HEIWA Presents G1 CLIMAX 29

日時: 2019年7月15日(月) 16:00開場　18:00開始
会場: 北海道・北海道立総合体育センター北海きたえーる
放送
観衆: 6,946人（札止め）

第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦

（1勝1敗=2点）
（1勝1敗=2点）

境界線

6分16秒　パンピングボンバー→→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

7.14大田区大会で行われたBブロック公式戦初戦の内藤との闘いにまんまと勝利して幸先良いスタートを切った北海道登別市観光大使の矢野。対するはジュースに敗れて黒星スタートの鷹木。異色の顔合わせがBブロックの公式戦で実現だ。

　ゴングが鳴ってもTシャツを脱がない矢野だが、場内からは大歓声。鷹木は矢野にTシャツを脱ぐように促すと、矢野は「脱ぎゃいいんだな！　OK！　OK！　脱ぐよ」と脱ぎかかるが、頭に引っかかって前が見えなくなったところで鷹木が襲撃。ストンピングでコーナーに追い込み、いきなり串刺し式パンピングボンバーだ。
　だが、顔を出した矢野は鷹木をコーナーに振返し、自身はすぐにコーナーマットを外すと突っ込んできた鷹木を金具が剥き出しになったコーナーに自爆させる。そして自身のTシャツで顔を覆ってスクールボーイだ。ここはなんとか鷹木もキックアウト。
　すると矢野は場外に脱出。通路でイスに座って鷹木を挑発だ。これに応じて鷹木も場外へ。矢野をいためつけイスに座らせると通路を走ってパンピングボンバーを発射だ。しかし、矢野は蟹挟みで鷹木を転がしイスにぶつけると、フェンスや机で通路を塞いで場外カウントアウトを狙う。
　さらに鷹木がリングに近づいてくるとコーナーマットをぶつける矢野。それでも鷹木はなんとか生還。ならばと矢野は場外に出てリング下からテーピングを持ち出してくる。しかし、鷹木はそれを奪って丸まっている部分で矢野を殴りつける。そしてキチンシンクを連発してからショルダータックルだ。
　しかし、立ち上がってきた矢野は珍しく気合いを入れて鷹木とエルボー合戦だ。ここは押し込んだ矢野。鷹木が逆水平チョップを放ってくると両腕でガード。しかし、鷹木はこれを読んでいて寸前で攻撃をやめると、矢野がガードを解いた瞬間にナックルを叩き込む。
　ならばと矢野は倒れた瞬間に股間目がけてナッツショット。しかし、鷹木はこの拳をキャッチして阻止。ならばと矢野は逆さ押さえ込みもを狙うが、鷹木は熨斗紙で切り返そうとする。しかし、ここは矢野がさらに逆さ押さえ込みで切り返す。
　だが、これをキックアウトした鷹木はロープに走った矢野をバックエルボーで迎撃すると、龍魂ラリアットを2連発。さらにダブルチョップでダウンさせる。そしてコーナーに逃げた矢野に串刺し式のパンピングボンバーを発射。
　しかし、矢野はレフェリーを使って阻止。戸惑う鷹木を背中から突き飛ばしてレフェリーにぶち当てると自身はイスを持ち出し、座る部分をパンと叩いてなんと鷹木にパスだ。そしてレフェリーに自身が殴られたと訴える。
　これに騙されたレフェリーは鷹木を注意。慌てて否定する鷹木だったが、そこにBUSHIが登場。レフェリーに抗議をし引きつけている間に、鷹木はイスを矢野に投げつける。これでダメージを負った矢野に最後は怒りのパンピングボンバー。きっちりと3カウントを奪い、『G1』初白星をあげたのだった。

COMMENT

鷹木「危ねぇ、危ねぇ。もう少しで反則（負け）になるとこだった。ハア、危ねぇ。BUSHIのおかげで、助かったよ。何はともあれこれで、『G1 CLIMAX 29』、1勝目だ。鷹木信悟、まだまだこんなモンじゃねぇからな。龍の如く！駈け昇ってみせるぜ」
　
矢野「（※頭を抱えながら）やったじゃん！やったじゃんか、お前ら、オイ！レフェリーもテメェもふざけんな！お前らまとめてな、“矢野通コンプライアンス委員会”に訴えてやる、バカ野郎！」