本隊同士による8人タッグマッチ。『NEW JAPAN CUP』1回戦を闘う、棚橋と海野(3.10尼崎大会)、真壁とカバナ(3.11高松大会)、天山と田口(3.10尼崎大会)がぞれぞれ前哨戦として激突。既に1回戦敗退となった永田と中西も両陣営に別れて8人タッグマッチに加わる。
先発を買って出た海野は棚橋にいきなりエルボーで襲いかかる。棚橋もエルボーで反撃。しかし、海野は臆せずバックエルボー。さらにエルボーアタックで殴り倒して逆エビ固めを仕掛けていく。だが、棚橋も極めさせずに逃れて距離を取る。
一旦カバナとタッチして引っ込んだ海野だが、棚橋がリング上にいるのを見るとカバナに試合権利を譲ってもらって再び登場。しかし、ここは棚橋のエルボーの餌食にされてしまう。ここで両陣営、永田とカバナにタッチ。カバナに対して永田はフェイントの低空ドロップキックからローキックを連打。ならばとカバナは永田を動きで翻弄し、いきなりスーパーマンだ。
続いて天山が登場すると、青コーナーからも田口が登場。田口はモンゴリアンチョップをすると見せかけてグータッチを突き出す。しかし、天山は惑わされずショルダータックルでふっ飛ばして、田口のお株を奪う腰振りポーズ。そして両者チョップ合戦を展開する。ここで天山がモンゴリアンチョップを連発。さらに挑発するようにヒップバットを連発して田口を悶絶させてみせる。
しかし、田口もコーナーに振られたところをカウンターで戻ってきてヒップアタック。さらにモンゴリアンチョップをすると見せかけてヒップバットだ。そしてタッチを受けた中西が野人ダンスからのヒップバット。続くカバナも田口の指令でヒップバットだ。
さらにタッチを受けた海野もケツをぶつけていく。だが、天山はマウンテンボムでお返し。そして棚橋にタッチだ。棚橋はエルボーで猛然と海野に襲いかかり、ジャンピングのフォアアームを炸裂させる。
さらに棚橋はボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからサンセットフリップを投下だ。そして逆エビ固めに捕獲した棚橋。高角度で極めていく。だが、海野も必死にロープエスケープ。そして足で蹴り上げてこの窮地を脱するとボディスラムで棚橋を叩きつけてみせる。
さらに海野はお返しとばかりに逆エビ固め。だが、棚橋はこれを足の力で外してロープに飛ぶ。すると海野はカウンターのドロップキックをお見舞いだ。
しかし、続く中西がドラゴンスクリューで倒され、棚橋から代わった真壁のパンチ攻撃の餌食となる。だが、中西もショートレンジのラリアットで対抗。そして自軍の味方を呼び込むとトレイン攻撃から、自身は野人ハンマーだ。
そして真壁をアルゼンチンバックブリーカーに捕らえた中西。これを永田がキックでカット。真壁を放した中西だが、それでも倒れない。その中西に天山がラリアット、棚橋がスリングブレイドを連続で発射。ようやく倒れた中西に真壁がキングコングニードロップを投下。中西から3カウントを奪ったのだった。
試合後、棚橋に襲いかかる海野。ヤングライオンたちが必死にそれを止める。それでも棚橋に食ってかかる海野をカバナたちが引き離したのだった。
田口「いよいよ明日、(『NJC』)1回戦。1回戦、ハイ。まあ、“お互い手の内は明かさず”って感じでしたけど、天山さんの調子もいいし、いい試合をした上で勝ちたいと思います。明日、尼崎。ガバガバの大穴が、いい潮風を…いい潮風吹かせます」
海野「ついに明日! 泣いても笑っても1発勝負。絶対負けません。諦めません。絶対、棚橋さんを倒してみせます」
カバナ「聞いてくれ。確かにこの試合では勝てなかった。が、この試合はタッグマッチだ。次は1対1のシングルマッチ。真壁が相手か。真壁はオレにとっての踏み台でしかない。『NEW JAPAN CUP』、オレは負け犬にはならない。1番になるのは、このオレだよ。イチバーン」
※中西はノーコメント
真壁「今日の(勝利)はデカかったな、オイ。もうイニシアチブ取ってんだろ? オイ、なんべんでも言ってやる。昨日、今日って、俺、息切れてる!? (※長州力の真似で)いや、キレてないよ。俺、キレたら大したモンですよ。(※元の口調で)ということなんだよ。テメェらがよ、束で来ようが、何で来ようが、俺たちはそうやすやすとよ、やられやしねぇんだよ。いいか? その分だ。テメェらよ、覚悟して試合に臨んで来い。片っぱしだ。片っぱしからよ、俺のことわからしてやる。それだけだよ」
天山「オッケー。いよいよね、明日の尼崎。あの田口のケツをグッチャグチャにするから。1回戦、軽く突破して、その先上に、トップ、ニューヨークまで、行くしかないでしょ。どんどんどんどん来いよって。田口、お前のケツより俺のダイヤモンドヘッドのほうが硬いんやって。バラバラにしてやるからって。いくらでもケツ来いや。全部割ったるよ。まあ1回戦、軽く、ガッチリ、明日、勝利して。次は誰が来てもいいようにやりますよ。よく見とけ。カモ~ン」
棚橋「よし! 『NEW JAPAN CUP』1回戦。(噛まずに)言えた。前も言ったけど、俺が逆の立場だったらどうするか!? 明日、翔太に必要なのは、(※指を1本ずつ折りながら)“俺と闘えてうれしいのか?”“俺に勝ちたいのか?”“俺を超えたいのか?”。どういう気持ちで向かって来るかが一番大切だと思う。俺はどこにも行かないから。新日本プロレスのリングの真ん中にいるから。新日本プロレスだって偉大な先人がいるでしょ? (アントニオ)猪木さん、長州(力)さん、藤波(辰爾)さん。尊敬してる。もちろん尊敬してるけど、俺は『“あそこ”まで行きたい』って思ってないんだよね。『“あそこ”を超えたい』と思ってるから」
※永田はノーコメント