第2試合は飯伏幸太&真壁刀義&本間朋晃&海野翔太vs成田蓮vs内藤哲也&EVIL&SANADA&鷹木信悟&BUSHI。
真壁は6.24八戸の試合後、「俺は『G1』外れた人間だ。EVIL、SANADA、鷹木、おもしろいじゃねえか。新日本プロレスに言っとく。なんでもいい、一騎打ち組め、アイツらに本物のレスラーの怖さを教えてやっからよ」とアピール。
L・I・Jは『G1』に向け、仲間ながらもEVILを中心に牽制しあっている。
試合前、L・I・Jのグータッチに今宵もEVILは参加せず。すると海野が内藤に突っかかり、試合開始。
だが、内藤はエルボーで後退させ、串刺し攻撃を狙う。しかし、逆に海野が串刺しエルボー。こえに対し、内藤はツバを吐きかけ、ヒップトスからドロップキック。そして、寝転びポーズを見せるが、海野が襲いかかる。内藤が場外にエスケープすると、海野はツバを吐きかけ「来い、コノヤロー!」と咆哮。
内藤はリングに戻り、海野と組み合うと見せかけ、BUSHIとタッチ。海野は本間とスイッチ。本間はショルダータックル、ヘッドバット。そして、ボディスラムから小こけしを繰り出すが、これはかわされてしまう。
ここからL・I・Jは総動員で場外戦を仕掛ける。内藤は海野を客席に豪快に放り投げ、ストンピングを連発。
リング上、BUSHIは本間の顔面に右足を押し当てていく。次は鷹木がリングインし、本間を逆水平チョップ一発でダウンさせる。
続いて内藤が本間にコーナーミサイル、EVILがブロンコバスター。そしてSANADAがリングに入り、本間を両肩に担ぎ上げる。だが、本間は脱出するとこけしロケットをヒット。
次は真壁がL・I・Jを蹴散らしていく。しかし、鷹木は真壁とのラリアットに競り勝つ。だが、真壁もラリアットで鷹木からダウンを奪う。
続いて真壁はSANADAの頭部にナックルを落とし、ノーザンライトスープレックスへ。だが、SANADAはパラダイスロックを仕掛ける。これは真壁が切り抜けるも、SANADAは真壁の左右のラリアットをかわしてドロップキック。
次は飯伏とEVILのマッチアップ。飯伏は打撃のコンビネーション、さらにその場飛びムーンサルトプレスを繰り出すが、EVILはかわす。
EVILはダブルチョップ、セントーンを出すも、飯伏もかわし、今度こそその場飛びムーンサルトプレスを炸裂。続いてバックの取り合いを経て、EVILは串刺しラリアット。
次はEVILと鷹木がダブルの攻撃を狙うが、飯伏は二人まとめてオーバーヘッドキック。
スイッチした成田は、鷹木に串刺しエルボー。さらに鷹木のブレーンバスターを、逆に投げ返す。ここから本隊は鷹木にトレイン攻撃。さらに成田はフロントスープレックスをお見舞い。
成田はフロントスープレックスをもう一発狙うが、内藤がカット。そしてBUSHIとの連携低空ドロップキックをヒット。
すると海野が内藤、BUSHIをドロップキックで排除。しかし、鷹木が海野に強烈なショルダータックル。そして成田に串刺しラリアットを決め、熨斗紙へ。だが、成田は切り抜けて逆さ押さえ込みで返す。
さらに成田は張り手を連発し、もう一度鷹木の熨斗紙を丸め込みで切り返す。これをはねのけた鷹木は、成田にパンピングボンバーをヒット。フォールを成田が返すと、鷹木は今度こそ熨斗紙を決め、3カウントを奪取。L・I・Jに凱歌が上がった。
EVIL「仲間であろうと、『G1(CLIMAX)』の闘いはもう始まってるぞ。そしてもう1人……ゴールデンスターを暗闇の世界に葬り去ってやる。よく、覚えとけ」
