勝ち点6ながら今シリーズでシングルプレイヤーとしての実力を改めて見せつけているロッキーが、勝ち点8でまだ決勝進出に首の皮一枚残しているBUSHIと対戦するBブロック公式戦。
ロッキーはブラックタイガーとBUSHIのハーフマスクをかぶって入場だ。これには先に入場していたBUSHIがエキサイト。そしてロッキーのもとに近づくが、なんとロッキーはマスクを脱いだ瞬間に水飛沫を噴射して先制攻撃だ。
ロッキーはBUSHIを場外に放り出し、自身もスライディングして場外へ。しかし、BUSHIはすぐさまリングに戻るとまだ場外にいたロッキー目がけてトペ・スイシーダだ。そして場外でロッキーをいたぶり、リングに戻すとTシャツを使ったチョーク攻撃。さらにコーナーに追い込むと左ヒザをロープに引っかけてダメージを与え、ドロップキックをピンポイントで炸裂させる。
さらにコーナーでロッキーの左ヒザを踏みつけていくBUSHI。続いてロッキーをトップロープに置いてコーナーからミサイルキックだ。しかし、ロッキーはこれをかわすとBUSHIの左腕を掴んでショルダーアームブリーカーで反撃。逆水平チョップ、ショルダーアームブリーカーを交互で放っていたぶっていく。
さらにティヘラを放ったロッキーはBUSHIの手を獲ってコーナーへ。フィンガーロックで固めてからニードロップを左腕に投下だ。続けてBUSHIをコーナーに振るロッキー。逆水平チョップを放つと、先程のお返しとばかりにロープの上に設置。蹴りでいためつけてからコーナートップからミサイルキックだ。
そして、フォーエバーラリアットを放ったロッキー。しかし、BUSHIは逆上がり式キックで迎撃するとコーナートップからミサイルキックを発射。ロッキーがチョップで反撃してくるとこれに呼応してチョップ合戦を展開だ。
ここはロッキーが押し込み張り手を一発。さらに蹴り足を獲らせての反転キックをロッキーが放つと、BUSHIも同じ技でお返しだ。そして今度は両者エルボー合戦。ここはBUSHIが押し込みヒザ関節蹴り。
ならばとロッキーはロープに走ったBUSHIを追走してラリアット。続けてロープ間を走ってのフォーエバーラリアットだ。しかし、BUSHIもカウンターのドロップキックで反撃すると、エプロンに突き刺すハングマン式DDTだ。さらにフィッシャーマンスクリューの体勢に入ったBUSHI。
だが、これを阻止したロッキーはナカスゾニーからセカンドロープでジャンプしてのスイング式DDT。続けてファルコンアローからの腕ひしぎだ。だが、BUSHIはこれをロッキーの足に噛みついて脱出。怒りのロッキーはミドルキックでBUSHIの腕を蹴り飛ばしていく。そしてトドメのスライスブレッドへ。
だが、BUSHIはこれを阻止すると低空ドロップキックでヒザを打ち抜く。そしてラリアットを放ってきたロッキーの腕をキャッチして、右腕へのコードブレーカーだ。さらにBUSHIはロッキーの片足をロープに引っかけた状態でコードブレーカーを放ち、最後は必殺のMX。ロッキーから3カウントを奪い、3連敗からの5連勝。勝ち点を10に伸ばし、決勝進出に望みをつないだ。
BUSHI「ロッキー、お前はサブミッションでファンタズモに勝ったかもしれないなあ……。でも、究極のエスケープ方法を俺は考えたんだよ。たとえ汚い手でも、どうしても勝ち点が欲しいからな。今日勝って5勝3敗。開幕からの3連敗が効いたな。だけど最後まであきらめるつもりはない。今さら奇跡を願うつもりもないけどな」
ロメロ「(※コメントスペースに座り込んで)まるでジェットコースターに乗ってるような気分だな。『SUPER Jr.』という名のジェットコースターだ。BUSHIも討ち漏らしてしまって、なかなか勝ち運に恵まれない。もうこれで、リョーゴクへの道は断たれてしまった。はあ……(※ため息)。今シリーズを通じて俺を応援してくれたファンだけでなく、今回のツアーを楽しみにしていたすべてのファンに感謝を伝えておくよ。来年、またここに戻ってくると約束する。やらないといけないことが残ってしまったからね。来年の『BEST OF THE SUPER Jr.』にまた戻って来て、決勝進出だ。リョーゴクなのか、ブドーカンなのか、ヨヨギなのか、俺のホームでもあるコーラクエンホールなのかわからないけど、どこであっても決勝に進んでやる。次は6点以上、10点挙げてやる。OK? お前ら1人から10点ずつだ。今シリーズは残念な結果に終わった。サンキュー。アリガトゴザイマシタ。でも、ロッキー・ロメロの旅はまだ終わってない。少なくとも素晴らしいチャンピオンになるまではな。必ずそうなってやる。最高のクルーザー級チャンピオンに。ここにいるヤツは、まだそこまで到達してない。なにかが足りなかった。だから負けてしまった。ゴメンな。次はガッカリさせないから。サンキュー。(※左ヒザを冷やし、ゆっくりと立ち上がりながら)ヒザの調子さえよければ……。あっ、忘れてた。まだバンディードと1試合残ってたな。俺の誇りを懸けて闘うぞ。とことん痛めつけてやる。なにがなんでも勝ってやる。強さを見せつけて終わりだ。マタネ。オイ、バンディード、ナカスゾ・コノヤロー。シバクゾ・コノヤロー。マタ……。すぐに会おうぜ」