4月29日（月・祝）熊本で行われるスペシャルシングルマッチ後藤vsジェイ、IWGPタッグ戦タマ＆タンガvs真壁＆矢野、4月22日（月）後楽園ホールで行われるNEVER 6人タッグ戦・真壁＆矢野＆田口vsタマ＆タンガ＆ヒクレオのトリプル前哨戦。

　矢野は今回もタマ＆タンガから奪った2本のIWGPタッグベルトを持って登場。そんな中、セコンドの邪道が場外から矢野の背中を殴り、そのまま乱闘で試合がスタート。タマが矢野を鉄柱へ叩きつける。
　しかし矢野は、ロープワークでフェイントをかけ、タマ＆タンガを翻弄。その隙を突き、ニュートラルコーナーのクッションを取り外す。
　それでもタマが矢野を捕まえ、チョーク攻撃で報復。さらに、ジェイが耳を引っ張り、スイングネックブリーカードロップで叩きつける。
　その後も矢野の劣勢は続き、ヒクレオが強烈な逆水平チョップ、変型スイングネックブリーカーで追撃。そして、むき出しになったコーナーの金具へ叩きつけると、タンガとジェイも同じ攻撃で続く。
　そこからタマも金具攻撃を狙うが、矢野が切り返す。そして、タンガをエプロン上の邪道と激突させ、ようやく赤コーナーへ戻った。
　真壁対タンガとなり、真壁がタンガとヒクレオに串刺しラリアット。そして、タンガの頭部へパンチの雨を浴びせる。だが、タンガはノーザンライトスープレックスから逃れ、カウンターラリアット、アバランシュホールドで逆襲した。
　後藤対ジェイとなり、後藤が追走式ラリアット、ミドルキック、串刺しニールキック、バックドロップ。だが、ジェイもすぐにバックドロップで巻き返し、変型ブレーンバスターで追撃。
　続いてジェイはブレードランナーを狙うが、後藤が脱出して牛殺しに行く。これをジェイが抵抗すると、田口が素早く後藤とタッチ。その直後、後藤がジェイを押さえつけ、田口がスワンダイブヒップアタックを食らわせる。
　そこから後藤＆田口が合体アームホイップでジェイを投げ、後藤が背中にローキックをお見舞い。そして、田口がスライディングケツを食らわせる。
　次に田口はスワンダイブヒップアタックを繰り出すが、ジェイが回避してブレードランナーランナーを仕掛ける。それを田口が丸め込み、返された直後にアンクルホールドを極める。
　すると、邪道＆外道がエプロンへ上がるが、どちらも田口が場外へ落とす。その隙を突いてジェイがブレードランナーを仕掛けるが、田口が脱出して延髄斬りを食らわせる。
　その直後、田口はどどんの体勢に入るが、ジェイが切り返し、今度こそブレードランナーで決着をつけた。

タマ「（※IWGPタッグ、ROH世界タッグに加え、NEVER６人タッグのベルトまで手にして）ハハハ、これは全部俺たちのものだ。ずっとずっとな。ざまあみろ」
タンガ「ヤノ、どんな気分だ？　これらすべてを手にできて最高だ」
タマ「全部俺たちのものだ、全部」
ジェイ「（※G.O.Dと入れ替わりにコメントスペースにやって来て）すごくご機嫌だな。６人タッグのベルトまで手に入れて。G.O.Dは彼自身の手で、また歴史を塗り替えていくんだろうな。ナゴヤでもビッグマンが勲章を手に入れるだろうしな。そして俺の相手はヒロオキ・ゴトー。俺がニュージャパンに来てからずっと見てきたけど、何か残してきたか？　何も残してないぞ。彼はニュージャパンに入って、何年になるんだ？　16年か？　15年か？　なにか成功といえるものを残したか？　IWGPヘビー級に何度も挑戦してきたのに、ずっと負け続けてる。それはどういうことなんだ？　いったい、どういうことだ？　ほらゴトー、ここに最大のターゲットがいるぞ。この俺の顔が、お前が射抜くべき標的だ。俺はスターを作り上げる。俺の手によって創造されるのだ。俺がマディソン・スクエア・ガーデンを札止めにした。それがどういうことかわかるか、ゴトー？　だから、俺の名を出したんだろ？　SWITCHBLADEの名前をな。そうすればカネになるからな。みんながもうわかってる。俺こそが真のチャンピオンであることをな。ゴトー、お前にはそんな俺が必要なのさ。ほかに何も理由はない。お前は俺の餌食になるだけさ。ゴトー、お前にいいものを与えよう。失望をな……」
※ヒクレオはノーコメント
　
後藤「確かに……オレにはここんところ、なんの実績もないよ。お前の言う通り、同等ではなかった。だがな、お前も負けたんだ。マディソン・スクエア・ガーデン、お前は絶対に勝たなければいけなかったんだよ。でも負けた。あの敗戦は、俺の２年分の敗戦と同等の見事な敗戦だったよ。だから言わせてもらうぞ。さっさと俺の踏み台になれ！」
矢野「ふざけんな、オイ！　ふざけんな！　他人のものをな、勝手に持ち去るのは、窃盗罪だぞ、窃盗罪！　テメエら、ふざけんなよ！　ふざけんじゃねえ、この野郎！　私たちが、正義の私たちが、登別市民の皆さんのタメニ、（ベルトを）取り返します！」
※真壁はコメントスペースにやってきたものの、脇腹を押さえて痛みをこらえた表情でノーコメントのまま控室へ
※田口はノーコメント