オスプレイは今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』で3年ぶり二度目の優勝を成し遂げると、その勢いを駆って6.9大阪城ではドラゴン・リーとの死闘を制し、IWGPジュニアヘビーを奪取。その試合後、オスプレイは「イーグルスとベルトを賭けて戦いたい」と次期挑戦者にBULLET CLUBの“スナイパー・オブ。ザ・スカイ”を逆指名した。
両者は5.26幕張での『SUPER Jr.』公式戦で激突し好勝負を展開するが、終盤にエル・ファンタズモが介入。結果はイーグルスが勝利を収めるも「こんな勝ち、いらねえよ!」と、不完全燃焼な結末に怒りを見せていた。
今回、IWGPジュニアヘビー初挑戦のチャンスをつかんだイーグルスは、故郷オーストラリアでの王座戴冠に向けて気合い充分。オスプレイとしては『G1』初出場を前に、ここはキッチリと勝利を収めたいところ。
イーグルスは大歓声の中、闘志あふれる表情でリングイン。オスプレイは日本刀を持って入場し、リングに入るとサヤを抜いて、その刃をイーグルスに向ける。
続くショルダータックル合戦は互角の展開。すると、オスプレイが不意打ちの強烈な逆水平チョップ。しかし、すばやいロープワークからイーグルスが華麗なドロップキックをヒット。オスプレイが場外に落ちると、イーグルスはロープのあいだをくぐりぬけてトペ・コンヒーロを炸裂。
イーグルスは場外で逆水平チョップ。そしてオスプレイをリングに戻し、低空ドロップキックをヒット。続いてイーグルスは串刺し攻撃を狙うが、オスプレイは切り抜けると、コーナーに上ったイーグルスを逆水平チョップでリングに落とす。
場外でイーグルスはオスプレイを鉄柵に投げつけるが、オスプレイはジャンプして着地。そして鉄柵を使ってフライングエルボー。続いてオスプレイはイーグルスを鉄柱に叩きつけ、さらに鉄柱越しのトラースキック。
そしてオスプレイはイーグルスをリングに戻し、サードロープに固定したイーグルスの顔面にドロップキックを炸裂。
リング上、オスプレイはイーグルスにボディスラムからニードロップ。そして逆水平チョップの連発から、串刺しの低空ドロップキック。
オスプレイのチンロックを切り抜けたイーグルスは、右ハイを食らわせる。さらにオスプレイの串刺し攻撃を切り抜け、すばやく丸め込みへ。続くロープワークの攻防から、オスプレイがイーグルスを抱え上げるも、イーグルスは旋回式DDTを炸裂。
イーグルスはヒザ立ち状態のオスプレイの胸板に左ローを連発し、さらにレッグラリアット。そして串刺しのダブルニー。そこからコーナー際の攻防となり、オスプレイがニーをお見舞い。
そしてセカンドロープにもたれかかったイーグルスの頭部にドロップキックを狙う。これをかわしたイーグルスは、オスプレイにトップロープ越しのフットスタンプをお見舞い。
だが、オスプレイも延髄斬りから619、スワンダイブエルボーとたたみかける。オスプレイはサマーソルトキックを繰り出すが、着地の際にヒザを痛めてしまう。するとイーグルスはニークラッシャー。だが、オスプレイもハイキックで反撃。そしてストームブレイカーを狙うが、切り抜けたイーグルスはキックを連発。すかさずフォールに入るが、オスプレイはカウント2でキックアウト。
イーグルスはスライス・ブレッド#2を狙うも、オスプレイはトップロープにイーグルスを設置。そして雪崩式攻撃の体勢に入るが、イーグルスはバックエルボー。だが、オスプレイはオーバーヘッドキックでイーグルスを宙吊りにする。
オスプレイは宙吊り状態のイーグルスの顔面に張り手。しかし、イーグルスもその体勢で張り手を返す。するとオスプレイはキックを連発。
そして、オスプレイは雪崩式スープレックスを狙うが、イーグルスは切り抜ける。するとオスプレイはイーグルスをドロップキックで場外に転落させる。ここからオスプレイはトルニージョアタックを敢行。イーグルスはカウント19でリングにギリギリ生還。
