『G1 CLIMAX 29』Bブロック公式戦。
2勝3敗同士のタイチとジェイ・ホワイトが激突。

ジェイは外道、タイチはあべみほとともに入場し、タイチのセコンドには金丸がついた。

ゴングが鳴ると、ジェイは距離を取り場外へ。ならばと、タイチも場外へ降り、たがいにじらし合う。
両者、なかなか組み合おうとしない中、両選手は相手のセコンド歩み寄ると、場外で両者は初コンタクト。
両者は相手を鉄柵に叩きつけると、場外カウント19でリングイン。
リング上ではジェイがエルボー、タイチがローキックの打ち合いを展開。
ならばと、今度は顔面のかきむしり合戦からタイチがローリングソバットでジェイをダウンさせる。
直後に、場外で外道があべみほの髪を引っ張りタイチを挑発。

これに激怒したタイチは外道めがけて場外へ向かうが、ジェイが背後からタイチに襲い掛かり、場外でストンピングの連打、鉄柵攻撃。
タイチはなんとか場外カウント16でリングに戻るも、待ち受けていたジェイは足でタイチの頭部をこずき挑発。
ジェイの強烈な張り手にタイチは顔をゆがませるも、ジャンピングハイキック2連発で反撃に出ると、ロングタイチを脱ぎして天翔十字鳳の体勢へ。
だが、ジェイはリングにうつ伏せで倒れこみ、これを逃れる。
これにはタイチも「お前、なめてんのか！」と激怒。

タイチを苛立たせたジェイはすぐさまDDTからブレードバスターと畳みかけ、タイチの顔面にツバも吐きかける。
再三のジェイの挑発に怒り爆発のタイチはジャンピングハイキックを決めるも、ジェイはキーウィークラッシャー、バックドロップで応戦。
これに対し、タイチも気合を入れデンジャラスバックドロップ、バズソーキックから必殺のタイチ式ラストライドの体勢へ。
ジェイのピンチに外道がエプロンサイドに上がり試合を妨害。
レフェリーの死角でジェイがタイチへローブローを狙うが、タイチはこれを受け止め、逆にジェイの急所を蹴り上げると、外道の前でタイチ式外道クラッチを敢行。

これには外道もレフェリーの足を引っ張りカウントを妨害すると、さらにはリングインしてタイチにストンピング連打からメリケンサック攻撃を狙う。
タイチはこれをフロントキックで迎撃するも、ジェイがローブローからブレードランナーの体勢へ。
タイチはこれを嫌いジェイを引き剥がすと、金丸がエプロンサイドからジェイへウイスキーミスト攻撃を発射。
続けてタイチはアックスボンバーも的中させると、満を持してタイチ式ラストライドを決めるが、ジェイはなんとかカウント2で返す。

ならばと、タイチは天翔十字鳳を狙うが、場外から外道のタイチの足を取って妨害。
ジェイとタイチがブレードランナーとブラックメフィストの掛け合いを展開する中、ジェイはSSSを放つと、ダブルアーム式ブラディサンデーからブレードランナーを炸裂させ、タイチから3カウントを奪った。

ジェイ「タイチを言葉で表すとすれば……“フランボーヤント”。いや、それは他のヤツのニックネームだったな。だが、お前はとても華やかだ。でも、お前のマイクは偽物だろ？　どうせ口パクだ。タイチ、お前は期待外れだった。これまで対戦した他の弱い相手と何も違わない。あと残り3試合。次の相手は誰だ？　モクスリー、誰もがアイツを強いと信じてるが、ヤツは過大評価されている。俺のような実力がないから、テーブルや椅子に頼りきってるんだろ？　その後はジュース・ロビンソン。俺が楽に倒せる内藤に負けたんだろ？　俺にとっては、どちらもチョロい相手だ。みんな内藤が大好きだよな。全く理解できない。お前の正体を武道館で暴いてやる。言われてる程の実力もないくせにな。俺は今年の『G1』で対戦相手は『みんな口ばっかりだ』と暴いてきた。俺はヤツらと違い、有言実行する男だ。『6連勝する』と宣言して既に3連勝してる。いい加減に俺の言葉を信じろ」
　
タイチ「（※コメントスペースに集まっている記者に向かって）何しにきた？ お前ら、何しにきた？ オイ、コラ、コラ、オイ、コラ、オーイ！ 話変わってくんぞ。話変わってくんだ、コラ。話変わってくんだ、これで。違うんじゃねぇか、ちょっと。話変わってくんだ、お前らマジで。わかった。『G1』も関係ねぇ。変わってくんだ。『G1』がなんだ。『G1』のブロックなんて関係ねぇ。マジだ。マジでいくぞ。クソッ。オイ、もう1回やらせろ。『G1』関係ねぇぞ。総力戦だ」