第8試合はBブロック公式戦としてジェフ・コブ(1勝2敗)とジェイ・ホワイト(0勝3敗)が対峙。ジェイは三連敗とあとがないだけに、なりふり構わず勝利をつかみに来るのは間違いない。『G1』初参戦のコブは、この強敵をどう迎え撃つか?
ジェイは外道を引き連れてリングイン。コブは気合いのこもった表情で花道を進む。
開始のゴングが鳴ると、ジェイは間を外すように場外にエスケープ。場内からはブーイングが発生。
ジェイはリングに戻るとヘッドロック。だが、コブは片手で担ぎ上げて力を誇示すると、続いてショルダータックルでダウンを奪う。ジェイはまたも場外へ。
ジェイはリングに戻るとロックアップ。ロープに追い込まれるも体勢を入れ替えてパンチ。するとコブは巨体に似合わず華麗なドロップキックを炸裂。
さらにジェイをつかんで力任せに放り投げると、その勢いでジェイは場外へ。コブはこれを追いかけ、場外でジェイを担ぐ。すると外道が介入。
コブは制裁すべく、外道をリングに上げる。外道は尻餅をついて命乞い。すると、コブの背後をジェイが襲う。
ジェイはストンピングを連発し、コブの顔面をエプロンに固定してエルボー。さらにリングの垂れ幕でコブの首を締め上げ、続いて場外に向けて断崖式のネックブリーカー。
コブがリングに戻ると、ジェイはストンピング、そしてノド元を踏みつける拷問攻撃。さらにサードロープにコブのノド元を打ち付ける。ペースを握ったジェイはスウィンギングネックブリーカーからチンロック。
劣勢のコブだったが、突進してきたジェイを抱え上げてバックフリップ。そしてその場飛びムーンサルトプレスを狙うも、その瞬間にジェイがコブの後ろ髪を引っ張って阻止。
続くジェイのブレーンバスターをコブは逆に持ち上げ返すも、ジェイは着地し、またもコブの後ろ髪を引っ張って倒す。
怒りのコブは豪快なフロントスープレックス。そしてバックを取るが、ジェイはバックエルボーで脱出。コブは逆水平チョップで快音を響かせ、さらに高さのあるショルダースルー、サイドスープレックスとたたみかける。
コブは串刺しエルボーを見舞い、抱え上げてからジェイを持ち直してブレーンバスター。さらにその場飛びムーンサルトプレスを決め、続いてツアー・オブ・ジ・アイランドへ。
だが、ジェイはロープをつかみ、エプロンへエスケープ。そしてコブが近づくと、スタナーの要領でトップロープにノド元を打ち付ける。
続いてジェイは鋭いDDT。そして串刺しエルボー。変形の裏投げはコブが免れるも、ジェイはカウンターのコンプリートショット。そしてコブをジャーマンで投げようとするが、コブは脱出。しかし、ジェイはもう一度コンプリートショットを決め、コブの巨体を急角度のバックドロップ。
ジェイは今度こそ変形の裏投げを決めるが、フォールはカウント2。ならばとジェイはキーウィークラッシャーの体勢に入るも、コブが踏ん張る。
ここからエルボー合戦を経て、コブはアスレチックプレックスを狙うも、ジェイは顔面かきむしりで回避。するとコブは投げっぱなしのブロックバスター。
ジェイは串刺し攻撃をキックで迎撃し、さらにキックを連発するが、コブは重い逆水平チョップでダウンを奪う。ジェイがロープを持つと、コブは足を持って引っ張り上げ、ジェイを空中でキャッチ。そのままアスレチックプレックスを炸裂し、場内をどよめかせる。
コブはジェイとコーナートップに設置し、雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが、外道が阻止。しかし、コブはエプロンに逃れたジェイを力づくで引っこ抜き、雪崩式ブレーンバスターを敢行。だが、フォールはジェイがなんとかカウント2でキックアウト。
ならばとコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙う。しかし、ジェイはエルボーの乱打で回避。そしてSSSの体勢に入るも、コブはジェイを吹き飛ばす。すると海野レフェリーが巻き込まれて転倒するハプニング。
無法状態のリング上、外道はメリケンサックでコブに殴りかかる。だが、コブはそれを防ぐと、外道にアバランシュホールド。
ここでジェイがブレードランナーの体勢に入るも、切り抜けたコブはジェイを抱え上げる。だが、ジェイも脱出し、背後から急所打ち。場内はブーイングに包まれる。
続いてジェイはSSS。そしてレフェリーを起こすと、もう一度ブレードランナーへ。だが、コブは切り抜けてジャーマン。そしてツアー・オブ・ジ・アイランドを仕掛けるが、ジェイは回避すると今度こそブレードランナーを炸裂。この一撃で3カウントを奪い、公式戦初勝利を収めた。