旗揚げ記念シリーズ

日時: 2019年3月1日(金) 17:30開場　18:30開始
会場: 埼玉・熊谷市立市民体育館
観衆: 1,308人

第4試合 20分1本勝負

吉田綾斗
タイチ

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　第4試合は本間朋晃&吉田綾斗組と鈴木みのる&タイチ組が対峙。3.8後楽園の『NJC』一回戦で激突する本間とタイチにとっては前哨戦となる。
　本間はタイチに先発を要求するも、タイチは入場コスチュームのまま。ようやくガウンを脱ぐと、肩から飯塚高史が持っていたサコッシュが。それをタイチが外したところで、開戦のゴング。

　本間はヘッドロックで締め上げ、さらにショルダータックルでダウンを奪う。しかし、小こけしのモーションに入ると、タイチはすばやく場外に回避。
　次は鈴木と吉田のマッチアップ。力比べの体勢から、鈴木は巧みにリストを決める。吉田はロープエスケープ。すると鈴木は離れ際にバックエルボー。ここから勝者はエルボー合戦へ。劣勢の吉田だったが、スキをついてショルダータックルでダウンを奪う。
　吉田はエプロンの鈴木を追うも、ぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字で捕獲されてしまう。ここから鈴木軍は場外戦に持ち込む。鈴木は吉田にイスを振り下ろしていく。タイチも本間を蹂躙。
　吉田はカウント19でリングにギリギリ生還。吉田のエルボーに対し、鈴木は仁王立ち。そして強烈なエルボー一撃でダウンを奪い、タイチとスイッチ。
　タイチは吉田にチョーク攻撃。さらに相手コーナーの本間にツバを吐きかける。次は鈴木が吉田にエルボー。吉田も雄叫びを上げてやり返すも、鈴木が圧倒。だが、吉田はカウンターのエルボーを決め、ようやく本間にスイッチ。
　本間は鈴木のフロントキックをかわしてショルダータックル。そして逆水平チョップを連発し、串刺しエルボー、フェイスクラッシャー。しかし、続く小こけしはかわされてしまう。
　鈴木は本間の首筋にエルボーを落とす。本間は気合いを入れるが、鈴木はエルボーの連発でダウンを奪い、タイチと交代。タイチはフォールに入るも、本間はカウント2で必死にキックアウト。
　タイチは小馬鹿にするようにストンピング。本間も意地でエルボーを返すが、タイチは鋭いソバット。さらに左ミドルから「終わりだ、テメー！」と顔面を蹴って挑発。
　しかし、本間は蹴り足を受け止め、串刺し攻撃。だが、かわしたタイチはジャンピングキック。そしてパンタロンを脱ぎ、ロープに走るが、本間はエルボーでダウンを奪い、今度こそ小こけしをヒット。
　タッチした吉田はランニングエルボーでタイチからダウンを奪う。さらにボディスラムを仕掛けるも、こらえたタイチは串刺し攻撃へ。しかし、逆に吉田が串刺しニー。さらにボディスラムで叩きつけ、本間と連係攻撃。そしてジャンピングネックブリーカーを決めるも、鈴木がカット。
　吉田は「立て、オレ！」と叫びタイチにハイキック。かわされると、ロープに走るが、タイチはカウンターのアックスボンバーをヒット。そして、タイチ式ラストライドを狙うも、吉田は脚力でリバース。
　だが、ロープに走ったところで鈴木がスリーパー。そこにタイチがバズソーキックを叩き込みフォールに入るも、本間がカットイン。しかし、最後はタイチがカウンターの天翔十字鳳で吉田から3カウントを奪った。　

COMMENT

タイチ「本間よ、言ったな、あの時。年末、12月二十……何日だったか忘れたよ。同じカードだったな。まあ、（俺の）横にいたのはTAKAだけど。おんなじカードでやったよな、（12.22）『タカタイチハウス（in）横浜』。まったくおんなじメンバーで。その時、テメェのヨボヨボさがひどすぎてよ、試合になんなかったな、オイ。見てたろ、お前？なんだ、（あれでも）試合か？客から金取れる試合見せたのか、あいつは？できねぇんだったらやめろ、さっさと。失礼だ。テメェも命張ってやってっかもしれねぇけど、その命、もたねぇじゃねぇか、全然。だったらやめろ、さっさと……。でもその時言ったよな、『もし俺ともう1回やりてぇんだったら、万全な状態で自信ができたらでいい、俺の前にもう1回立ってみろ』って、俺言ったよな？それを決めたってことは、テメェ、どうせ会社に自分で言ったんだろ？『NEW JAPAN CUP』出してくれ。そしてタイチとやらしてくれ。あの時、相当悔しかったんだろ。だから自分で言ったんだろ？だからこうなったんだ。直訴したんだったらよ、それなりの覚悟持って来いよ。もうこの前みたいに『次は……』なんて言わねぇぞ。次はねぇぞ。進退懸けて挑んでこい。テメェの進退懸けて、すべてぶつけて来い。それだけのタンカ切ったんだ。わかったな？進退懸けろ」
※鈴木はノーコメント
　
本間「『進退懸けろ』とかさ、言ってるけど、俺だっていま、どんな立場か重々わかってんだよ。そんなに懸けろって言うんだったら……でもよ、お前に進退を決められる筋合いなんてねぇんだよ。俺が一番よくわかってる。ただ一つ、お前、余裕ぶっこいてると、わかんねぇぞ。俺は全敗するつもりなんか毛頭ないですけど、でも、お前にはない何かを俺は持ってるはずですから。俺はあきらめない。絶対あきらめない。何もかもあきらめないですから」
※吉田はノーコメント

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