鷹木「まあ、ハッキリ言って、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』のダメージも疲労も残るなか、この『KIZUNA ROAD』だったけど、成田の1発の張り手で思い出したよ。あいつも『SUPER Jr.』出てたからな。まあ、『SUPER Jr.』エントリーして、この『KIZUNA ROAD』出て、『G1』にも出んのは、おそらく俺だけじゃねえか? ほかの誰かさんは、ロスに旅行に行ってたみたいだけど、俺、逆に、コンディションは全然落ちてないから。なによりもモチベーションは高いままだ。『G1』、楽しみだぜ。何よりも! 8月4日大阪で、内藤との対戦だ。楽しみでしょうがねぇ」
内藤「EVILはもう、“G1モード”に突入してるってことかな? いいんじゃないの? だって同じリングに、SANADAも、鷹木も、内藤も、そして飯伏もいるわけでしょ。そりゃあ、俺も燃えてくるよ。でもさあ、こんな時こそ、トランキーロだぜ、EVIL。だって、われわれLOS INGOBERNABLES de JAPONは、次に、今週末かな、イギリスで試合が控えてるからね。俺、思うんだよね。目の前の試合を大事にできない人間に、未来はないかなって。だから俺は、今、イギリスの試合に集中したいよ。集中しなきゃいけないと思ってるから。まあ、『G1』を見据えてないことはないけどさあ、今、一番大事なのは目の前の試合、イギリスの試合だと俺は思うからね。イギリスのお客様に、LOS INGOBERNABLES de JAPON、そして内藤哲也のプロレスを存分に堪能してもらいますよ。じゃあ、ちょっと俺、このあと用事があるんでね。急いで行かなきゃいけないんで。また皆様、どこかでお会いしましょう。アディオス」
※SANADA&BUSHIはノーコメント
真壁「やっぱ大一番決めてくんな、ロス・インゴな。うん。あのチームプレイはよ、鉄壁だよ。うん、わかる、わかる。わかるけど何だって!? やってやるこの野郎、オイ!! タイマンでも何でもいいよ、テメェらこの野郎! オイ、真正面から1対1でやってやるよ! いつでもいいぞ、クソが! 『G1(CLIMAX)』終わったあたり、ちょうどいいんじゃねぇか!? テメェらよ(ニヤリ)」
飯伏「いや~、最終日だから、全力で行きたかったですけどもね。まあ久々の10人(タッグマッチ)なんで。なかなかうまいこと行かなかったんだけど。いや、もう全員ね、全員、敵だ。全員、敵。すべて敵。僕は(新日本プロレス)本隊なんで。それ以外は全部敵」
本間「内藤、いやロス・インゴのお前ら、誰もが嫌いな鈴木軍みたいなやり方しやがって。なんでレフェリーとかよ、セコンドに手出すんだよ!? 鈴木軍と一緒で、大嫌いだよ、俺、そういうのがよ。まあでも、最後に僕が言いたいのは、ロス・インゴは刺激があって、闘いはスゲェ充実してますけども、でも俺は、ヤツらとの闘いとは反するこけし一本で行きますから。あと俺は、6月23日に、スゲェ大切な記念日なのに、どうしようもなくしょっぱい試合をしてしまって、大切な日にしょっぱい試合をして、パートナーのライガーさんに怒鳴られました。たしかにあれはプロの試合じゃない。最低最悪の試合をしてたんですけど、いいか? 悪いか? 悪いでよかったですよ。悪い=(イコール)もう上しかないですから。上を見て闘い抜いて行きますから」
海野「内藤が昨日、コメント残してたね。『内藤哲也と当たるのがどんだけおいしくてチャンスか?』って。『もう少し理解したほうがいいよ』って言ってたけど、十分に理解した上でリングに立ってんだよ。もっと欲を言うなら、俺とシングル(マッチ)をして欲しい。その(IWGP IC)ベルトを懸けて闘って欲しい。『G1(CLIMAX)』の枠を懸けて闘って欲しい。欲はもっと出て来るよ。いい遊び相手だと思って、シングルマッチお願いします」
※成田はノーコメント