7勝1敗でAブロックの首位に立つオカダと、6勝2敗で2位の飯伏が激突する『G1』Aブロック最終公式戦。オカダはこの一戦に勝つか引き分ければ、8月12日(月・祝)の優勝決定戦に進出。一方、飯伏は勝つことだけが優勝決定戦進出の条件となる。
序盤、オカダがロープ際でクリーンブレイクしつつ、上から目線で挑発。これに飯伏が怒り、両者はエルボー合戦を展開。そこからオカダがロープへ走るが、飯伏がカウンタードロップキックでなぎ倒す。
だが、オカダは飯伏をコーナー最上段へ座らせ、ドロップキックで場外へ転落させる。そして、場外マット上でDDTを敢行。
これでオカダのペースとなり、飯伏を赤コーナーへ叩きつける。そして、低空ランニングフロントキック、チンロックなどで攻め込むも、飯伏がカウンターフランケンシュタイナーで巻き返す。
さらに飯伏は、打撃コンビネーションからその場飛びムーンサルトプレス。これでオカダが場外へ落ちると、プランチャで押し潰す。
だが、リングへ戻ったオカダは、カウンターランニングバックエルボーで逆転し、「武道館!!」と絶叫。そして、串刺しジャンピングバックエルボー、トーキック、DDTと畳み掛ける。
すると飯伏は、レッグラリアットで巻き返し、エルボー合戦へ持ち込む。そして、パワースラムからライオンサルトを繰り出すが、オカダが両膝でブロック。
さらにオカダはフラップジャックで追撃し、ボディスラムからコーナーへのぼる。それを飯伏が追いかけ、落とされたところからスワンダイブ雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂させる。
次に飯伏はシットダウン式ラストライドを栗ダウが、やや形が崩れてしまう。すると飯伏は右膝のサポーターをずらしてカミゴェを狙うが、オカダがいち早く動いてレインメーカーを仕掛ける。そして、かわされた直後にジャーマンスープレックスで叩きつける。
そのままオカダはレインメーカーに行き、脱出した飯伏にカウンタードロップキックを食らわせる。そして、ツームストンパイルドライバーの体勢に入るが、飯伏が切り返して変型パイルドライバーを敢行。
ここから両者がエルボーを打ち合い、オカダがひざまずいてしまう。それでもオカダはカウンター低空ドロップキックをヒットさせるが、飯伏が即座にカウンターラリアットで巻き返す。
次に飯伏は槍投げを狙い、オカダに切り返されてもさらに切り返す。それでもオカダは脱出し、逆さ押さえ込み式レインメーカーを炸裂させる。そして、そのまま手首を持ち、変型レインメーカーで追撃。
続いてオカダは(正調)レインメーカーを仕掛けるが、飯伏が回避してクロス式ジャーマンスープレックス。そして、そのまま両腕をロックしてカミゴェを狙うが、オカダが片脚タックルで身を守る。
その直後、オカダは背後から飯伏にショートレンジドロップキックを見舞い、正面から(正調)ドロップキックを放つ。ところが、飯伏が空中で受け止め、ジャンピングパワーボムで叩きつける。
ここで飯伏がたぎって助走をつけるが、オカダがカウンタードロップキックで吹き飛ばす。そして、(正調)レインメーカーを繰り出すが、飯伏が身をかわし、オカダの腕を持ったままハイキックをお見舞い。さらに、その体勢からカミゴェを放つが、オカダが回避する。
その後、飯伏が前方回転エビ固めに行くが、オカダが上から潰して押さえ込む。だが、飯伏が脱出し、ハイキックで逆転に成功。
さらに飯伏はハイキックを放つが、オカダがかわしてローリングレインメーカーに行く。しかし、それより早く飯伏がショートレンジジャンピングニーアタックを食らわせ、ついにカミゴェを命中させる。
それでもオカダはフォールを返すが、飯伏は間髪入れずに2度目のカミゴェ。これでついにオカダを沈め、3カウントを奪取した。
この試合結果により、飯伏とオカダは7勝2敗=14点で同率になるも、直接対決の結果によって飯伏のAブロック1位通過が確定。逆転で2年連続の優勝決定戦進出を決めた。