『KIZUNA ROAD 2019』第9戦の八戸市東体育館大会。いよいよ翌日に控えた6月25日(火)仙台の2大タイトルマッチに向け、最終前哨戦が繰り広げられる。
第1試合は、天山&小島のテンコジと同じ第三世代の永田が、5大会連続でタッグ対決。
永田組の奇襲で試合が始まり、永田のアシストを受けた上村が小島に逆水平チョップ連打を浴びせる。
さらに上村&永田はダブルショルダータックルで小島に追撃。しかし、小島がDDTで上村に報復し、控えの永田を場外へ吹き飛ばす。
これで上村のローンバトルとなり、小島が逆水平チョップ乱打、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップをお見舞い。しかし上村は、ショートレンジドロップキックで小島に反撃し、ようやく赤コーナーへ生還。
タッチを受けた永田は、フロントハイキック、ミドルキック3連射で小島に追撃。さらに、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー、フェイント式低空ドロップキックに繋げる。
だが、小島がコジコジカッターで永田に逆襲し、替わった天山がモンゴリアンチョップ連射、ヘッドバット、串刺しラリアット、ブレーンバスターで追い討ちをかける。
さらに天山はモンゴリアンチョップを打ち込んで行くが、永田が腕を取り、腕固めの体勢に入る。だが、小島がすぐに飛び込んでカット。
上村対天山となり、永田の串刺しフロントハイキックから上村が串刺しドロップキック。さらに、2人が合体ブレーンバスターで投げ捨てる。
続いて上村は逆エビ固めを極めるが、天山が自力で脱出。すると上村はかんぬきスープレックスの体勢に入るが、小島が妨害し、天山と共にテンコジカッターをお見舞い。そして最後は、天山がアナコンダバイスでギブアップを奪った。
天山「上村も、日に日にっていうかね、この前も言っんですけど、若いヤツの成長っていうのはどんどん進化していくっていうかね、なんかのきっかけであいつらもっともっと、これをバネにするっていうかね、勢い持ってるから怖いですよ。ウカウカできない。1試合目で恥さらすようなことはできないし。しっかりと、テンコジでやってる以上はね、まだまだあいつらの高い壁であり、分厚い壁でなきゃいけないっていうね。まあ、シリーズも明日で最後。仙台ですけども、しっかり今シリーズ復帰もできて、最後まで完走する。コジとガッチリできて。とにかく自分の体調も、ヒザの痛みもほとんど、まったくないっていう状態なんで。いい状態だから、これからどんどんいきたいなと思ってます。コジ、ありがとうな(※と言って握手を交わし、先に控室へ)」
小島「前にも言ったと思うけど、テンコジタッグがね、第1試合に出てること。これは改めていろんな人に問いたいと思う。これがとても貴重な時間だということをね、皆様にわかってもらいたい。もしかしたら、ホントに残り少ないテンコジタッグの活動かもしれない。とは言いながら、たぶん15年ぐらい前に同じこと言ってるような気がするけど。ということは、あと15年ぐらい、同じことを続けるかもしれないけど。それだけはプロレスの神様にしかわからないけど、ただ、どんな世界でも永遠っていうのはないから。それを改めて、自分の中でも噛みしめて、このテンコジという時間を大切にしていきたいと思います」
上村「今シリーズ、永田さんと組んで、天山さん、小島さんと何回やったかもう覚えてないけど、1勝もすることができなかった。今シリーズはもう、俺は試合ないけど、次、『G1』、タッグマッチも、前哨戦は全部、もちろん、俺が(3カウントを)獲ってやるっていう気持ちは、そんなの当たり前にあるけど、でも、(7.28)名古屋の成田とのシングル、みんな、絶対、注目してください。僕が勝ちます。ありがとうございました」
※永田はノーコメント