4月20日（土）名古屋のシングルマッチを目前にして、ニコルスとオーエンズが最後の前哨戦で対決。なお、真壁＆矢野とタマ＆タンガは、4月22日（月）後楽園ホールのNEVER 6人タッグ戦、4月29日（月・祝）熊本のIWGPタッグ戦を控えている。

　ニコルス対オーエンズで試合が始まり、ニコルスがショルダータックルを受け止める。そして、タックル、バックエルボー、アームホイップでオーエンズを後退させた。
　ここで本間と邪道のマッチアップになるが、控えのタマが背後から急襲。それでも本間はタマ＆タンガのトレイン攻撃を回避し、タマにバックエルボー、邪道にDDTを見舞う。
　その直後、本間は小こけしを繰り出すが、邪道が身をかわして自爆させる。これで本間は激しい場外乱闘に巻き込まれ、完全に孤立してしまう。
　それでも本間は邪道に反撃し、前のめりにダウンさせる。だが、タマがタッチを妨害し、タンガがブレーンバスターで叩きつける。
　しかし本間は、パンチ連射からのカウンターこけしロケットでタンガを吹き飛ばし、ようやく赤コーナーへ帰還。タッチを受けた真壁が、タンガとタマに串刺しラリアットを食らわせ、タンガの頭部にパンチの雨を降らせる。
　それでもタンガはカウンターボディスラムで逆襲するが、真壁は左のショートレンジラリアットで挽回。これで矢野の出番となり、あっという間にニュートラルコーナーのクッションを取り外す。
　だが、タンガが矢野のハンマースルーを切り返し、むき出しになった金具へ激突させる。直後にBULLET CLUBの波状攻撃となり、タマがボディブロー、邪道がパントキック、タンガがバックドロップ、オーエンズがランニングニーアタックを矢野へ食らわせる。
　続いて邪道が矢野にクロスフェースオブJADOを極めるが、ニコルスがカットし、ラリアットでオーエンズを場外へ追いやる。
　すると邪道は竹刀を持ち出し、注意した浅見レフェリーを突き飛ばす。ところが、真壁が邪道から竹刀を奪い取り、ダブルハンドラリアットでタマ＆タンガを同時になぎ倒す。
　そんな中、矢野が背後に回った邪道の急所を蹴り、NUで3カウントを奪った。

本間「『ROAD to レスリングどんたく』、今日の試合以外、ずっと俺が負けてる。俺が負けなきゃ、チームは勝つ。でも今日は、矢野選手が勝った。これでいいのかって？ 俺、非常に今、焦りあります。っていうのは、4月29日、熊本、そりゃあ応援しますよ、真壁さんのこと。でも、でも、真壁、矢野（組）……俺の恋人を盗られたみたいな感じで。戸惑ってます。ただ、真壁さんが（ほかの選手と）組むの、仕方ないと思います。なんでかっていったら、俺がいま、めちゃくちゃ弱いから。まだ、真壁さんの位置までいってないですから。でも、悔しさありありです。（ベルトを）獲ってほしいような、獲ってほしくないような。非常に（気持ちは）揺らいでます。でも、（ベルトを）獲ろうが獲るまいが、どうやって真壁さんを振り向かせるか。それは俺が強くなるしかない。俺が負けない。それだけです。試合勘もだいぶ戻ってきました。あとはもう、毎日毎日、リング上で潰されるのみです。それでどんどんどんどん試合勘を戻して、もっともっと強くなります。それで俺は、真壁さんを振り向かせようと思います。『なんでパートナーは俺じゃないんだ？』って言いたいけど、理由はわかってる。『でも俺にしとけ』って言えるようなところまで持っていきます」

――4.29熊本ではセコンドには付きませんか？
本間「付けるような付けないような……」
※真壁＆矢野＆ニコルスはノーコメント
　
※タマ＆タンガ＆オーエンズ＆邪道はノーコメント