジしてみせる。そのリベンジする機会、作んねーとな？　ジュニアタッグリーグ、3連覇してそのあとのワールドタッグリーグ……」
※YOHはノーコメント