第4試合は石井智宏&ウィル・オスプレイvsタイチ&ランス・アーチャー。『NJC二回戦』が行なわれる3.13岡山(石井vsタイチ)と3.14奈良(オスプレイvsアーチャー)のダブル前哨戦となる。
ゴング前から石井は「タイチ来い! コノヤロー!!」と挑発。しかし、タイチはコーナーに下がり、アーチャーが先発。するとオスプレイがリングイン。
開始のゴング、アーチャーはオスプレイとの身長差をアピールし、小馬鹿にする。アーチャーはロックアップからネックハンギングツリーのまま、オスプレイをトップコーナーに座らせる。そして頭を撫でると、怒りのオスプレイはエルボーを連発。だが、アーチャーはエルボー一発でダウンを奪う。
オスプレイもフライングフォアアームを決めるが、アーチャーはダウンせず。ならばとオスプレイはエルボーの連打からソバット。そして顔面にドロップキックを決め、トップコーナーへ。
タイチが妨害するも、オスプレイはこれを蹴散らすとアーチャーに向けてダイブ。だが、アーチャーは受け止め、そのままオスプレイを旋回させてマットに叩きつける。
アーチャーはさらに強烈なショートレンジのラリアット。そしてオスプレイを場外に連れ出し、鉄柵に叩きつける。オスプレイは果敢にエルボーを見舞うが、アーチャーはハンマーパンチで鎮圧。そこからオスプレイをリングに戻す。
次はタイチがオスプレイに顔面かきむしり。さらにレフェリーの死角をついてチョーク攻撃。ダーティーファイトでオスプレイを苦しめる。
続いてアーチャーがオスプレイの胸板に強烈な張り手。そして足首を踏みつけ、オスプレイのタッチを阻む。
アーチャーはオスプレイに豪快なパンチ。そしてハンマースルーでコーナーに叩きつけ、その反動でオスプレイは前方に吹っ飛んでしまう。
次はタイチがオスプレイにソバット。さらにコーナーに投げるが、オスプレイはその勢いを利してアーチャーにエルボー。
オスプレイはタイチにハイキックを見舞い、石井にタッチしようとするが、タイチが阻止。しかし、オスプレイは華麗なティヘラを決め、ようやく石井にスイッチ。
石井とタイチは技の読み合いを展開。そしてタイチが突進してくると、石井はカウンターのパワースラム。石井は逆水平チョップを連発。だが、タイチもジャンピングキックで応戦。
タイチはパンタロンを脱ぎ去り、バズソーキックを繰り出すが、石井はかわす。ここからタイチがロー、石井が逆水平チョップで激しい応酬。
競り勝ったタイチはアックスボンバーを狙うが、防いだ石井はヘッドバット。しかし、タイチはジャンピングキックを炸裂。
次はオスプレイとアーチャーのマッチアップ。オスプレイはハンドスプリング式のスクリューキックを決める。続いてスワンダイブで飛びつくが、アーチャーはノドもとをつかんで捕獲。するとオスプレイは後方回転して脱出。そしてバックに回るが、アーチャーは切り抜けてロープへ。するとオスプレイは延髄斬りを見舞う。
だが、オスプレイがロープに飛ぶと、アーチャーは死角から強烈なショルダータックル。そしてアーチャーはオスプレイを高々と抱え上げてチョークスラム。しかし、フォールは石井がカットイン。さらに石井はタイチにショルダータックル。だが、アーチャーが石井にフロントキック。
アーチャーはオスプレイにブラックアウトを仕掛けようとするが、石井がショルダータックル。オスプレイはその勢いを利して十字固めで丸め込み、価値ある3カウンとをゲットした。
オスプレイ「(※フラフラした足取りで、立っていることすらできずにフロアへ崩れ落ちる。弱々しい口調で)みんな大喜びしてた。みんな大喜びしたあとに、叩きのめしやがって、何の意味があるんだ? 終わったら、風が吹き抜けるようにさっさと去れ。お前はデカすぎるよ。今まで経験したことないサイズだ。だけど、俺が勝った。こんな所で倒れていられない。(※ゆっくりと立ち上がるも、足が震えていてなかなか体を起こせないが)立ち上がっていかないとな。何度やられれようとも、俺はやらないといけないんだ。見とけよ。俺はやるから。負けてからどれだけ俺を叩きのめそうとも、あとの祭りだからな。お前の1発1発の破壊力はよくわかった。今まで味わったことないほどの破壊力だった。ここまで体重差があるのはしんどいが、必ずお前をやっつける。この言葉をウソにはしない……」
※石井はノーコメント
アーチャー「(※静かな口調で)あれでやっつけたつもりか? ゴミくずのように叩きつけられたのは誰だ? まあ、勝って、さぞうれしいことだろうな。次は皆殺しだ。ウィル・オスプレイ、お前は俺を変えてしまったんだ。お前はヘビー級なんかじゃない。地の底まで落としてやる。ジュニアでしかないってことを思い知れ」
タイチ「石井、テメェみたいなのは単なる強がり。ホントはボロボロだよ。歩くのもやっとだ、テメェは。オレにはわかってるよ。だからよ、お前には(※マイクを指して)これも、(※胸からぶら下げた袋に入っているアイアンフィンガーを指して)それも、あれも、どれも、使わねぇでやろうと思ったんだけどよ、テメェ、昨日言ったんだな? 『マイクだろうがアイアンフィンガーだろうが、金丸だ、デスペだ、全部使ってこい』つったな。ひとつ抜けてんの、俺の武器……もうひとつな。でも、テメェ言ったな。テメェで言った言葉、責任とれよ。そう言って挑発されたからって、俺は武器を捨てて、武器じゃねぇな、俺の体の一部だ。こいつらを、そのへんに投げ捨てて、テメェとやってやるって言うと思ったか? 『真っ向勝負してみろ』? これが俺の真っ向勝負だ。これが俺のやり方なんだ。テメェが挑発したんだからな。テメェの言うすべて、使わしてもらうからな。マジでやるから。テメェが言ったんだからな。まあ、石井なんかによ、時間使ってるヒマもねぇんだけど。今回のてっぺん、一応、獲るつもりでいるからよ。マディソン(・スクウェア・ガーデン)がなんだ? IWGP(ヘビー級挑戦)がなんだ? その前によ、てっぺん獲ったら、もっと他に俺はやりたいことがある。まあ、それはそん時、また言うわな。じゃあ、石井、楽しみにしとけよ」