強豪のモクスリー、内藤、ジェイを下して4勝4敗をマークしている矢野が、公式戦最終試合で3勝5敗のコブと対決。
ゴング直後、大きな「矢野通」コールが起きるが、コブがTシャツを脱ぐように要求。これを矢野は素直に応じるが、股間にテーピングを隠し持っていることが発覚。すぐに浅見レフェリーが没収する。
これでようやく試合開始になると思いきや、今度はコブが背後をチェックするように要求。すると、今度は尻の部分に隠してあったテーピングが露わになり、これも浅見レフェリーが没収した。
すると矢野は、大声を出して浅見レフェリーにコブのチェックを要求。そして、コブが背中を見せた途端、スクールボーイで奇襲を仕掛ける。
さらに矢野は、コブの両腕をコスチュームの中に突っ込んで固定し、またもやスクールボーイを敢行。だが、コブがギリギリで肩を上げる。
すると矢野は、握手を要求し、コブが応じた途端に強く握る。だが、コブがさらに強い力で握り返し、矢野は場外へ逃亡してしまう。
その後、矢野が場外からニュートラルコーナーのクッションを排除し、追いかけてきたコブを出し抜いて反対側のクッションも取り外してしまう。
それでもコブは矢野の突進をかわしてコーナーの金具へ激突させ、フロントスープレックスで叩きつける。そこから両者がエルボーを打ち合い、矢野がフロントスープレックスでお返し。
ここで矢野はYTRアピールを行ない、コブの妨害を読んで身を守る。そして、平手で後頭部を叩くが、コブはカウンターラリアット、その場飛びムーンサルトプレスで報復。
苦しくなった矢野は急所を殴りにかかるが、コブがブロック。その直後、コブは矢野に突き飛ばされたものの、浅見レフェリーとの衝突を免れ、再び急所攻撃を回避する。
それでも矢野は浅見レフェリーを盾にし、コブのラリアットをかわす。だが、コブが矢野のバックを取り、急所を狙ったバックキックを受け止める。
直後にコブは矢野の脚を持って振り回し、無防備になったところへトラースキックをお見舞い。これで矢野がロープにぶつかると、その反動を利用してツアー・オブ・ジ・アイランドを敢行し、完勝を収めた。
HEIWA Presents G1 CLIMAX 29
- 日時
- 2019年8月11日(日) 16:00開場 18:00開始
- 会場
- 東京・日本武道館
- 放送
- 観衆
- 9,821人
-
第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
COMMENT
コブ「あいつのずる賢さと動き、ヤノ、ヤノ、ヤノ! あいつのDVDとカレーを買ってやろうかと思った俺が間違いだった。絶対買わない。まあ勝利できるかどうかはかまわないとは言ったけれども、俺は最後に勝ったぞ。この『G1』を勝利で終わらせることができた。(いったん帰ろうとするが、思い出したように戻って来て)……ガチ・ムチ!」
矢野「(足元をふらつかせながら現れて)おい、ここはどこだ!? 富士急ハイランドか、ここは!? おい、富士急か、おい!?」