『G1 CLIMAX 29』Bブロック公式戦。
2勝3敗の矢野通と、開幕5連勝のジョン・モクスリーが激突。
試合前から苛立つモクスリーに対し、矢野は距離とり場外からペットボトルの水をモクスリーに顔面にひっかけさらに煽っていく。
怒り爆発のモクスリーに対し、矢野は腰を落とし両手を合わせ「ごめんなさい!」と謝罪。
さらには、「プレゼント・フォー・ユー!」とDVDを差し出すとともに、DVDのパッケージを開き、前哨戦で奪ったお金もチラつかせる。
だが、モクスリーはDVDをケースごと蹴り上げると、矢野へエルボーを見舞っていく。
これには矢野もたまらず「ブレーク!」とロープへエスケープ。
しかし、モクスリーはそれに気にせず襲い掛かると場外戦へ。
場外では矢野がリング下からテーピングを隠し持ち、マンハッタンドロップからモクスリーの両足をテーピングで縛ろうするとが、モクスリーはこれを逃れ、逆に矢野の左腕をテーピングで鉄柵に固定。
矢野はなんとか場外カウント17でリングに戻ると、「もうしないから! シェイクハンド!」とモクスリーへ握手を要求。
場内のシェイクハンドコールに応える形でモクスリーもこれに応じると、直後に両者、相手に髪を引っ張り合う。
続いて、両者はコーナーマットを剥がし合うと、コーナーマットを手にチャンバラを展開。
これに打ち勝ったモクスリーがとどめの一撃を狙うと、ここでレフェリーがモクスリーの持つコーナーマットを奪う。
直後に矢野が死角から急所攻撃→横入り式エビ固めで丸め込むがカウント2。
さらに激怒するモクスリーはランニングニーを的中させると、場外へ転落した矢野の頭部をリング下から持ち出し照明の柵に立てかけたテーブルに何度も叩きつけていく。
だが、矢野も海野を盾にモクスリーの動きを止めると、モクスリーと海野に934を敢行。
さらには、モクスリーと海野の足をテーピングで縛り上げ、矢野はすぐさまリングへ。
モクスリーは海野となんとか立ち上がりリングに向かうも、場外カウントは進み最後は場外カウント20が宣告され、リングアウト負けとなった。