メイン（第8試合）では『NJC』準々決勝として、オカダ・カズチカとウィル・オスプレイが激突。両者は昨年3月の『旗揚げ記念日』で、階級の壁を越えた“IWGP王者対決”を行ない、そのときは激闘の末にオカダがレインメーカーで勝利を収めている。その後、ヘビー戦線でも活躍中のオスプレイが、今回『NJC』の舞台でオカダの牙城に挑むことに。
　オスプレイはNEVERのベルトを巻き、気合充分の表情で入場。オカダは場内を見渡し、貫禄を漂わせながらリングイン。

 

　開始のゴング、場内は両者へのコールが交錯する。バックの取り合いから、オカダはグラウドに持ち込むが、オスプレイもすばやく反応。続いてリストの取り合いになると、共に巧みな動きを見せる。
　オカダはしつこく相手のリストを捕獲。オスプレイは切り抜けてヘッドロック。オカダはロープに押し込み、張り手を繰り出すと見せかけてオスプレイの頭を撫で、クリーンブレイク。
　怒りのオスプレイは突進するが、オカダはヘッドロックで捕獲。そしてショルダータックルでダウンを奪うが、オスプレイはネックアップで立ち上がる。オカダはニヤリと笑うとエルボー。ここからエルボー合戦となり、さらに激しいロープワークへ。
　オスプレイはモンキーフリップでオカダを場外に追放すると、空中殺法と見せかけ、トンボを切って場内を沸かせる。
　オカダがエプロンに上ると、オスプレイはスライディングキック。そしてプランチャを放つが、オカダはかわし、オスプレイを鉄柵へ。だが、オスプレイは鉄柵を飛び越え、突進してきたオカダをエルボーで迎撃。そしてオスプレイは鉄柵に飛び乗るが、オカダはエルボーで撃墜。
　オカダはオスプレイをリングに戻し、セントーン・アトミコ。そしてオスプレイのポーズを真似るような仕草。
　オカダはオスプレイに涼しい表情でバックエルボーを連発。オスプレイもエルボーを返すが、オカダはネックブリーカードロップ。そしてチンロックへ。
　オカダはオスプレイをセカンドロープに設置するとドロップキックで場外に落とす。だが、深追いせず、コーナーにもたれかかってオスプレイを待つ。
　オスプレイがエプロンに上がると、オカダ「来い、テメー！」と挑発しながらストンピングとエルボー。
　ロープを挟んで両者はにらみ合い。オスプレイは両足をオカダの脇にさすと、そのまま場外にうまく落とす。そして、オカダにサスケスペシャルをヒット。
　オスプレイは気合を入れると、オカダをリングに戻し、打撃のコンビネーション。さらにハンドスプリング式のスクリューキック。
　オカダはオスプレイの串刺し攻撃をかわすとDDTを狙うも、切り抜けたオスプレイはロープへ。しかし、オカダはカウンターのフラップジャック。
　続いてオカダはリバースネックブリーカーへ。そしてトップコーナーからダイビングエルボーを発射し、レインメーカーポーズ。そのタイミングでオスプレイも立ち上がり、不意打ちのハイキックでオカダをダウンさせる。
　オスプレイはスワンダイブのエルボーアタック。続くストームブレイカーをオカダがしのぐと、オスプレイは首を固定してステップキックを連発。そしてストームブレイカーを放つが、オカダは巻投げで切り返し、間髪入れずにショットガンドロップキック。
　ここから両者は激しいエルボー合戦へ。オスプレイはエルボーをかわしてバックスライドの体勢から、そのままオカダのリストを離さずショートレンジのラリアット。
　さらにオスプレイは手首を離さずラリアット。続く掟破りのレインメーカーをかわしたオカダは、背後からドロップキック。
　続く正面からのドロップキックをかわしたオスプレイは、その場飛びシューティングスタープレス。しかし、オカダはヒザで迎撃し、エルボースマッシュ。
　しかし、オスプレイはハイキック、死角からのトラースキックでオカダをひざまづかせる。そして後頭部にエルボーを狙うが、オカダはかわしてヘビーレイン。だが、オスプレイはオスカッターのように切り返す。
　そしてサマーソルトキックからジャンピングハイキック、トラースキックとたたみかける。続いてオスプレイはオカダを肩車したままセカンドロープに上り、雪崩式アイコノクラズム。だが、フォールはオカダがカウント2で必死にキックアウト。
　勢いに乗るオスプレイはロビンソンスペシャル。そしてオスカッターを繰り出すが、オカダは受け止めてジャーマンで叩きつける。
　オカダはリストをつかんだままレインメーカー。しかし、オスプレイはスパニッシュ・フライで切り返す。そしてオスプレイはトップコーナーからうつ伏せのオカダにシューティングスタープレス。続いて、正調のシューティングスタープレスを放つも、オカダはカウント2ではねかえす。
　ならばとオスプレイはもう一度オスカッターを繰り出すが、オカダはドロップキックで撃墜。そしてツームストンパイルドライバーを決め、雄叫びを上げるとレインメーカーへ。
　だが、オスプレイは回避し、ストームブレイカー。オカダも切り抜け、旋回式のツームストンパイルドライバーを炸裂。そして最後はレインメーカーで粘るオスプレイを沈め、準決勝進出を決めた。