6月17日(月)後楽園で行われるNEVER 6人タッグ戦・真壁&矢野&田口vs裕二郎&オーエンズ&ファンタズモの前哨マッチ。なお、田口は6月25日(火)仙台でファンタズモのブリティッシュクルーザー王座に挑戦する。
棚橋と裕二郎の対決で試合が始まり、棚橋がヘッドロックを極める。ところが、裕二郎が手を噛んで脱出し、控えのオーエンズも手に噛みつく。
さらに、裕二郎は串刺しフロントハイキックを見舞うが、棚橋がカウンターバックエルボー→フライングボディアタックの連続攻撃で脱出。
スイッチした田口は、串刺しジャンピングヒップアタック、ヒップアタック連射で裕二郎に追撃。そして、棚橋と真壁もヒップアタックで続く。そこへジェイたちが乱入するも、田口が裕二郎、棚橋がジェイ、真壁がオーエンズにヒップアタックを食らわせた。
続いて田口がニュートラルコーナーへのぼって尻を突き出し、棚橋と真壁が裕二郎をスローイングする。ところが、裕二郎が急停止して田口の尻を殴り、リバースDDTで報復。
たちまち大乱闘が巻き起こり、BULLET CLUBが本隊チームを圧倒。そのまま田口を孤立させ、長時間に渡る集中攻撃で追い詰める。
それでも田口はジェイが仕掛けたバックドロップを着地し、カウンタージャンピングヒップアタックで逆転。ところが、オーエンズが背後からタイツを引っ張って尻をむき出しにし、タッチを妨害する。
さらにオーエンズは、田口を背後から捕らえてアトミックドロップで叩きつける。だが、田口は尻を出したままでオーエンズにカウンタージャンピングヒップアタックを食らわせ、ようやく赤コーナーへ生還した。
これで棚橋対ジェイとなり、棚橋のフライングフォーアームがヒット。そして、裕二郎→ジェイの順でドラゴンスクリューを見舞う。
しかしジェイは、カウンター逆水平チョップで流れを引き戻し、バックドロップで追撃。そして、串刺しエルボースマッシュ、ブレードバスターで追い討ちをかける。その後、ジェイがブレードランナーを狙うと、棚橋が回避してスリングブレイドに行く。それをジェイがかわして再びブレードランナーを仕掛けるが、棚橋がツイスト&シャウトに切り返した。
真壁対オーエンズとなり、真壁がタックル、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドとラッシュ。しかし、控えの裕二郎がロープワークを妨害し、フィッシャーマンバスターで叩きつける。そして、直後にオーエンズが低空ランニングニーアタック、変型ファイナルカットで追撃。
その後、真壁がダブルハンドラリアットでジェイ&裕二郎を排除するが、オーエンズがシャイニング延髄斬りをお見舞い。そして、ロープへ走るも、棚橋がカウンタースリングブレイドでなぎ倒す。
ここで棚橋&田口が2人同時にプランチャを繰り出し、ジェイと裕二郎を分断。そして最後は、真壁がキングコングニードロップでオーエンズを仕留めた。
田口「何度も言ってるように、ケツの一つや二つ、くれてやるって言ってんですよ。ケツの一つや二つ、屁でもないですよ。それが大和魂だから。大和、倭の国。倭の国の男の魂だからですよ。ケツの一つや二つ、タ○の一つや二つ、サ○の一つや二つ……くれてやるってことですよ。それぐらいの気持ち。それこそが大和魂。焼け野原になっても大和魂があればやっていけるんですよ。それが大和魂ってことです。その心意気、心持ち。それが大和魂。かかって来いやってことですよ。必ずブリティッシュクルーザー級(ベルトを)獲って、イギリスに見せつけてきますから。代表として。日本男子代表として。イギリスに置いてくるつもりで、見せつけてきますよ。限界に挑戦する、それが大和魂。日本全体がだらしなくなってきてますから、こうであるべきっていう形を示したいと思います。キッチリ仙台で。まあ理想は、ケツを出さないことですけどね……」
棚橋「最善の練習をして、最善の治療をして、こうして戻ってきたわけですけど、劣化が……劣化が止められない。“劣化版”棚橋……。本人の劣化版って聞いたことないけど(苦笑)。現役である以上、今は劣化版だ。イメージで言うと、ず~っと断崖絶壁からすぐ、断崖絶壁のそばを歩いている感じ。いつ落ちるかもわからない。まさにカウント2.9……から立ち上がれ」
真壁「地元っていいね。俺、地元って何個あると思う、日本に? 結構、50個ぐらいあんだよね。神奈川は全部地元なんだよね。面白いぐらい集まってきてくれるじゃんか。今日もね、俺の同級生とか来てんのよ。俺の両親まで来たからさ。まぁ、なんていうの。俺の同級生は結婚とか早いから、(彼らの)子供ももう成人とかなってんの。ホントに。まぁでも、ヤツらに対しても、『こっからだぜ』っていうガソリン(を)まけたかなと思うよね。それと同時にあれだよね、地元の“おらが街の大将”じゃないけどね、あれがやっぱり気持ちいいよね。だってこんだけテレビで、真壁刀義、世間に対して圧力を加えてるわけだ。そして、新日本プロレスに対してもさ、どんだけの宣伝になると思う? それを自負してるし、当たり前にしようと思ってる、俺は。俺自身の生き方として。それを見て、俺の同世代の連中、40代後半、50代前半、50代後半もいるだろうし、そいつらのような俺の先輩たちがさ、また元気出して、自分も刺激されて、『真壁がやってんだったら俺だって』って思ってくれたら最高だよね。それを含めて、俺、地元だけじゃねぇもん。日本全国で試合やってっからさ。俺個人の考え方っていうより、いまもう、プロレス見て元気もらおうってしてるヤツらにさ、どんだけ元気与えようかなって、それ思ってるからね。そんなもんだよね。俺、昔からやってること変わらないし、それは(これからも)何も変わらない。でも今日、いいんじゃないの。ジェイと棚橋の、ライバル同士のせめぎ合いも見れたし、田口のすべてをブチ壊すようなおもしろプロレス。あれも、アイツの器のデカさがないと成り立たないしね。あれがまた、デビューしたての(キャリア)5、6年のヤツがやっても、飲まれちゃうしね。みんなそれぞれ、自分のスタイルを確立して突き抜けてきてるから、バックアップにはもってこいの強い味方だ。まぁ、あとは地元だろうがなんだろうが、真壁刀義47歳、今度48(歳)……ヤバくない? 俺、自分の年齢もわかってない。でも俺、年寄りだとか全然思ってないし、ベンチプレス180(kg)以上挙げるしさ、もう怖いもの何もない。町田もそう、八王子もそう。俺にとっちゃガキの頃から馴染みのある土地だから、今日勝ててよかったんじゃないの。まぁ、新日本プロレス、面白いってことだよ。なにがあっても」
ジェイ「クソ野郎が! クソ野郎どもが!(※と叫びながらコメントスペースを横切って控室へ」)
※裕二郎&オーエンズはノーコメント