第4試合では5.31愛媛のBブロック公式戦の前哨戦として、鷹木信悟(8勝0敗)と石森太二(7勝1敗)が、それぞれ内藤哲也、外道をパートナーに激突。明日の鷹木vs石森の勝者が優勝決定戦進出となる。
先発は鷹木と石森。ロックアップで組み合うと、鷹木がロープに押し込み、離れ際に逆水平チョップ。しかし、石森はかわしてキック。
だが、鷹木もショルダータックルでダウンを奪う。すると石森もコルバタの体勢からネックツイストで反撃。
石森はロープ際でトリッキーな動きを見せるが、鷹木はポップアップ式で放り投げ、石森はリングに腹部から落下。
次は内藤が石森にストンピングを連発。さらに鷹木との合体攻撃を狙うが、石森は切り抜ける。すかさず内藤はロープに走るも、場外から外道が足を引っ張って妨害。ここからBULLET CLUBは場外戦に持ち込む。
石森は鷹木にパイプイス攻撃。外道は内藤をタオルを用いたチョーク攻撃で攻め立てる。
鷹木も反撃するが、石森は鉄柱に鷹木を叩きつける。外道が内藤をリングに戻すと、石森はネックロック。さらにコーナーに叩きつけ、外道にタッチ。
外道は内藤の両肩に乗っかって全体重を浴びせていく。さらに顔面かきむしりからキックを浴びせ、石森にスイッチ。
石森は内藤にチョーク攻撃。そしてナックルを連発しロープに走るが、内藤はアームホイップ。そして後頭部に低空ドロップキックをヒット。
次は鷹木と外道のマッチアップ。鷹木は外道にショルダータックル、そして石森にボディスラム。石森は前方回転エビ固めを仕掛けるが、鷹木は強引にブレーンバスターで引っこ抜く。
鷹木と石森はエルボーの応酬。鷹木が競り勝つも、石森はハンドスプリング式のオーバーヘッドキック。これを鷹木は受け止めて両肩に担ぎ上げるが、石森は切り抜けジャンピングニー。しかし、鷹木も追走式ラリアット。ならばと石森はハンドスプリング式のオーバーヘッドキックをヒット。
次は内藤と外道が対峙。内藤は延髄斬りを繰り出すが、外道はかわす。だが、内藤はマンハッタンドロップ、そしてコーナーミサイルをヒット。
内藤は外道にツバを吐きかけ、スウィンギングネックブリーカーを狙うが、切り抜けた外道はカニバサミ。そこに石森が低空ドロップキックをヒット。外道は内藤にスーパーキックを見舞い、フォールに入るもカウントは2。
ここで石森が浅見レフェリーの視線を引きつけているうちに、外道がメリケンサックを取り出して、内藤に襲いかかる。しかし、内藤は寸前でかわす。すると鷹木が外道にナックルパート。さらに石森のティヘラをこらえ、デスバレーボム。
ここからL・I・Jは外道に波状攻撃。鷹木の串刺しラリアット、内藤の延髄斬り、そして最後は鷹木のパンピングボンバーから、内藤がジャックナイフ式エビ固めで丸め込んで3カウントを奪取。
勝負が決しても、内藤は外道の頭に足を押し当てる。場外の石森とリングの鷹木はにらみ合いを展開。
L・I・Jは勝ち名乗りを受けると、内藤が浅見レフェリーを場外に蹴落とす。そしてL・I・Jはグータッチをかわしてからリングをあとに。
鷹木「いやあ、スゲェよ。石森はスゲェよ。技術もある。スピードもある。肉体も、半端ねぇよ。素晴らしいと思うよ。だがしかし! 今日はハッキリ言わしてもらう。オイ、確かにお前は素晴らしいレスラーかもしれねぇけどな、コメントとSNSはお前、イマイチだぞ、石森。売り言葉に買い言葉だ。今日は付き合ってやるぞ、いいか。俺のことを『ジャイアンみたいだ』、あと『ジュニアを軽視してる』とか言ってるけど、すべて的外れだよ。いかに石森が、体が小さいことにコンプレックスがあるか、よくわかったよ。なあ、石森。“ストップ・ザ・ジャイアン”!? その目的だけで『SUPER Jr.』出てんのか!? 俺は違うぞ! 両国のメイン、そして令和初の優勝。オイ、そこを狙って俺は出てんだ。そんなに意識が違うんだったら、石森、今の俺に、お前は勝てないよ」
内藤「(6.9)大阪城ホール大会まで、あと10日。今シリーズ、ずっと飯伏(幸太)の試合が組まれてないけど、なんでいないんだよ!? 休んでないで、さっさと出て来いよ。…なんてこと、俺は言わないよ。だって、今回の(IWGP IC)タイトルマッチに関して、俺、挑戦者ですから。でも、先シリーズ、対戦カードの変更を要求してまで、彼は全戦に参戦してた。なのに今シリーズは、対戦カードの変更を要求せずに、ほぼ全戦欠場。あのときの、先シリーズの熱は、いったいどこへ行ってしまったんだろうね!? これじゃさ、スポット参戦してたときと何も変わらないよ。プロレスを広めたいんだろ!? ていう疑問はあるけどね。これは疑問であって、文句じゃないから。俺がさ、なんか言うとさ、『また内藤が文句言ってるよ』って騒ぎ出すヤツがいるんだけど。これは、疑問であって、文句じゃないから。なんで俺が文句言わないか? わかるでしょ? だって俺、挑戦者ですから。明日も飯伏の姿が見えないと思うとね、さみしいですよ。でも松山のお客様に、内藤哲也のプロレスをお届けしますよ。アディオス」
石森「よし、よし……。鷹木、いよいよ明日だな。俺は、お前にだけは負けたくない。ルーツや境遇が、似ているものがあって、まあ、意識する部分はあるけど、一番は、俺がジュニアでやってきた意地だ。俺が鷹木を止める。ストップ・ザ・ジャイアン!」
――鷹木選手に勝てば、そのまま決勝進出になりますが……。
石森「だから勝たなきゃいけない。引き分けだったら、向こうが(決勝に)行ってしまう。負けたら、元も子もない。もう、勝つしかない。それだけだ」
※外道はノーコメント