第8試合でのAブロック公式戦はKENTA（4勝1敗）とSANADA（1勝4敗）が対峙。7.27愛知でオカダ・カズチカに敗れるも、ここまで4勝と好調のKENTAに対し、まだ公式戦で一勝しか勝ち星を上げていないSANADAは、意地を見せたいところ。
　KENTAは入場すると、着用していたTシャツを観客席に投げ入れる。

 

　開始のゴング、場内は「SANADA」コールが優勢。するとSANADAはコーナーに上ってさらに煽る。KENTAもコーナーに上って場内を煽るが、コール合戦はSANADAのほうが優勢。SANADAがもう一度コーナーに上ると、KENTAが背後から飛びかかる。この行為に場内はブーイングが発生。
　SANADAはお返しのスワンダイブ攻撃を狙うも、KENTAは阻止。そして、場外のフェンスにSANADAを叩きつける。だが、SANADAも同じ攻撃でお返し。続いてSANADAは突進するも、KENTAはカニバサミで転倒させ、SANADAはフェンスに顔面を強打。
　KENTAは放送席と鉄柱にSANADAを叩きつける。さらに左キックの連発から、花道でDDTを炸裂。そしてSANADAをリングに戻してカバーするもカウントは2。
　KENTAはグラウンドスリーパーでSANADAを捕獲。SANADAはエルボーで脱出するが、KENTAはカウンターのキチンシンク。さらに背中にサッカーボールキックをヒット。
　続いてKENTAは左ミドルを連射。そして尻餅をついたSANADAの顔面に靴底を押し当てる拷問攻撃。SANADAもエルボーを返すが、KENTAはスウィンギングネックブリーカー。そこからニーを連発で落とし、三発目はフェイントから小馬鹿にするように後ろ足で蹴り上げ、場内はブーイングに包まれる。
　KENTAのキックに対し、SANADAは胸板への張り手で応戦。KENTAはローリングソバットから串刺しキック。だが、しのいだSANADAは低空ドロップキック。さらにもう一発低空ドロップキックを決め、リープフロッグの二連発から華麗なドロップキック。
　KENTAが場外に落ちると、SANADAはプランチャをヒット。そして場内のコールを煽る。SANADAはKENTAをリングに戻し、串刺し攻撃を狙う。だが、KENTAはキックで迎撃し、スィングDDTの要領で回転し、SANADAの顔面をトップロープに打ち付ける。続いてフライングラリアットをヒット。
　KENTAは打撃のコンビネーションから串刺し攻撃。切り抜けたSANADAはサルトモルタルからロープに走るも、待っていたのはKENTAのパワースラム。
　続いてKENTAはスワンダイブのミサイルキック、串刺しフロントキック、串刺しの低空ドロップキックと波状攻撃。さらにKENTAはダイビングフットスタンプを決めてカバーに入るも、これはカウント2でキックアウト。
　KENTAは首切りポーズからgo 2 sleepを狙うが、SANADAはエルボーで切り抜ける。さらに横入り式エビ固めを仕掛けるも、返したKENTAはGAME OVERへ。SANADAは必死に足でロープエスケープ
　KENTAはSANADAの後頭部にニーを突き刺し、さらにブサイクへの膝蹴りを繰り出すが、SANADAは食い止めてグラウンドに持ち込む。そのまま前方回転してKENTAを持ち上げTKOを炸裂。
　続いてSANADAはシュミット式バックブリーカーを決め、ラウンディング・ボディプレスを敢行。だが、KENTAは両ヒザの剣山で迎撃。
　ここから両者はエルボー合戦に突入。続いてKENTAがキック、SANADAがヨーロピアンアッパーカットで激しい応酬。KENTAはローリングラリアットを繰り出すが、かわしたSANADAはSkull Endへ。しかし、KENTAは切り返すとスリーパーで捕獲。
　SANADAの力が抜けると、KENTAはPKをは放つが、SANADAはキャッチ。だが、KENTAは掌底を連発し、ブサイクへの膝蹴りをヒット。しかし、フォールはSANADAがカウント2でキックアウト。
　するとKENTAは首切りポーズを見せ、go 2 sleepの体勢へ。だが、SANADAは着地し、ドラゴンスリーパー。KENTAも脱出し、go 2 sleepを狙う。
　SANADAは執念で切り抜け、ドラゴンスリーパーの体勢のままKENTAをブン回す。そこからSkull Endを決めて締め上げると、KENTAの力が抜ける。ここを勝機と見たSANADAはラウンディング・ボディプレスを炸裂。この一撃で3カウントを奪い、SANADAが公式戦二勝目を収めた。KENTAは4勝から二連敗に。

 

　試合後、KENTAはSANADAを一瞥すると、セコンドの肩を借りず自力で退場。価値あるから勝利をゲットしたSANADAは、堂々と花道をあとに。