2大会連続同一カードとなった8人タッグマッチ。翌日(6月16日)の後楽園ホール大会で行われるIWGP Jr.タッグ戦SHO&YOHvs石森&ファンタズモの最終前哨対決でもある。なお、前日はニコルスがタンガからピンフォールを奪い、ジュースと共にIWGPタッグ王座挑戦をアピールしている。また、ブリティッシュクルーザー王者のファンタズモは、最終戦の6月25日(火)仙台で田口の挑戦を受ける。
序盤、タマ&タンガがSHOを小バカにする。しかしSHOは、替わったファンタズモのスワンダイブ攻撃を回避し、カウンタードロップキックをお見舞い。
その後、YOH&SHOが息の合った連係攻撃でファンタズモに追い討ち。ところが、控えの石森がYOHのロープワークを妨害し、ファンタズモが顔面攻撃で逆襲。
さらに石森が鉄柵攻撃を食らわせると、YOHは完全に沈黙。そこからBULLET CLUBがラフ攻撃で徹底的に痛めつけて行く。
それでもYOHは、開脚式ドロップキックでファンタズモと石森を同時になぎ倒す。そして、ブレーンバスターでファンタズモに追撃し、ようやく赤コーナーへ帰還。
ここからジュース対タマとなり、ジュースが顔面パンチ連射、逆水平チョップ、カウンタースパインバスター、コーナー最上段からのフライングボディアタックと畳み掛ける。しかし、次の抱え込み式逆エビ固めは、タンガがカット。
その後、セコンドの邪道が場外からの竹刀攻撃でジュースのロープワークを妨害。さらに、タマ&タンガが変型マジックキラーで叩きつける。
だが、ジュースはタマとタンガが仕掛けたバックドロップを連続で回避し、脱出に成功。タッチを受けたニコルスが、2人にラリアットを食らわせる。
しかし、石森とファンタズモがニコルスのロープワークを妨害。すると、SHO&YOHがダブルドロップキックで2人を場外へ落とす。そして、タマ&タンガの攻撃をかいくぐり、スライディングキックで追い討ちをかける。
その直後、ニコルス&ジュースがロープ際のラリアットでタンガ&タマを場外へ落とし、ジュースがプランチャでタマを押し潰す。
すると、邪道がエプロンへのぼって竹刀攻撃に出るが、ニコルスが受け止める。ところが、タンガが密かに背後からニコルスに接近し、スクールボーイで3カウントを奪った。
タマ「俺たちはゲリラズ・オブ・デスティー。俺たちはダブル、ドゥブレ、トゥー、チャンピオンだ。ヘビー級のタッグチャンピオン。マイキー、なんか言ってたな? お前ら、俺たちに1回勝っただけで挑戦しようっていうのか?」
タンガ「正直、俺たちに挑戦したいんだよな? 確かに俺たちは『オープンチャレンジ』って言った。だけど、お前は除外だ。ジュースも挑戦したがってるのか?」
タマ「ヒヨッ子がなに言ってるんだ?」
タンガ「お前ら昨日勝ったよな? でも、丸め込みだったじゃないか。丸め込んで勝ったとでも思ってるのか? 俺たちは今日、きっちり必殺技を決めて勝ったんだぞ」
タマ「そう、お前らは丸め込んだだけ。それでこのベルトに挑戦しようなんて、虫がよしぎるぞ」
タンガ「まぁ、そういうことだからな、マイキー」
石森「SHO、YOH、なんか物足りねぇな。『ROPPONGI 3Kは世界一のタッグチームに成長します』だって? 笑わせんな。成長過程とか言ってるヤツが、チャンピオン名乗ってんのか? 現状見てみろよ。日本にも、いい風、これっぽっちも吹いてねぇじゃねーか。ハハハハハハハ。次は、あのぬるいジュニアタッグを、俺とファンタズモでREBORNさしてやるよ」
※ファンタズモはノーコメント
YOH「ついに明日。前哨戦は2試合。情報収集が勝負のカギを握るんであれば、ちょっと足りないかと思ったけど、まぁ『SUPER Jr.』でファンタズモとやってるしね、石森に関しては昔っから知ってるからね。知り過ぎてるぐらいだから。それに彼らの共通点は、強いってことなんだけどさ。3Kが何で対抗するか、何がまさってるか。それはね、彼らには、数日、数カ月じゃ築けないものだから。偶然にもね、この(シリーズ)タイトルといっしょ。これはもう、追い風しかないじゃないですか。後楽園ホールに新しい風を、そして『KIZUNA ROAD』仙台(大会)、チャンピオンとして花道、歩きます」
SHO「今年の3月のベルト取り返して、俺たちは今年そっから、ジュニアタッグ(『SUPER Jr. TAG』)3連覇、そして『WORLD TAG LEAGUE』出場、しっかりとした目標立てて闘ってる。だからこそ明日、明日でベルト落とすわけにはいかないんだよ。石森、『SUPER Jr.』の時、お前のせいでメイン締めることできなかったから、明日は俺たちがメインイベントを締めさせてもらう」
※ジュース&マイキーはノーコメント