第9試合はAブロック公式戦として現IWGPジュニアヘビー級王者のドラゴン・リー（3勝2敗）とティタン（2勝3敗）によるCMLL対決が実現。
　入場時、リーは観客のメキシコ国旗を手に取りリングイン。そして広げてアピールする。さらにリーは海野レフェリーにも、カマイタチとのハーフマスクを被るよう促す。レフェリーがマスクを被ると、ティタンとともにメキシコ国旗を手に持ち、ルチャ・リブレのように試合前の記念撮影。場内は大きな拍手に包まれる。

 

　開戦のゴングが鳴っても、レフェリーはマスクを被ったまま。リーがロープに押し込むが、ティタンは体勢を入れ替えてクリーンブレイク。
　続いて華麗なリストの取り合いから、ドロップキックの相打ち。そして同時にヘッドスプリングで起き上がると、場内は歓声に包まれる。すると、ここでレフェリーがマスクを脱ぎ、場内の一部からブーイングが発生。レフェリーは謝罪の一礼。
　続いてロープワークの展開となると、ティタンは逆立ち。そして両足でリーを捕らえ、人工衛星ヘッドシザース。さらにティヘラを繰り出すが、リーは側転で着地。そしてドロップキックでティタンを場外に落とし、ノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。リーは観客のドリンクで水分を補給。
　リーはティタンをリングに戻し、グラウンドの変形コブラツイスト。そして胸板への張り手からストンピング、ニーを連発。だが、ティタンも串刺しラリアットで反撃。さらにコーナーミサイルを決め、ストンピングを連発。そして串刺し攻撃を狙うが、リーは追走してドロップキック。
　続いてリーはエルボーの連発から「シバター！」と叫んで串刺し低空ドロップキックを狙うも、逆にティタンが低空ドロップキックで阻止。
　リーはティタンをエプロンの追い出し、相手に向かって突進。だが、ティタンはボディシザースのように捕らえ、うまく場外に追放。そして、トップロープからラ・ケブラーダを炸裂。
　ティタンはリーをリングに戻すと、トップロープからダイビングボディアタック。しかし、リーはドロップキックで迎撃。
　両者はリング中央で手を握りあって互いを鼓舞すると、エルボー合戦へ突入。続いてそれぞれラリアットをマトリックスムーブでかわしあい、リーがジャンピングニー。だが、ティタンは蹴り足を捕らえてドラゴンスクリュー。
　ここからティタンは変形の4の字固めを決めるが、リーは必死にロープエスケープ。両者の一進一退の攻防に対し、場内は「メヒコ」コール。
　ティタンがトップロープに上るも、リーは空中技を阻止。そしてトップロープ上でエルボー、張り手の応酬を繰り広げる。ティタンはヘッドバットでリーを宙吊りにするが、リーはスパイダーフロントスープレックス。
　だが、ティタンはオーバーヘッドキック。さらに雪崩式フランケンシュタイナーを狙って飛びつくが、こらえたリーはティタンを宙吊りに。そしてパタラス・エネル・ペチョを決めてフォールに入るも、ティタンはカウント2でキックアウト。
　ならばとリーはデスヌカドーラを狙うがティタンは着地。そして旋回式DDTを決めてフォールに入るも、リーはカウント2で返す。
　ティタンが突進すると、リーはバックに回ってロープの反動を利用し投げっぱなしジャーマン。さらにジャンピングニー。ティタンはひるまず、カナディアンデストロイヤーを決めるが、リーもすばやく立ち上がってランニングニー。
　リーはもう一度デスヌカドーラを狙うが、脱出したティタンはティタン・デ・ハポネサを決める。だが、リーも必死にフォールを跳ね返す。
　そしてリーはジャンピングニーを決めると、垂直落下式ブレーンバスターを炸裂。続いてリーはリバースフランケンシュタイナーからジャンピングニー。そしてヒザのサポーターを外してレンニングニーを叩き込むと、最後はデスヌカドーラで粘るティタンに激勝。リーが勝ち星を4つに伸ばした。

 

　試合後、リーは背後からティタンを抱きしめる。そしてメキシコ国旗をティタンの肩にかけると、場内は「メヒコ」コールが発生。立ち上がって健闘をたたえ合う両者に対し、場内は大きな拍手に包まれる。