第7試合はROH世界TV王者のジェフ・コブが、ベルトを賭けて後藤洋央紀を迎撃。
コブは昨年7月にROHデビューを果たすと、同年10月にROH世界TV王座を獲得。後藤とは昨年7月の新日本のサンフランシスコ大会でも対戦し、そのときはコブが後藤のNEVER王座に挑み、白熱の肉弾戦の末、GTRの前に惜敗。今回は立場を入れ替えての再戦となり、コブとしてはあのときの雪辱を晴らしたいところ。しかし、後藤としても自身初となるROHのベルトを手中にすべく気合いは十分。
開始のゴング、両者はリストの取り合いへ。そしてコブが後藤をロープに押し込んでクリーンブレイク。すると次は後藤がコブをロープに押し込み、胸板に張り手。そして「来い、コラ!」と挑発。
ここから熱のこもったショルダータックル合戦、そしてエルボー合戦移り、後藤が競り勝つ。だが、コブも負けじとショルダータックルでダウンを奪う。
コブは強烈な逆水平チョップで快音を響かせる。さらに重いパンチから、軽快なドロップキックを放ち、場内をどよめかす。コブは後藤の背中にヒザ、ハンマーパンチを叩き込む。
劣勢の後藤だったが、串刺しボディプレスをかわし、ラリアットでコブをエプロンサイドに追放。そしてもう一発ラリアットを放ち、コブを場外に落とす。それを追った後藤は、コブを鉄柱に叩きつける。
さらに後藤はセコンドの上村をブレーンバスターでコブに叩きつける。これには場内からブーイングが発生。
後藤はコブをリングに戻すと、背中にサッカーボールキック。さらに額にエルボースタンプを叩き込み、チンロックへ。そしてクルックヘッドシザース、フェイスロックでダメージを蓄積させる。
攻撃の手を緩めない後藤は、河津がけからグラウンド卍固め。コブは必死にロープエスケープ。勢いに乗る後藤は村正からトップロープに上り、ダイビングエルボー。しかし、これはコブが間一髪でかわす。
コブは左肩を押さえて顔をしかめると、右腕で逆水平チョップとエルボーを連発。さらに飛距離のある串刺しジャンピングエルボー。しかし、二発目は後藤がかわして突進。それを受け止めたコブは、豪快にスープレックスで投げ捨て、その場飛びムーンサルトプレス。
コブは後藤のバックを取るが、これは後藤が切り抜ける。しかし、コブは後藤を捕獲し、一気にアスレチックプレックス。そしてツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、後藤はロープで踏みとどまり、ラリアットを炸裂。
しかしコブは倒れず、ロープへ。すると後藤はカウンターの牛殺しを炸裂。ここから両者はエルボー合戦へ。そして、後藤が豪快なラリアットでコブを一回転させる。
後藤は雄叫びを上げると、コブの胸板に強烈なキック。しかし、フォールはカウント2でキックアウト。すると後藤はGTRを狙うが、コブは切り返してブレーンバスターの体勢へ。しかし、後藤も耐えて裏GTR。そして気合を入れ、GTRを仕掛けようとするも、コブはキックで頭部を蹴り上げて脱出。そこからエビ固めで丸め込むが、後藤はカウント2で返す。
ここから技の読み合いを経て、後藤がロープに走ったところを、コブがガッチリと捕獲。そして一気にツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂させ、3カウントを奪取。コブが王座防衛に成功した。