新日本プロレス本隊&CHAOS&フリーの連合軍が、LOS INGOBERNABLES de JAPONと対決する8人タッグマッチ。飯伏は3.21尼崎の『NJC』1回戦で内藤に勝利。しかし、前日(3.16)の後楽園大会で行われた2回戦でザックに敗れた。また、SHO&YOHは3.6大田区大会のIWGP Jr.タッグ戦でBUSHI&鷹木を下し、ベルトを奪還している。
YOHと鷹木の対決で試合の幕が開き、YOHがロープ際でクリーンブレイクせずにチョップを浴びせる。
これで鷹木はエキサイトするが、YOHがカウンターフライングフォーアームをお見舞い。さらにYOHがカニばさみで鷹木を転倒させると、SHOが低空ランニングフロントキックを頭部に食らわせる。
その直後、SHO&YOHはダブルドロップキックでBUSHIを蹴散らす。そして、替わった海野が鷹木に低空ドロップキックを見舞い、直後に控えの内藤を急襲。
続いてSHOがエルボー連打からロープへ走るが、EVILが場外から足を引っ張って転ばせ、間髪入れずに内藤が低空ドロップキックを食らわせる。
これでSHOが孤立する展開となり、鷹木が追走式キチンシンク、変型コブラツイスト、変型パワーボムホイップなどで追撃。そこへ海野が入るも、BUSHIが前方回転エビ固めの形で捕まえ、内藤が低空ドロップキックで撃ち抜く。
SHOのピンチは続き、BUSHIがミサイルキックをお見舞い。しかしSHOは、BUSHI&鷹木のトレイン攻撃を回避し、鷹木にカウンタースピアーで逆襲。そして、ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホイップでBUSHIを叩きつけ、ようやく飯伏とタッチ。
ここから飯伏対内藤となり、飯伏がカウンターレッグラリアットで先制。さらに、打撃ラッシュからその場飛びムーンサルトプレスへ繋ぐ。
すると内藤は、ロープを利用した変型バックブリーカーで飯伏に報復し、スイングネックブリーカードロップで追撃。そこからエルボー合戦を挟み、内藤のフェイント式延髄斬りがヒットする。それでも飯伏は反撃を試みるが、内藤がカウンタースパインバスターで叩きつけた。
これでEVILが登場するも、飯伏がカウンタードロップキックを見舞って脱出。スイッチした海野が、ランニングエルボー、カウンターランニングエルボー、串刺しバックエルボー、ブレーンバスター、コーナー最上段からのミサイルキックと一気に畳み掛ける。
続いて海野はフィッシャーマンズスープレックスを仕掛けるが、EVILがフィッシャーマンバスターへ切り返して逆転。そしてEVILはEVILを狙うが、海野が間一髪で身を守る。
ここから混戦となり、YOHがEVILにトラースキック、BUSHIがYOHに延髄斬り、SHOがBUSHIにバッククラッカー、鷹木がSHOにラリアット、飯伏が鷹木にミサイルキック、内藤が飯伏にジャンピングフロントキック。
その直後、海野が内藤にエルボー連打を浴びせ、EVILにもエルボーを見舞って行く。ところが、内藤がマンハッタンドロップで海野をストップさせ、直後にEVILがラリアットを食らわせる。そして最後は、EVILがEVILで海野を葬った。
試合後、内藤はIWGP ICベルトを使い、飯伏を挑発した。
鷹木「俺は一つ見逃さなかったぞ。YOH! オマエ、今日はベルト持ってきたけど、昨日は持ってこなかったな! えぇ!? 職務怠慢か? 一つ分かったことがある! SHO、YOH、3K! オマエら典型的な『燃え尽き症候群』だ。3・6大田区でジュニアタッグのベルトを獲って、それで全て満足してるんだろう。これでいいのか、オイ! 3K、新日本プロレス! よく考えたほうがいいんじゃねぇのか?」
BUSHI「小松、田中! もう一度言ってやるよ。俺らの力なら、いつでもジュニアタッグのベルト狙えるってことは、分かってるんだよ。それを証明してやるよ。オマエら、それだけは忘れんなよ。En Serio! マ・ジ・で!」
内藤「(※ベルトを掲げながら)このIWGPインターコンチネンタル王座を保持しながらIWGPヘビー級王座を獲得するという目標を掲げたわけでね。まぁ『NEW JAPAN CUP』は1回戦で敗退してしまいましたが、その目標に向けて、これからもこのIWGPインターコンチネンタル王座を保持し続ける理由ができたかな。
今はまぁ、『NEW JAPAN CUP』開催中ですから、負けた俺がね、ゴチャゴチャ他の話題を口に出すのは非常に失礼な話だと思うんで、明言は避けたいと思いますが、まぁ……俺のターゲット、やりたいなぁと思う相手が……(※指を1本、2本……と折って数える)何人か見つかったかな。そういう意味では、今日の8人タッグマッチ、非常に楽しい試合でしたよ。まぁ、先ほども言いましたが、まだ『NEW JAPAN CUP』開催中なんでね、あまり大きな動きは、俺はしたくないなぁと思ってますが、まぁ近いうちに動き出しますよ。いつまでも1回戦敗退したからって言ってね、この場に留まっておくわけにはいかない。そして、何よりも皆様が、こんな内藤哲也を見ていたくないでしょう。こんな、その場に留まっているような内藤哲也を見たくないでしょう。まぁそのうち、動き出しますよ。楽しみに待っていてください。アディオス!」
飯伏「(不思議そうな表情で)なんか……、だんだん……、調子が良くなってきたというか……。なんですかね? なんか調子が良くなってきました。ハイ。ひさびさにこのシリーズを通してやってきたからかもしれないし。昨日ちょっと、自分の中でやっぱり最初の目標だったチャンスを逃してしまったんですけど。まあ、ボクの中ではもう切り替わってね。次の目標に切り替えてます」
――という部分では、今日は内藤選手との試合でしたが?
飯伏「これが組まれた意味も、自分の中ではわかってるし。望んでいたとおりのカードになったなと。うれしいっすね。……あとは、ROPPONGI 3Kの二人と組めたのが……うれしいっすね(笑顔で3Kのほうを見て)。初ですよね? 初! ありがとうございます」
YOH「ありがとうございました」
飯伏「あとは……お願いします」
YOH「わかりました(笑)。」
※飯伏は先に控室へ
YOH「全部、放り投げるっていうね(笑)。……ボクはね、こう語ります。もう、わかってるって。わかってるから。追うモノよりも追われるモノのほうが厳しいってね。それは俺らが一番よくわかってるから。何が待っているか、防衛戦でもね、このベルトを賭けて世界中のチームと試合したい。だからね、どこだっていつだって防衛戦してやりますよ。俺たちにはそれができるって思ってるから。こうね、SHOと一緒にタッグやっている奇跡、歴史考えたらさ。引っ張っていけるの俺たちしかいないって思うから。だからね、新日本ジュニアに新しい風を吹かせますよ。それと、ニューヨーク決まってるよね? ニューヨークで試合がさ。だから先に、先にこう言っておきます。俺たちが、日本の、ROPPONGI 3Kだって」
SHO「いま、YOHさんが言ってくれたことがすべて……なのと、ベルトはいまここにある(ベルトを叩きながら)。ベルトを取り返すまでは、俺たちの課題は、このベルトを取り返すことだったんだ。ベルトを獲ってからも、俺たちまだまだ課題がいっぱいある、やらなきゃいけないことがいっぱいある。一つ一つでもいいんだよ。ちょっとづつ。NEXT、NEXT……」
※海野はノーコメント