CHAOSvs鈴木軍の6人タッグマッチ。石井とタイチは翌日の『G1』Bブロック公式戦を控えている。

　鈴木軍がゴングを待たずに襲い掛かり、いきなり乱闘で試合がスタート。だが、後藤がカウンターショルダータックルで金丸を吹き飛ばし、バックドロップで叩きつける。
　ところが、控えの鈴木が後藤のロープワークを妨害し、トップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めをお見舞い。これでまたもや乱闘となり、鈴木軍が一気に攻め込む。
　ここから後藤が孤立する展開となり、鈴木がチョップ、フロントハイキック、タイチが顔面攻撃などで攻め立てる。しかし後藤は、カウンターショートレンジラリアットでタイチに報復。
　石井対タイチとなり、両者が逆水平チョップとローキックを交互に打ち合う。その後、石井がカウンターショルダータックルを食らわせ、背中へローキックをお見舞い。
　だが、タイチがステップキックで流れを変え、ミドルキック、ステップキック、フライングメイヤー、背中へのローキック、側頭部へのミドルキックと畳み掛ける。それでも石井は天翔十字鳳をかわし、バックドロップで叩きつけた。
　YOSHI-HASHI対鈴木となり、エルボー合戦で鈴木が競り勝つ。しかし、YOSHI-HASHIがカウンター逆水平チョップを浴びせ、串刺し逆水平チョップ、トップロープを利用した低空ドロップキックへ繋ぐ。
　続いて後藤が串刺しラリアットで鈴木に追い討ちし、YOSHI-HASHIが串刺しバックエルボー、2人がガットバスターで追撃。すると、タイチが石井にカウンターアックスボンバーを食らわせるが、すぐさまYOSHI-HASHIがラリアットで蹴散らす。
　その直後、鈴木はゴッチ式パイルドライバーを狙うが、YOSHI-HASHIが回避してカウンターラリアット。そして、カルマの仕掛けるも、鈴木が脱出してスリーパーホールドで捕獲し、改めてゴッチ式パイルドライバーを炸裂させた。

※鈴木はひとしきりカメラを睨みつけると、満面の笑みを浮かべて何も言わずに立ち去る。
タイチ「石井、（※指を折って数える）早えぇな、また石井か。今年何回やりゃ気が済むんだ。石井オマエ、俺のこと好きだろ？　まぁ石井に勝ったってよぉ、俺は明後日、残れるわけじゃねぇ。石井だってそうだろ？　俺に勝ったって残れるわけじゃねぇんだ。前回６月よぉ、（※腰に手を当ててベルトのジェスチャー）懸けてやったろう。明日、（ベルトを）懸けてやった方がいいんじゃねぇか？　何にもない消化試合より。懸けてやるか？　（俺は）懸けてやったじゃねぇか。挑戦させてやったじゃねぇか。俺にも挑戦させてくれよ。お!?　ダメか。イヤか。ダメか。『G1』は『G1』か？　勝ったって点数が届かねぇのは分かってんだ。大相撲でもそうだろ。横綱か大関倒せば、殊勲賞もらえんだろ？　殊勲賞もらおうぜ、明後日。石井はさんざん、俺のことを否定しやがって。（※マイクスタンドを指し）こんなものを？　いつまで持ってんだって？　ゴチャゴチャゴチャゴチャ否定しやがって。いいだろう、じゃあ明日、オメェの言う土俵に上がってやるよ。おれは関取だからな。オマエの土俵に上がってやるよ。オマエの言ってる言葉、全部鵜呑みにして。その方が面白ぇだろ。その上で俺が勝ったら、もっと面白ぇだろ。やろうぜ、“消化試合”をよ！」
※金丸はノーコメント。

石井「残すは最後、タイチだな。タイチ、テメェにはよぉ、この言葉をくれてやる。『大阪、アゲイン』だ！」
後藤「いよいよ明日、公式戦最終戦。しかり勝って、あとは天命に従うのみだ」
※YOSHI-HASHIはノーコメント。