新日本プロレス本隊vsLOS INGOBERNABLES de JAPONの6人タッグマッチ。6.9大阪のIWGP IC戦では、内藤が飯伏を破って王座を奪回している。また、鷹木は同所で行われたシングルマッチで小島聡に勝利し、『G1 CLIMAX 29』出場を表明した。
飯伏対内藤で試合の幕が開き、飯伏のカウンタードロップキックがクリーンヒット。これで内藤が赤コーナーに連れ込まれ、本間&ヘナーレがダブルショルダータックルからダブル小こけしを放つ。ところが、内藤が上体を起こして回避し、いずれも自爆してしまう。
ここから本間のローンバトルとなり、L・I・Jが3人がかりで徹底的に痛めつける。そして、内藤がトップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを食らわせ、助けに来たヘナーレを低空ドロップキックで蹴散らす。
その後も本間の劣勢は続き、EVILが逆水平チョップ連打、セントーン。さらに、顔面をかきむしるが、本間はカウンターこけしロケットでようやく一矢報いた。
ここでようやくタッチを受けた飯伏は、スワンダイブミサイルキックでEVILに先制。そして、プランチャで内藤もろとも押し潰す。
続いて飯伏は、打撃ラッシュ、その場飛びムーンサルトプレスでEVILに追い討ち。だが、EVILが蹴り脚を取って浅見レフェリーに持たせ、ガラ空きとなったボディをトラースキックで撃ち抜く。
これでEVILのペースとなり、串刺しラリアット、フィッシャーマンバスターで飯伏に追撃。そして、死角からのランニングラリアットで吹き飛ばした。
ここで鷹木が登場し、内藤と共に合体攻撃を仕掛ける。しかし、飯伏が開脚式オーバーヘッドキックを2人の頭部へ食らわせ、赤コーナーへ帰還。
これでヘナーレ対鷹木となり、ヘナーレ&本間が合体ダブルエルボー。さらに、本間の小こけしからヘナーレがランニングチョップを見舞う。
次にヘナーレは、打撃コンビネーション、ブレーンバスターで鷹木に追撃。そして、トラースキックからロープへ走るが、鷹木がカウンターバックエルボーで迎え撃ち、間髪入れずに顔面パンチ、ショートレンジラリアットで追い討ちして行く。
その後、内藤がマンハッタンドロップでヘナーレを叩きつけ、鷹木が後頭部へラリアットをお見舞い。さらに、内藤がフェイント式延髄斬り、鷹木が熨斗紙で一気に攻め込む。そして最後は、鷹木がパンピングボンバーでヘナーレを轟沈した。
EVIL「(6.9)大阪城(ホール)のことを振り返ったり、先の『G1(CLIMAX)』のことを言うヤツもいるよな。だったらよ、このシリーズ、この俺がもらったからな。よく覚えとけ」
内藤「お世辞でも何でもないよ。あれだけのケガを負いながらね、今日、普通の顔して、普通に試合する飯伏幸太。やっぱ、すごいレスラーだと思うよ。ああいう選手だからこそ、ワクワクさせられるし、ワクワクしちゃうし。いやあ、あらためて、すごいレスラーだなと思いますよ。まあでも、これ“レスラー”飯伏幸太の話だからね。“人間”飯伏幸太は、俺は大っ嫌いだから。まあ、そんな飯伏幸太が今シリーズ、全試合かな? “対角線”にいるわけでしょ? 燃えないわけないじゃん。そして、自分の隣にも、EVIL、鷹木、そしてSANADAが、毎日毎日入れ替わりで、俺の横にいるわけでしょ? これ以上の刺激はないね。いい状態で、『G1 CLIMAX』迎えられるんじゃないですか。まあまだメンバー発表されてないけど、きっと過去最高の、熱い熱い『G1 CLIMAX』になることでしょう。その『G1』を作り出すのは、その過去最高の『G1』を作り出すのは、われわれLOS INGOBERNABLES de JAPONでしょう。楽しみに待っててください。じゃあ明日、また町田でお会いしましょう。アディオス」
鷹木「6.9大阪城ホールで、小島聡からね、身をもって教えてもらったから。右腕をもっと大事にしなきゃいけないなと思って。今日の試合のように、ヘナーレ、ヘビー級からもしっかり右腕で(3カウントを)獲るんだから、俺は自信もっていきたいね。それはそうと新日本プロレスさんよ、どうなってだよ? 俺はあんだけ単刀直入に『G1』に出させろって言ったのに。返答がねぇじゃねぇか、オイ。(6.16)後楽園で発表? 俺は待てねぇぞ、この野郎。まあいい。俺だけに、後楽園で発表なんて言わないで、早急に、返答出してくれ」
ヘナーレ「今日の結果には自分で腹が立っている。希望したからって、お前をこのまま簡単に『G1』にいかせるものか。俺を叩き潰してみろ。シンゴよ、俺を殺してみろ」
本間「鷹木、鷹木、お前よ、『G1』出たい? 出たいって言ってよ、そうやすやすと出れる大会じゃねぇんだ。オイ、鷹木よ。俺は何年、どんだけ苦労して『G1』出たと思ってるんだ。俺は、だからこそ、今年は『G1』とか何とか、俺は言う権利はないと思ってる。だから言わない。でも鷹木、お前にはその権利あるのは十分わかってる。でもよ、その前に俺と、俺と、ガッチリ闘え」
飯伏「非常に残念ですね。ベルトが、インターコンチ(ネンタル)の。せっかく獲ったのに。それはそれ。ただ、一つだけ。負けたから、何も言う立場じゃないけど、僕はパンチドランカーとはやりたくない。まず、病院に行ってきてください。よろしくお願いします。まず、それからです」