※KENTAは柴田と3度、4度とガッチリ握手を交わしてから、囲みコメントに答えた
柴田「まずは日本にお帰り、ですね。彼が、私の知ってるKENTAを今日、呼び込みましたが、あとはもう、彼がのびのび思う存分、KENTAのプロレスをするだけです。俺ができることはここまで」
KENTA「もうまさに、いま言ってる通りで、まあ自分のプロレスがしたい、そういう気持ちもあって、WWEを辞めて。まあアメリカに対しても、自分のなかでまだやり残したことがあって、もう1回自分のプロレスをやって、もう1回世界に対しても、自分というものをアピールしていきたい。そういう中で柴田さんの存在があって、こういうことが起きて。もうホントに、あとはいま言った通り、まああとは俺がやるだけですね」
柴田「人生、どこでどうなるかわからないという。まさかこんな日が来るとは。俺はイメージしてましたけど。まあ、その通りになってしまいましたね」
--本人の口から『G1』という言葉が出ましたけど、これはもう、新日本プロレスへのメッセージというか……。
KENTA「そうですね、やっぱり、『G1』はホントに新日本プロレス 、ニュージャパンといえば世界中でも、まさに最高峰のうちの一つだと思うし、まあニュージャパンでもみんな、世界のどこでも通用する、いま団体だと思ういますし、そういうなかでしっかり自分というものを残して活躍することができれば、おのずと世界に対しても、また改めてKENTAっていうものをアピールできると思うし。『G1』はそれにとっては、一番いい場所なんじゃないですか」
--(WWEを辞めてから)いろんな選択肢があったと思いますが、新日本を選んだ一番の決め手は?
KENTA「対世界ですね。今、新日本、世界に向けても凄く大きくなってますし、事実、4月、マディソン・スクエア・ガーデンをいっぱいにする団体ですし、選手の層を考えても、世界最高峰の一つだと思うし。そういう中できっちり自分というものを出せれば、対世界に対してもアピールしていける。そこが一番大きかったですね」
--考えれば大阪は、(WWE入りの際)ハルク・ホーガンに迎え入れられた場所ですね?
KENTA「そうですね。それは何の巡り合わせかわかんないですけど、また大阪から始まることになりましたね」
--いまの柴田選手は新日本プロレスのLA道場を任されてる立場なんですけど、LA道場での練習も考えてますか?
柴田「LA道場で? まあ、タイミングが合えば。いつでもウェルカムなんで。俺が協力できることはしますし、あとはもう、暴れてもらうだけかな。思う存分、KENTAのプロレスを。それに尽きると思います」
--柴田選手が想像するに、いまの新日本プロレスにKENTAのプロレスが入ったら、どうなると思いますか?
柴田「俺に(質問)? いやあ、おもしろくなるんじゃないですかね。まだ、なんだろ? 想像が未知すぎて……」
KENTA「“違和感”だと思いますよ。違和感があると思いますよ。でも逆に、そうでないといけないと思うし、僕がいる意味っていうのは。違和感でないといけないと思うんで。そんな闘いができればいいなと思いますね」
--『G1』でとなると一人で乗り込む形になりますけど、誰かと組んだりとかは?
柴田「『G1』ですからね」
KENTA「そうですね」
柴田「べつに仲良しこよし、リングの上でやるもんでもないし。そのへんはお互いの意識の中で確認する必要もない」
KENTA「友だちが少ないところも似てるし」
柴田「(※苦笑しながら)友だちが多いと、闘いづらいからね。唯一、ボクの数少ない友だちを連れてきました、っていうことです」
--日本を離れている間に新日本プロレスも様変わりしてると思いますけど、対世界というイメージはあると思うんですけど、ほかに気になる選手だったり、いまの新日本に対して具体的なものがあったりしますか?
KENTA「もう、ほぼやったことがない選手ですし、新日本に上がったっていったら、ボクの記憶する中では2002年とかそんなもんで。あれからいろんなものが変わってますし、もう、誰とやることに対してもすごく楽しみですね。(こんな答えじゃ)つまんないですか? 誰かって言った方がいいですか?(ニヤリ)」
--それは追々? 『G1』も出場が決まればブロック分けとかもありますし……。
柴田「OK? じゃあ、いいですか? ありがとうございました」
※あらためて二人でガッチリ握手を交わす