第84代王者のリーに前王者の石森が挑戦するIWGP Jr.戦。4.26ニューヨークで行われた3WAY形式のタイトルマッチでは、リーがバンディードから3カウントを奪って王座を獲得。勝敗に直接絡まなかった石森にとっては、待望の“再戦”となる。
石森は、2日前の5.1別府でリーから剥ぎ取ったマスクを持って入場。一方、リーは自身のマスクとカマイタチ(高橋ヒロム)のマスクをハーフにしたオーバーマスクを被って登場。
ゴング直後、リーが握手を求めると、その手を石森が足で払う。そこから2人が互いの動きを読んで互角の攻防を展開。
その後、リーがヘッドロックからショルダータックルをお見舞い。だが、石森がヘッドシザースホイップの要領でリーを転倒させ、ネックツイストで絞り上げる。
さらにリーは、串刺しフロントハイキック、エルボー連打で追撃。だが、石森もすぐに追走式串刺しラリアットで巻き返す。
続いて石森はリーをロープへ絡ませ、延髄斬りをお見舞い。そこから両者がロープワークで交錯し、リーがヘッドシザースホイップで石森を場外へ落とす。そして、ノータッチトペコンヒーロを敢行。
これでリーのペースとなり、前転からのドロップキック、エルボー連打。さらに、「シバター!!」と叫んで串刺し低空ドロップキックを見舞い、あぐらをかいて石森を睨みつける。
それでも石森はハンドスプリングオーバーヘッドキックで逆襲。そして、コーナーを悪用してマスクに手をかける。
これでリーがコーナーで宙づりになると、石森は串刺し低空ドロップキックで追い討ち。さらに、変型バックブリーカー、後頭部へのジャンピングニードロップ、スリーパーホールド、スライディング式ジャーマンスープレックスホイップ、コーナー2段目からのムーンサルトアタックなどで攻め立てる。
苦しくなったリーはカサドーラで奇襲するが、石森が低空ドロップキックで吹き飛ばし、串刺し低空ダブルニーアタックで追撃。
しかしリーは、武者返しで逆転し、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールドで追撃。それでも石森は素早い動きでリーを翻弄し、スワンダイブボディシザースドロップを繰り出す。これをリーが受け止めると、石森は回転十字固めの形で叩きつける。
続いて石森がランニングローキックを放つと、リーが回避してスクールボーイで丸め込む。そして、その体勢から石森を持ち上げ、ジャンピングパワーボムをお見舞い。
さらにリーは、エプロン上の石森をトップロープ越えのヘッドシザースホイップで場外へ投げ捨てる。そして、鉄柵攻撃で追い討ちするが、石森がリーの腕を持ったままエプロンで倒立し、その反動を利用して鉄柵へ激突させる。
互いに大ダメージを負った2人は、カウント19で同時にリングイン。そこから長時間に渡るエルボー合戦を繰り広げる。そして、石森が連打で押し込むと、リーがローリングソバットで不意打ちを食らわせる。
さらにリーはハンドスプリング攻撃を受け止め、ジャーマンスープレックスで投げる。ところが、石森がバク宙で着地し、両者のラリアットが相打ちになる。その直後、リーがトラースキックを浴びせると、石森はジャンピングフロントハイキックで報復。
そこからリーがロープの反動を利用したジャーマンスープレックスホイップを繰り出すも、石森がすぐに立ち上がってカナディアンデストロイヤー。しかし、リーも負けずにデスヌカドーラを炸裂させる。
それでも石森がフォールを返すと、リーはパタダス・エン・エル・ペチョで追撃。そして、再びデスヌカドーラに行くが、石森がウラカン・ラナに切り返す。
さらに石森は、リーの頭を支点にして旋回し、Yes Lockで捕獲。リーがロープへ近づくと、自ら回転してポジションを変え、さらに絞り上げる。これでリーはギブアップ寸前まで追い詰められるが、辛うじてロープエスケープに成功。
すると石森は、サイファーウタキでリーに追い討ちし、ピストルサインからブラディークロスを狙う。これをリーが抵抗すると、石森はその場飛びジャンピングニーアタックをお見舞い。しかし、すぐにリーも同じ技を返し、リバースフランケンシュタイナー、ハーフネルソンスープレックス、低空ランニングニーアタックへ繋ぐ。
それでも石森がフォールを返すと、最後はリーがデスヌカドーラで勝負を決めた。