大会開始前、6月3日夜に起きたバイク事故により、41歳の若さで急逝した青木篤志さんの追悼セレモニーが行なわれた。
青木さんは高校時代からレスリング選手として活躍し、陸上自衛隊を経てプロレスリング・ノアへ入団。2005年12月24日に28歳でデビューした。
新日本プロレスにも参戦しており、2009年の『BEST OF THE SUPER Jr.XVI』出場、2010年7月11日のIWGP Jr.ヘビー級王座挑戦(※王者はプリンス・デヴィット)など、確かな実力をファンに見せつけた。また、2010年12月24日には、丸藤正道とのタッグで金本浩二&タイガーマスクを破り、流出していたGHC Jr.ヘビー級タッグ王座をノアへ取り戻している。
その後は全日本プロレスへ主戦場を移し、世界ジュニアヘビー級王者になるなど、主力選手の一員として活躍。今年5月20日にも同王者へ返り咲き、さらなる飛躍が期待されていた矢先の訃報だった。
セレモニーでは、菅林直樹会長が青木さんの遺影を持ち、今大会に出場する選手たちも参列。テンカウントゴングの中で黙とうを捧げ、青木さんの早すぎる死を悼んだ。