第6試合は後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&獣神サンダー・ライガー組とバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ &石森太二組による6人タッグ。3.6大田区でIWGPジュニアヘビーを賭けて争う王者石森と挑戦者ライガーにとっては前哨戦となる。2月の前哨戦ではライガーが石森を圧倒したが、大一番を目前に控え、王者の挽回なるか?
先発はライガーと石森。リストの取り合いから、ライガーはグランドに持ち込み石森を翻弄。次はファレが入ると、ライガーは「よし、行くぞ!」と気合いを入れる。ファレはライガーをロープに押し込んでクリーンブレイク。すると、ライガーは胸板に張り手を連発。ファレがひるまないと見ると、足を踏みつけてからボディスラムの体勢へ。だが、持ち上がらず、逆にファレがボディスラム。ここからBULLET CLUBは相手チームを場外戦に持ち込む。
戦場がリングに戻ると、オーエンズがライガーにストンピングを連発。そして後頭部にエルボーを叩き込む。次は石森が登場すると、ライガーはBULLET CLUB3人に対し、張り手を見舞う。しかし、すぐにファレに鎮圧されてしまう。
石森はライガーに串刺し攻撃を狙うが、ライガーは寸前で回避。だが、自軍コーナーに戻ろうとすると、石森が阻止。そしてロープに走るが、ライガーはカウンターのケブラドーラ・コンヒーロを決め、ようやく後藤にスイッチ。
相手コーナーからオーエンズが飛び出すと、後藤はカウンターのキック。さらに村正、バックドロップとたたみかける。オーエンズがロープに走ると、後藤は追走式ラリアット。そしてファレをブレーンバスターで、オーエンズの上に投げつけようとするが、逆にファレのボディスラムの餌食に。
続いてオーエンズが後藤にジャンピングニー。そして、YOSHI-HASHIをブレーンバスターで後藤に叩きつけようとするが、逆にYOSHI-HASHIに投げられてしまう。続くCHAOSタッグの連係を切り抜けたオーエンズは、ファレにスイッチ。
ここからBULLET CLUBはYOSHI-HASHIにトレイン攻撃。ファレは強烈なボディプレス、エルボードロップを決める。だが、YOSHI-HASHIはファレにカウンターの低空ドロップキックを決め、追撃のヘッドハンター。
YOSHI-HASHIは気合いを入れ、ファレに串刺しラリアット。そしてトップコーナーに上るが、ファレがサモアンドロップで担ぎ上げる。これを切り抜けたYOSHI-HASHIはファレにジャーマンを狙う。
ファレが脱出すると、YOSHI-HASHIはスピンキック。さらにカチ上げ式のラリアット3連発でダウンを奪う。そしてYOSHI-HASHIはファレにランニングのダブルニー。続いて腕ひしぎ逆十字を決めるが、オーエンズがリングイン。すると、YOSHI-HASHIはオーエンズに向かっていくが、ファレが背後からYOSHI-HASHIの後頭部にラリアット。そして最後は豪快にグラネードを決め、YOSHI-HASHIから3カウントを奪取した。
石森「まあ、油断してたわけじゃないけど、(2.22)後楽園ではライガーに秒殺されてるからさ。ま、(3.6)大田区までまだ何戦か前哨戦があるから、獣神サンダー・ライガーをしっかり、隅々まで研究するよ」
※ファレ&オーエンズはノーコメント
ライガー「体調はすごくいいし、自分の体調を見ながら、調子を上げていきながら、(3.6)大田区に向かってるっていう感じですよね。ちょっとつかまってしまいましたけど、そこで心が折れることもなかったし。5分前後かな、つかまったけども、スタミナも切れてないし、まったく絶好調といっていいぐらい。今日の負けがどうのこうのじゃなくて、俺はもう、パートナーには悪いけど、大田区を見てるんで。今日負けたからどうっていうことはないし、後れを取ってる感じはまったく、僕はない。まあ、ファンの皆さんはどう見てるかわからないけど、調子は上がってるっていうか、絶好調。もうベルトは、獲るしかないでしょう、この歳で。ひっくり返るぜ、みんな。『あの歳でやりやがったよ』って。だからこそ夢があるんだ、プロレスはな。以上、それだけだ」
――ベルト奪取に成功すれば、IWGPジュニア王者史上最年長記録になります。あっ、ヘビー級を含めても最年長ですね。
ライガー「獲りたいねぇ。頑張ります。(ベルトを獲ったら)パーティーしてくれよ」
※後藤&YOSHI-HASHIはノーコメント