BEST OF THE SUPER Jr.26

日時: 2019年5月16日(木) 18:00開場　19:00開始
会場: 青森・青森産業会館（青森市）
放送
観衆: 1,403人

第5試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦

（0勝2敗＝0点）
（2勝0敗＝4点）

境界線

9分18秒　ターボバックパック→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　青森市出身の成田が晴れて地元凱旋。ロッキーを破って1勝をあげているBULLET CLUBのイーグルスと、地元での1勝目を狙ってBブロック公式戦を闘う。会場には応援ボードを掲げた成田応援団が大声援で成田を迎える。

　まずはロックアップからリストの奪い合い。成田が一度はグラウンドに持ち込むが、イーグルスも足を絡めてテイクダウン。ヘッドロックを奪うとショルダータックルで成田をふっ飛ばす。しかし、成田も四つん這いになってロープに飛んだイーグルスを転がしてヘッドロックだ。
　イーグルスがロープに飛ばそうとしても踏ん張って締め続ける成田。ならばとイーグルスはサミングで外し、ショルダータックル。だが、成田も続くイーグルスの攻撃をリープフロッグでかわし、ショルダータックルでお返しだ。
　しかし、イーグルスは左ヒザにラリアットをかまして反撃。成田がボディブローを打って反撃してきても、足をロープに引っかけて蹴りをかまし、スピニングレッグロックだ。さらにレッグロックでいたぶるイーグルス。ここはなんとかロープエスケープした成田。
　その成田をコーナーに追い込みチョップとエルボーでいたぶるイーグルス。そしてダブルニーアタックを発射。だが、成田はこれを自爆させてエルボーで攻め込みボディスラム。さらにバックエルボーをぶち込み、カウンターのドロップキックを炸裂させる。
　そしてフロントスープレックスの体勢に。イーグルスが防御するとすかさず足をすくって逆エビ固めの体勢に捕らえる。しかし、イーグルスは下から蹴り上げて脱出すると、エプロンに逃亡。ロープ越しに強引にフロントスープレックスを狙う成田の左ヒザにストンピングをかまして突き放すと、スワンダイブ式のミサイルキックでヒザを打ち抜く。
　さらに成田にミドルキックを連打するイーグルス。成田がヒザ立ちになってこらえると、ロープを走って通りすがりに前転しながら左ヒザに蹴りを入れ、さらに後頭部にラリアットだ。ラリアットをかましたイーグルスは成田応援団を挑発してから足4の字固めの体勢だ。
　しかし、成田はスモールパケージで切り返す。これを返されると逆さ押さえ込みだ。しかし、イーグルスも返してすぐにフロントキックで反撃。さらにハイキックも炸裂させる。だが、これをしのいだ成田はカウンターのフロントスープレックスを投げっぱなしで発射。そして逆エビ固めの体勢から足をクロスしてローリング。成田スペシャル3号に捕獲だ。
　ここはイーグルスがなんとかロープエスケープ。ならばとブレーンバスターを狙う成田。イーグルスもこれを許さず、ローリングソバット、ニーリフト、さらにジャンピングハイキックを放つ。しかし、成田はひるまずカウンターのエルボーで反撃。さらにエルボーアタックでイーグルスを追い込んでいく。
　しかし、イーグルスは突っ込んできた成田の蹴り足をキャッチ。素早く自身の背中に背負うと、ターボ・バックパックを発射。成田をマットに叩きつけ3カウント。2勝目をあげ、勝ち点を4に伸ばした。　

　試合後、イーグルスは成田応援団が用意したボードを観客から奪うとストンピング。一方、健闘した成田は応援団の声援の中、ヤングライオンに肩を借りて引き上げていったのだった。

COMMENT

イーグルス「見ての通りだ、ナリタ。声援を味方につけるっていうのは、抜け目のないやり方だな。だからこそ、お前は今夜、勝たなければいけなかった。お前に声援を送るファンのためにもな。だからって“W”（勝利）を譲るわけにはいかないんだよ。というのも、“スナイパー・オブ・ザ・スカイ”には目標があるからなんだ。それはもちろん、このトーナメント（リーグ戦）を勝ち抜いて、優勝することだ。そのためにはひとつずつ、確実に試合をものにしていくこと。俺には、最後のシーンが見えているんだ。『BEST OF THE SUPER Jr. 26』に優勝して、メルボルン、そしてシドニーのリングでトロフィーを高く掲げているシーンがな。これまで、誰も実現したことのない姿を俺が見せるんだ。今夜、お前を倒した。これで、それを現実とするのにまた一歩近づいた」
　
成田「（※上村の肩を借りて引き揚げてきて、コメントスペースにたどり着くや崩れ落ちるように額をフロアに着ける）悔しい……クソッ……。今日、絶対、勝たなきゃダメだ。悔しい！（※と叫んでゆっくり起き上がって控室へ）」