メイン(第8試合)ではオカダ・カズチカ&棚橋弘至がドリームタッグを結成し、BULLET CLUBのジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ組と激突。
棚橋は6.5両国での復帰戦でジェイのダーティーファイトの前に惜敗。今回は目前に迫った『G1』二連覇に向けて復調ぶりを見せるためにも、ジェイに一矢報いたいところ。
ちなみにオカダと棚橋が二人で組むのは2.2札幌以来。相手はくしくも今回と同じジェイ&ファレ組で、そのときは惜敗を喫しているが、本隊&CHAOSの最強コンビとしてリベンジに向け闘志を燃やす。
一方のジェイ(ニュージランド出身)とファレ(トンガ王国出身)が、故郷と同じオセアニアに位置するオーストラリアの地で大暴れするのは必至。『G1』出場者の4名が熱い火花を散らすことだろう。
入場は一人ずつ。ジェイは外道を伴ってリングイン。オカダの入場前には大きな「オカダ」コールが発生。
先発はファレとオカダ。ファレはオカダの髪を引っ張り、コーナーに押し込む。そして一旦距離を取る。またもファレはオカダの髪を引っ張るが、オカダはエルボーを連発。だが、ファレはエルボーで後退させてから突進。これをオカダはカニバサミで転倒させ、低空ドロップキックをヒット。そしてオカダはリストを捕らえるも、ファレは力尽くで吹っ飛ばす。
次はジェイと棚橋のマッチアップ。「棚橋」コールが巻き起こると、ジェイは間を外すように場外にエスケープ。ジェイがリングに戻ると、棚橋はヘッドロックで捕獲。ジェイもヘッドロックを返すが、棚橋はすばやくヘッドロックで切り返す。
ジェイはスキをついて棚橋にキックを叩き込み、逆水平チョップを連発。だが、棚橋も串刺し攻撃を切り抜け、セカンドロープからフライングボディプレス。そしてエアギターを披露し、場内の声援を集める。
ジェイは棚橋をロープ付近で捕らえると、そのまま危険な体勢で場外に投げ落とす。ファレはオカダを場外で捕獲し、鉄柱に叩きつける。ジェイは棚橋の腰をエプロンに打ち付け、リングに戻る。ファレは棚橋にキック。ダメージを負った棚橋はカウント15でリングに生還。
リング上、ジェイは棚橋に顔面かきむしり。スイッチしたファレは重いボディブロー。さらに棚橋をロープにはりつけてボディにパンチ。劣勢の棚橋は前方回転エビ固めを繰り出すが、ファレはこらえるとヒップドロップ。棚橋は痛みでのたうち回る。
次はジェイが棚橋にスウィンギングネックブリーカー。そしてスリーパーで捕獲。だが、棚橋はジェイの足をキャッチ。しかし、その体勢のままジェイはエルボーを連発。すると怒った棚橋もエルボーで応戦。だが、ジェイは棚橋をダウンさせ、足を捕らえてドラゴンスクリュー。
続いてジェイはリバースのインディアンデスロックからカマ固めへ。オカダがカットに入るが、ファレが場外に追いやる。
ジェイは棚橋に強烈な逆水平チョップ。スイッチしたファレは棚橋に腕で力任せに横殴り。そして踏みつけ攻撃。棚橋もエルボーで応戦するが、ファレはボディブローで動きを止める。そして串刺しボディプレスを繰り出すが、棚橋はかわして低空ドロップキック。
次はオカダがファレにエルボー連発。さらにロープで加速してエルボーからDDT。続いて気合を入れると串刺しエルボー。さらにボディスラムでファレの巨体を持ち上げようとするが、これはファレが耐え切る。そして逆にファレがオカダを担ぎ上げるが、オカダは切り抜け、今度はファレをボディスラムで投げることに成功。
続いてオカダはトップロープに上るが、外道がエプロンに上る。すると、ファレがオカダのスキをついてデッドリードライブ。
次はジェイがオカダに串刺しエルボーから低空バックドロップ。そしてブレードバスターを狙うが、オカダは着地し、リバースネックブリーカーで反撃。
タッチした棚橋はジェイにエルボーを連発。さらに串刺し攻撃を狙うが、ジェイはキック。しかし、棚橋はその蹴り足を捕らえてドラゴンスクリュー。続いてグラウンドでのドラゴンスクリューを決め、テキサスクローバーホールドへ。だが、ジェイはロープエスケープ。
棚橋はエルボーからスリングブレイドを狙うが、ジェイはカウンターの逆水平チョップ。さらにコンプリートショット、ぶっこ抜きジャーマンとたたみかける。そしてブレーンバスターを決めてフォールに入るが、棚橋はカウント2でキックアウト。
するとジェイは変形の裏投げ。そして首切りポーズからブレードランナーを狙うも、棚橋は脱出。そこから激しい技の切り返し合戦となり、棚橋がブレードランナーを切り抜けてツイスト&シャウトを炸裂。
次はファレとオカダのマッチアップ。オカダはショットガンドロップキックからツームストンパイルドライバーを狙う。しかし、ファレが耐えると、オカダはロープへ。だが、ファレは強烈なショルダータックル。さらに串刺しボディプレス、ジャンピングボディプレスをお見舞い。だが、フォールはオカダがカウント2でキックアウト。
ファレはグラネードの体勢に入るも、棚橋が入る。するとジェイが棚橋にドラゴンスクリュー。そのジェイをオカダがフロントキックで排除。
混戦模様の中、ファレがオカダにシ豪快なラリアット。そしてバッドラックフォールを狙うが、切り抜けたオカダは背後からドロップキック。そして正面からドロップキックを炸裂。
ここでジェイがオカダに逆水平チョップ。そして、オカダのドロップキックをかわしてブレードランナーの体勢に入る。ここから技の切り返し合戦となり、スキをついて棚橋がジェイにスリングブレイド。さらに棚橋はオカダと共に、ファレにダブルのブレーンバスター。そして、棚橋は場外のジェイにプランチャを発射し、オカダに勝負を託す。
オカダはトップロープからファレにダイビングエルボー。そしてレインメーカーポーズを見せ、ファレにレインメーカーを繰り出すが、ファレは切り抜けグラネード。だが、オカダも脱出し、ローリングラリアットをヒット。そして最後はレインメーカーを決め、3カウントを奪取。ドリームタッグがBULLETタッグを沈め、2月の札幌の雪辱を果たした。