HEIWA Presents G1 CLIMAX 29

日時: 2019年7月30日(火) 17:30開場　19:00開始
会場: 香川・高松市総合体育館・第1競技場
放送
観衆: 2,820人

第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦

飯伏幸太
バッドラック・ファレ

（4勝2敗＝8点）
（1勝5敗＝2点）

境界線

9分27秒　カミゴェ→体固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　ここまで3勝2敗で勝ち点6の飯伏と、1勝4敗で勝ち点2とふるわない成績のファレが対戦するAブロック公式戦。

　ファレは邪道とチェーズをセコンドに引き連れて登場。後から入ってきた飯伏がコールを受けて背中を向けた瞬間に背後から襲いかかる。そして飯伏を場外に追いやると、チェーズと邪道が襲撃。ファレもゆっくりとやってきて飯伏を花道に連れ出していたぶり始める。
　ハンマーパンチで飯伏を殴りつけ、踏みつけ攻撃を敢行。さらにハンマーパンチで叩きのめすとフェンスを剥がして飯伏の行く手を遮って、自身はリングへ。飯伏が慌ててリングに戻ろうとすると邪道が竹刀を振るう。
　飯伏はこれを避けてカウントアウトギリギリでリングに滑り込んだものの、そこにファレがボディプレスを投下。ファレはさらにキャメルクラッチに捕獲し、飯伏の背中にダメージを与えていく。続けてエルボードロップを炸裂させたファレ。
　飯伏をロープに押し込むと腰に一撃。ファレがレフェリーを引きつけている間に、チェーズが場外から飯伏にパンチ攻撃だ。さらに背中にエルボーを食らわせていくファレ。飯伏もエルボーを連打して反撃するが、ファレはベアハッグ。飯伏を締め上げていく。
　次第に力が抜け始める飯伏。だが、声援で力を得たのか復活し、挟まれていた右腕を抜くとエルボーを食らわせて脱出。ファレをコーナーに自爆させるとハイキック。さらにランニングしてのミドルキックで追撃だ。そして、ヒザ立ちになったファレにミドルキック、ドロップキックを連続で食らわせた飯伏。その場飛びのムーンサルトも炸裂させる。
　そしてコーナートップに上がった飯伏。ところがチェーズがこれを襲撃。飯伏は間一髪避けてリングに着地したものの、これに気を取られている間にファレの串刺し式ボディアタックを被弾。続けてボディプレスも食らってしまう。
　一方、再びチャンスを得たファレはグラネードの構え。だが、飯伏は掌底とローキック、そしてソバットのコンビネーションで阻止。続けてカミゴェを放とうとする。しかし、飯伏が引きつけたのを利用してファレは飯伏を持ち上げて阻止。
　飯伏は着地してガットショット。続けてファレの攻撃をかいくぐってロープに飛ぶが、待っていたのは邪道の竹刀。背中を叩かれて悶絶する飯伏にファレはグラネードを炸裂させる。これを飯伏がキックアウトするとファレはトドメのバッドラックフォールの体勢に。
　しかし、これを脱出した飯伏は後方から絡みついて十字架固めへ。だが、ファレも倒れない。さらにロープに近づくと邪道がエプロンに上がってきてアシストしようとする。しかし、レフェリーがこれを蹴飛ばすと、その反動でファレも倒れてしまう。
　ファレがキックアウトするとすぐさまバズソーキックを放った飯伏。そしてサポーターを外してボマイェを炸裂させると、最後はカミゴェでトドメの一撃。ファレを打ち抜いて3カウントを奪い、勝ち点を4とした。ファレは5敗目で完全に決勝戦進出の望みが絶たれてしまった。

COMMENT

飯伏「（※一歩一歩ゆっくり歩を進めながらコメントスペースにやって来て、フロアに座り込む）4勝目ですか？ま、これで、自分のヒザは、体格、そういうの一切関係ない。まあ、それを少し、証明できたかなと。僕はね、何度も言ってるけど、ホントに、今年は絶対あきらめない。絶対あきらめないから（※ゆっくり立ち上がり、壁に手をやって伝え歩きしながら控室へ）」
　
ファレ「ガッデム……。この結果が意味することは、もう俺は脱落だってことだな。残りの試合は、ただ苦痛を与えてやることにする。足を引っ張るだけだ。ああ、勝たないといけなかったけどな……。これで腹は決まった。さあ、嵐が吹き荒れるぞ……」