ここまで3勝3敗の成績を残している石井が、CHAOSのチームメイトであり、長年のタッグパートナーでもある矢野とBブロック公式戦で対戦。矢野も石井と同じく3勝3敗だが、勝利はモクスリー、内藤、ジェイと優勝候補からかっさらっているのが光る。

 

　今日もDVDをアピールしながら入場してくる矢野。石井が入場してくる間に早くもニュートラルコーナーマットを外して待ち受ける。そして、対角線のコーナーのマットも外しにかかった矢野。だが、石井はリングに入ってきた途端に襲撃してこれを阻止。
　しかし、矢野は石井を金具が剥き出しになったコーナーに振り、自身は外しかけていたコーナーのマットを外す。石井もすぐに襲いかかるが、矢野はマットを持ったままこれを避けて、外したばかりのコーナーの金具に石井を激突させる。そして悶絶する石井の顔を自身のＴシャツで覆ってスクールボーイ。
　なんとか返した石井に、今度は石井が着ているで目隠しをした矢野はまたもスクールボーイ。これを返した石井に「ごめん、ごめん」と謝る矢野。しかし、怒りの石井が突っ込んでくるとまたもコーナーの金具に激突させ、今度はNUで丸め込む。
　これも返した石井はTシャツを脱ぎ捨てる。怒りの石井に場外に逃げた矢野は謝罪をするが許すはずもない。ならばと矢野はイスを持って花道へ。そこに座り、「カモン！　出てこい！　出てこい！」と挑発だ。
　だが、石井はリングで仁王立ちして動かない。その間にカウントが進む。必死に挑発するが、石井はそれでも動かない。これには慌ててリングに戻った矢野。戻った途端に石井にストンピングを食らい、逆水平チョップのお仕置きを食らう。
　金具が剥き出しになったコーナーで何発も逆水平チョップを食らう矢野。しかし、対角線に振られたところを寸前でストップすると逆に石井を金具が剥き出しになったコーナーに激突させる。さらにもう一度コーナーの金具に石井をぶつけた矢野。
　倒れた石井を踏みつけ「来いよ！」と挑発だ。当然、石井は立ち上がりエルボーで反撃。矢野はロープに振られても、ロープを掴んで「あ～あ～～！」と叫んで踏ん張るが、石井は構わずラリアット。さらにパワースラムで追撃だ。
　倒れた矢野に今度は石井が「来いよ！」とストンピング。さらに顔面を軽く蹴飛ばして挑発していく。すると矢野も雄叫びを上げて立ち上がり、石井とエルボー合戦。両者一歩も譲らないが、打ち勝ったのはなんと矢野。石井を殴り倒してみせる。
　そしてロープに走った矢野。だが、石井はその攻撃を避けると投げっぱなしのジャーマン。だが、石井が近づいてきたところで腕を引っ張り、上四方固めで押さえ込む。さらに立ち上がった石井にバックを奪われても、足を引っ張って後ろに倒してそのまま片エビ固めで押さえ込みだ。
　これで流れを取り戻したかに見えた矢野だったが、突っ込んだところを石井に避けられコーナーの金具に激突してしまう。しかし、石井が突っ込んできたところを自身も避けると、そのまま顔面をコーナーの金具に叩きつける。そしてスクールボーイだ。
　石井がキックアウトすると腕を回して珍しいラリアット。一度は石井にブロックされるが、カウンターのラリアットをぶち込むと、続けてフロントスープレックスを炸裂させる。そして久々に必殺の鬼殺しの体勢に。
　だが、石井も必死に防御。着地するとエルボーを連打。それでも倒れない矢野にヘッドバットを叩き込むとラリアットでなぎ倒す。そしてトドメの垂直落下式ブレーンバスターの体勢に。だが、矢野はこれを阻止して逆さ押さえ込み。レフェリーを引っ張って視線をそらせると、急所蹴りを放つ。
　しかし、事前に察知した石井はこれを避けるが、矢野はその石井をレフェリーにぶつけて、背後から急所へパンチを放とうとする。これも読んでいた石井は反対にレフェリーを矢野にぶつける。矢野がこれをどかせてバックを奪うと急所蹴りで対抗だ。
　しかし、矢野もこれを読んでおり、石井の蹴り足をキャッチ。逆に急所パンチを放つ。だが、石井もこれをキャッチ。頭突きを放って矢野を黙らせるとスライディングラリアットを発射だ。しかし、矢野はこれを回転十字架固めで切り返す。
　石井が立ち上がりブレーンバスターを仕掛けてくると今度はスモールパッケージ。だが、石井もこれをスモールパッケージで切り返す。そして矢野が立ち上がったところで延髄斬りだ。続けてスライディングラリアットを放つと、トドメは垂直落下式ブレーンバスター。苦戦の末、矢野から3カウントを奪い、8点目を上げたのだった。