第7試合はIWGP USヘビー級王者のジュース・ロビンソンにチェーズ・オーエンズが挑戦。両者は3.8後楽園での『NJC』一回戦で対峙し、オーエンズがパッケージドライバーで殊勲のフォール勝ち。オーエンズは3.13岡山の二回戦でYOSHI-HASHIに敗れるも、その試合後にジュースの保持するUSヘビーへの挑戦をアピール。急遽、今大会でベルトを賭けて雌雄を決することに。
　オーエンズは邪道を引き連れて入場。ジュースはベルトを腰に巻き、いつもの陽気な雰囲気とは異なり、気合満点の表情。そして花道でコスチュームとベルトを置くと、リングに向けてダッシュ。そのままオーエンズに飛びかかる。

 

　ここで試合開始のゴング。オーエンズも応戦するが、ジュースはリズミカルにナックルパート。しかし、左ストレートはオーエンズが場外にエスケープ。
　すかさずジュースがプランチャを放つも、オーエンズはかわしてリングへ。ジュースもすばやくリングに戻ると、オーエンズはタイムのジェスチャーを見せてまたも場外へ。
　ここでジュースは空中殺法を狙い、ロープに走るが、邪道が足を引っ張って妨害。ジュースは邪道を追いかけるも、オーエンズがカウンターのトラースキックを命中。
　オーエンズはジュースを鉄柵に二度にわたって投げつける。さらに鉄柱を利してバックブリーカー。
　戦場がリングに戻ると、オーエンズはジュースの横っ腹を蹴り上げる。さらにオーエンズはヒザを何度も土手っ腹に蹴り込み、ジュースを苦しめる。
　オーエンズはジュースをハンマースルーでコーナーに叩きつけ、さらにコーナートップに設置。ここから両肩に担いで雪崩式攻撃を狙うが、ジュースはヘッドバットで撃墜する。
　ジュースはトップロープに立つも、オーエンズは相手の足をはらう。さらにトップロープに腹ばいになったジュースの腹にヒザを突き上げる。
　ジュースがリングに落ちると、オーエンズはボディシザースから腕を決めていく。続いてオーエンズはキチンシンクの三連発。ジュースがダウンすると、オーエンズはベルトをアピールするポーズ。
　オーエンズは挑発するようにジュースの顔面を蹴り上げていく。ジュースは怒りの表情で立ち上がり、オーエンズに迫る。オーエンズはたじろぎながらもトラースキックを繰り出すが、ジュースはその蹴り足をつかみディフェンスしてエルボー。
　ここからエルボー合戦に突入し、ジュースが競り勝つが、オーエンズもスキをついて打撃のコンビネーション。だが、ジュースはカウンターのスピンキックをヒット。
　ジュースがロープに走ると、オーエンズが海野レフェリーの視界を奪う。すると邪道が場外から竹刀攻撃を炸裂。
　オーエンズはジュースの腹部をトップロープに叩きつける。さらにオーエンズはフロントキックでエプロンのジュースを蹴り飛ばし、ジュースは腹部を鉄柵に打ち付けてしまう。
　オーエンズはブレーンバスターの要領で持ち上げ、ジュースの腹部を鉄柵に叩きつけようとするが、逆にジュースがブレーンバスターで鉄柵に向けて放り投げる。
　ジュースはオーエンズを鉄柵に三度にわたって叩きつける。さらにボディスラムのように抱え上げ、鉄柱に腰を打ち付け、大ダメージを与える。
　ジュースはオーエンズをリングに戻し、サイドバックブリーカー。さらにオーエンズの腰のあたりにセントーンを浴びせる。だが、もう一度セントーンを放つと、オーエンズがヒザで迎撃。
　オーエンズはジュースにファイナルカット。さらにランニングニーを二連発で動きを止め、ジュエルヘイストからフォールに入るが、ジュースはカウント2でキックアウト。
　ならばとオーエンズはパッケージドライバーの体勢に入るも、ジュースはリバースネック。そして、突進してきたオーエンズをカニバサミでつまずかせ、顔面をコーナーに打ち付ける。すかさずジュースはオーエンズの背中にキャノンボールを炸裂。
　ジュースはオーエンズをコーナートップに設置し、トップロープから雪崩式ブレーンバスター。さらにそこからジャックハマーを決めるが、オーエンズはカウント2で必死にキックアウト。
　ジュースは気合を入れ、パルプフリクションのモーションへ。切り抜けたオーエンズはパッケージドライバーを狙うも、ジュースもしのぎ、両足を抱え込んでの逆エビ固め。
　すると邪道がエプロンに立ち、レフェリーは気を取られてしまう。オーエンズはタップアウトするも、レフェリーは気づかず、勝ったと勘違いしたジュースは技を自ら解いてしまう。
　ジュースはイラ立ちを見せながら、もう一度オーエンズの足を捕らえにいくが、オーエンズはキック。すると、ジュースはレフェリーに激突してしまう。
　オーエンズがジュースに向かうも、ジュースは振り向きざまにエルボー。さらにナックルを連発するが、うしろから邪道が竹刀攻撃。しかし、ジュースはゆっくりと振り向き、邪道の竹刀を捕らえ、ストンピングで反撃。
　邪道は竹刀を拾おうとするが、ジュースは踏みつける。邪道は許しを乞うと見せかけ、ジュースに殴りかかるも、この動きを読んだジュースはナックルパート。そして、竹刀で邪道の背中、腹部にフルスイング。さらにジュースは竹刀を追ってしまう。
　ジュースはオーエンズを捕まえにいくも、オーエンズは振り向きざまにパウダー攻撃。　さらに急所蹴りを見舞い、場外のレフェリーをリングに戻す。
　そして、オーエンズはプリンスズスロウンを決めてフォールへ。しかし、ジュースはカウント3寸前でキックアウト。
　ならばとオーエンズはパッケージドライバーを狙うが、腰のダメージでジュースを持ち上げることができない。オーエンズはもう一度パッケージドライバーにチャレンジするが、ジュースは脱出し、左ストレート。
　ここからジュースはパワーボムで叩きつけるが、カウントするレフェリーを邪道が場外に引きずり込む。するとバッドラック・ファレが登場し、ジュースに豪快なスピアー。
　邪道はUSヘビーのベルトをオーエンズに手渡す。オーエンズはベルト攻撃を狙うが、ジュースはファレへの誤爆を誘う。そして、ジュースはファレをラリアットで場外に排除。
　ここでジュースはオーエンズ、邪道に左ストレートを連発。そして最後はオーエンズにパルプフリクションを完璧に決め、3カウントを奪取。『NJC』のリベンジを果たすとともに、二度目の防衛に成功。