するとオスプレイはドロップキックからリバースのブラディサンデー。そしてロビンソンスペシャルを決め、セカンドロープからのオスカッターを狙う。だが、イーグルスはスライス・ブレッド#2で切り返す。
ここから両者はヒザ立ち状態でエルボー合戦。そして立ち上がると、エルボーの応酬を続行。オスプレイはキックを放つが、イーグルスはスキをついてターボ・バックパックを狙う。だが、オスプレイも切り抜け、そこから激しい技の切り返しとなり、オスプレイはシットウダウン式パワーボムのように抱え上げ変形のフェイスクラッシャー。さらにオスプレイは高角度ライガーボムを決めるが、イーグルスはカウント2でキックアウト。
オスプレイはトップロープに上るも、エプロンに上ったファンタズモに気を取られてしまう。するとイーグルスがトップロープに飛び乗り、オスプレイに雪崩式フランケンシュタイナー。そして450°スプラッシュを繰り出すが、オスプレイは間一髪でかわす。
オスプレイはトラースキックを決め、イーグルスを肩車で持ち上げえうとそのままセカンドロープへ。そして雪崩式のアイコノクラズム。だが、イーグルスはカウント2で必死に跳ね返す。
ここでファンタズモはイスをリングに投げ入れる。しかし、オスプレイは気にせずイーグルスにオスカッターを狙う。ならばとファンタズモが場外でベルトを手にし、オスプレイの動きが止まる。すると、イーグルスがファンタズモにトペ・スイシーダを炸裂。
その反動でオスプレイは足がロープに引っ掛けてしまう。そこにイーグルスは450°スプラッシュ。そしてターボ・バックパックを決め、ロン・ミラー・スペシャルへ。オスプレイは必死にロープに逃げるが、イーグルスは左腕も捕獲。しかし、オスプレイは右手でロープに逃げる。
イーグルスはオスプレイにピストルポーズからアルゼンチンバックブリーカー。だが、オスプレイは切り抜ける。しかし、イーグルスがスワンダイブ。するとオスプレイはカウンターのオスカッター。さらにもう一発オスカッターを決めるが、ファンタズモがレフェリーの足を引っ張ってカウントを阻止。
ファンタズモはオスプレイに馬乗りになってパンチを連発。さらにベルトを手に持ち、オスプレイに殴りかかろうとするが、イーグルスが阻止。オスプレイはファンタズモに死角からトラースキック。
ここでイーグルスがベルトを手に取り、オスプレイを見やってからおとなしくレフェリーに渡す。そしてイーグルスとオスプレイは額を突き合わせ、激しいエルボー合戦。競り勝ったイーグルスはエルボーの連打からストンピングを連発。
イーグルスは気合を入れ直し、ターボ・バックパックを狙うが、オスプレイはこらえて低空スープレックス。さらにショートレンジラリアットを決め、エセックス・デストロイヤー。しかし、イーグルスはカウント2でキックアウト。
オスプレイはストームブレイカーを仕掛けるも、イーグルスは脱出。だが、オスプレイはハイキックからトラースキック。そしてもう一度ストームブレイカーへ。
しかし、イーグルスはカナディアンデストロイヤーで切り返す。そしてキックのコンビネーションから、リバースのスライス・ブレッド#2。フォールはオスプレイも必死にカウント2ではねかえす。
イーグルスは雄叫びを上げ、左ヒザに450°スプラッシュ。そしてロン・ミラー・スペシャルを決めるが、オスプレイは丸め込みで返す。そこから技の読み合いとなり、オスプレイはカウンターのスパニッシュ・フライ。
オスプレイはシューティングスタープレスを決めるが、イーグルスは意地を見せるようにカウント1で返す。すると、オスプレイはイーグルスの後頭部にヒドゥン・ブレイドを決め、ついにストームブレイカーを炸裂。オスプレイが30分越えの死闘を制し、王座防衛に成功した。