NEW JAPAN CUP 2019

日時: 2019年3月23日(土) 15:30開場　17:00開始
会場: 新潟・アオーレ長岡
放送
観衆: 2,832人

第2試合 20分1本勝負

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　『NEW JAPAN CUP 2019』の1回戦で棚橋相手に奮戦した海野、そして成田のヤングライオンコンビが若手に厳しさを見せるBUSHI＆鷹木のロスインゴの前IWGPジュニアタッグ王者チームに挑む。

　血気にはやる成田を制して、海野が先発。BUSHIとのマッチアップだ。まずはレスリングで様子を見合う2人だったが、海野がエルボーアタックで先制。ストンピングでBUSHIに攻め込んでいく。続く成田もボディスラムでBUSHIを叩きつける。
　しかし、BUSHIもチョップで反撃。BUSHIはエルボーアタックで成田をダウンさせる。その間に鷹木がコーナーの海野を襲って場外へ。ヤングライオンコンビを分断するとタッチを受けた鷹木が成田を攻め立てる。
　鷹木はロープ際でニーリフト。さらにコブラツイストで締め上げてからリングに叩きつける。続くBUSHIも成田をボディスラムで叩きつけ、逆エビ固めだ。その成田をリングに入ってきた鷹木が踏みつけ攻撃。しかし、成田もドロップキックでBUSHIに反撃だ。
　そしてタッチを受けた海野がコーナーの鷹木を襲ってから、BUSHIにはバックエルボーから低空のドロップキックを顔面に炸裂させる。さらに串刺し式のバックエルボー2連発からブレーンバスターだ。
　そしてフィッシャーマンズバスターに捕獲した海野。だが、BUSHIはこれをフィッシャーマンズスクリューで切り返す。そして鷹木とタッチをしてトレイン攻撃を開始。だが、海野はこれをかわして2人まとめてミサイルキックでふっ飛ばす。
　さらにタッチを受けた成田はエルボーアタックで鷹木を殴り倒し、今度はヤングライオンコンビが鷹木にトレイン攻撃だ。続けて成田がカウンターで鷹木にフロントスープレックス。成田は続けてフロントスープレックスを鷹木に仕掛ける。
　しかし、鷹木はこれを踏ん張るとコーナーに飛ばされながらも、突進してきた成田を足を突き出して迎撃。成田をBUSHIに差し出すと、そのBUSHIが足を踏み台にしての延髄斬りだ。そしてバックドロップで成田を叩きつけた鷹木。
　続けて鷹木は熨斗紙の体勢に捕獲。成田はこれを逆さ押さえ込みで切り返し、エルボーと張り手をぶちかます。さらに鷹木が再び熨斗紙を仕掛けてくると、今度は前方回転エビ固めだ。しかし、鷹木はこれもキックアウトすると、立ち上がってきた成田にパンピングボンバー。
　これを成田が返すと、この日、3度目の熨斗紙。今度こそはとマットに叩きつけて3カウントを奪ったのだった。

　試合後、成田の顔面を踏みつけて勝ち誇る鷹木。海野が場外からにらみつけてきても、BUSHIは手でシッシと払って相手にしない素振りを見せていた。

COMMENT

鷹木「まあ、いい刺激を与えてくれるよ、ヤングライオンは。成田、いきなり俺の名前を出しやがって。まあ成田、面白いじゃないの。当たるたびに強くなっていって。まあ、俺も今年37（歳）になるけど、俺もまだまだもっと強くなるからよ。気になったのは、翔太だよ、海野。『NEW JAPAN CUP』に出て、偉くなったつもりか？俺はお前のことは、これっぽっちも認めてねぇからな。俺流に言わしてもらえば、お前なんかノー・フェースだ。顔じゃねぇんだよ。まあそれでも、海野、成田、面白いコンビだ。どっかの、空気読めなくて、空回りで結果出ない、サンケーか？スリーケーか？あいつらより威勢があって、いいんじゃねぇの。どこ行ってんだ、お前ら？でも、オレには匂いがするぞ。サンケーの……いや、スリーケーの」
※BUSHIはノーコメント
　
成田「（※コメントスペースにたどり着くなり崩れ落ちる。そのままコメント）鷹木、俺はあきらめねぇぞ。何回倒されようと、絶対キックアウトして、お前に勝ってやる」
海野「いろんな先輩の名前を出して噛みついてるけど、いま1番倒したい相手は、内藤哲也。コケにされたまんまで、負けて悔しい思いして、そのまんまで絶対終わらせないから。内藤のいないロス・インゴに負けても、悔しさしかないよ。内藤さんには相手されてないって？だったら、こっちから引き寄せてやるよ。何度だって、チャンスをつかみにいく。でも今日の負けは素直に受け入れて、また明日からぶつかっていきます」