両者は今年二度にわたってシングル対決。3月の『NEW JAPAN CUP』二回戦、そして6.9大阪城のNEVER無差別級王座戦で石井が勝利を収めている。
タイチは専属ディーヴァのあべみほを伴って入場。石井はNEVER無差別のベルトを携えて花道を進む。タイチは石井をにらみつけると、アイアンフィンガーが入ったサコッシュを場外に放り投げる。
するとタイチはタイチ式ラストライドを狙うが、石井は耐え抜く。ならばとタイチはフロントキックで吹き飛ばし、ストンピングを連発。
さらにタイチはキックを叩き込み、石井は劣勢状態に。場内は「石井」コールが発生するが、タイチは石井の背中にサッカーボールキックを連発。
石井は怒りの表情で立ち上がると、カウンターのパワースラムで反撃。さらに石井は串刺しラリアットを狙うが、かわしたタイチはジャンピングキック。
だが、石井は強烈なエルボーからバックドロップで応戦。石井の突進にタイチがキックで迎撃するも、石井は逆水平チョップで対抗し、さらに串刺しラリアットを炸裂。
石井はタイチをトップコーナーに設置し、一気に雪崩式ブレーンバスターをお見舞い。さらに石井はラリアットを狙うが、タイチはしのぐとバックドロップ。
タイチが立ち上がると、石井は豪快なラリアットを決め、さらにスライディングラリアット。そして垂直落下式ブレーンバスターを仕掛けるが、着地したタイチは後頭部にジャンピングキック。
先に起き上ったタイチはアックスボンバー。これはかわされるも、タイチはバズソーキックを叩き込み、もう一度アックスボンバー。だが、カバーはカウント2。
勢いに乗るタイチは石井の後頭部にアックスボンバー。そしてジャンピングキックを顔面に決め、タイチ式ラストライド。だが、石井はカウント2でキックアウト。
ここでタイチはパンタロンを脱ぎ去ると、天翔十字鳳を繰り出す。これは石井がかわし、ブラックメフィストの体勢へ。だが、石井も切り抜け、ここから技の読みあいに。タイチは強烈なエルボーを見舞うが、石井はヘッドバットを叩き込む。
そして、石井はラリアットでねじ伏せフォールするも、タイチはカウント2でキックアウト。すると石井は垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、タイチは回避してソバット。そしてハイキックから急角度のバックドロップ。
石井が立ち上がると、タイチは顔面にジャンピングキック。石井もラリアットを繰り出すが、タイチはかわしてもう一度急角度のバックドロップ。しかし、これも石井は意地でフォールを返す。
ここを勝機と見たタイチは天翔十字鳳。石井は切り抜けて延髄斬りを決めるも、タイチは天翔十字鳳を炸裂。そして最後はブラックメフィストで3カウントを奪取。タイチが石井からシングル初勝利を収めた。